10/8【NOAH】武藤が桜庭との“ダブルインパクト敢行"を予告 10・10大阪で清宮&拳王と激突
10・10大阪大会の「清宮海斗&拳王vs武藤敬司&桜庭和志」に向けた会見が8日、都内ホテルで開かれ、両軍が出席。武藤が桜庭との合体技“ダブルインパクト"敢行を予告した。
武藤&桜庭組と、清宮&拳王組による越境タッグマッチが大阪ビッグマッチで『N-1 VICTORY 2021』の“追撃戦"として実現。やはり武藤&桜庭のビッグネームコンビに注目が集まるが、会見でまず先制パンチ(?)を打ち込んだのは意外にも桜庭だった。
「このタッグがなぜ組まれたのか、ちょっと分からないんですけど、さっき裏で、トイレで武藤さんと一緒になりまして、おしっこするのも大変そうだったので(笑) 僕がこのタッグチームを引っ張りたいと思います」と決意表明。
すかさず武藤も「ちょっとおしっこの出方がしょぼい武藤です」と笑いながら呼応。「彼には彼なり、俺には俺なりのプロレスがあって、それを通して、いい形で化学反応が出ればいいかな、なんて思っております」と見通したうえで「ダブルインパクト狙っていきましょう」と持ちかけた。
“ダブルインパクト"は一人が相手を肩車し、そこへもう一人がダイビングラリアットを放つ合体技。ロード・ウォリアーズの得意技であり、プロレスならではの“タッグマッチ"における合体技の代名詞でもある。
…が、桜庭は「僕はハッキリ言って蝶々結びもできないので、そのダブルインパクトっていうのはよくわかりません。映画の名前かと…」といつもの調子で苦笑い。とはいえ「やろうよ!」と迫ってくる武藤の圧力に「裏で練習をお願いします」と応じた。果たして武藤&桜庭組による“ダブルインパクト"は実現するのか…。
清宮&拳王組としては、会見でもまんまと“持っていった"武藤&桜庭の存在感を凌駕できるかがテーマとなる。長らく敵対し続けているが、「昔のことにこだわらず、プロレスとして純粋に何ができるのか楽しみたい」(清宮)、「このタッグマッチを単純に楽しみたいと思う。そして、俺が一番存在感を残して、勝つのはこの俺、拳王だ」(拳王)と遺恨は一度横において久々に組むつもり。
拳王は「相手チーム、軍団違うのに、こんなに息合うのが驚いてるよな。おしっこの出も悪い、蝶々結びもできないヤツに俺たち今のノア、負けたらダメだろ。俺が必ず倒してやるよ」と和気あいあいのビッグネーム・コンビを皮肉ったが、桜庭も「おしっこも蝶々結びの話も冗談なので、本気にしないでください」と苦笑し、どこまでもコントラストが際立った。
【会見の模様】
▼清宮「清宮です。N-1では悔しくて悔しくて。でも、その気持ちで止まらずに日々これてます。対戦相手に桜庭和志、そして武藤敬司。そしてまさかの隣には拳王がいる。今、純粋にプロレスができてるので、このタッグ、あんま昔のことにこだわらず、プロレスとして純粋に何ができるのか楽しみたいと思います」
▼拳王「N-1 VICTORY準決勝で清宮と当たって、こいつのことを認めた…わけではないが…だが、否定をすることもなく、このスペシャルタッグマッチ、武藤敬司、桜庭和志、そして清宮海斗。このタッグマッチを単純に楽しみたいと思う。そして、俺が一番存在感を残して、勝つのはこの俺、拳王だ」
▼桜庭「はい、どうも桜庭でございます。このタッグがなぜ組まれたのか、ちょっとわからないんですけど、さっき裏で、トイレで武藤さんと一緒になりまして、おしっこするのも大変そうだったので(笑) 僕がこのタッグチームを引っ張りたいと思います。よろしくお願いします」
▼武藤「ちょっとおしっこの出方がしょぼい武藤です。ほかの格闘技にはない、このタッグマッチということで、タッグマッチならではの試合ができたらいいかな、なんて思ってます。だけど、しかしながら当日は試合が始まる、おそらく始まるまでコミュニケーションはとらないんじゃないかなと思ってますけど、彼には彼なり、俺には俺なりのプロレスがあって、それを通して、いい形で化学反応が出ればいいかな、なんて思っております。あと、狙うはダブルインパクト。ダブルインパクト知ってる? (困惑する桜庭に)まあいい。ダブルインパクト狙っていきましょう」
――武藤選手からダブルインパクトを呼びかけられたが、ダブルインパクトが何か把握している?
▼桜庭「僕はハッキリ言って蝶々結びもできないので、そのダブルインパクトっていうのはよくわかりません」
――技のダブルインパクトで間違いない?
▼武藤「そうそう。ロード・ウォリアーズがやってた」
▼桜庭「ああ。映画の名前かと思って。すいません」
▼武藤「技の名前ね、技の名前」
――やるとしたら武藤選手が肩車して桜庭選手が飛ぶ?
▼武藤「それは敵もいることだし、あとで作戦会議できたらして」
――武藤選手とのタッグはどんなものになりそう?
▼桜庭「コミュニケーションとるつもりはないので、どうなるかわかりません」
――出たとこ勝負になる?
▼桜庭「そうですね」
▼武藤「ダブルインパクトしようよ」
▼桜庭「…はい。裏で練習をお願いします」
――清宮選手は過去の因縁は一度ニュートラルにして拳王選手と組みたいと?
▼清宮「そうですね。この試合はこの試合で、もう過去のことは気にしないでやりたいと思います」
――N-1で三度目の正直で超えられなかった壁が大阪でも目の前に立つが?
▼清宮「それもたぶん、このまま普通どおりにやっても超えらえるかわからないので、こういう新しい刺激っていうのを利用できればなと思います」
――拳王選手はN-1前に「ノアが老人ホーム化してしまう」と危機感をあらわにしていたが、50代のビッグネームvs現ノアの中心選手という図式でもあるが?
▼拳王「そうだよな。まず一番はじめに驚いてるのが相手チーム、軍団違うのに、こんなに息合うのが驚いてるよな。おしっこの出も悪い、蝶々結びもできないヤツに俺たち今のノア、負けたらダメだろ。俺が必ず倒してやるよ」
▼桜庭「(苦笑) すいません。おしっこも蝶々結びの話も冗談なので、本気にしないでください」
