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10/9【スターダム】緊急出場・朱里が“伝説の10・9"に武藤ばり足4の字固めで鹿島料理

『10th Anniversary GRAND FINAL OSAKA DREAM CINDERELLA 2021 〜大阪めっちゃスターダム〜』大阪城ホール(2021年10月9日)
ワールド・オブ・スターダム王座挑戦権利証マッチ&SWA世界選手権試合 ○朱里vs鹿島沙希×

 緊急出場した朱里が“伝説の10・9"に、ドラゴンスクリューからの足4の字固めで鹿島を料理。次なる目標にAZMとの雪辱戦を掲げた。

 「5★STAR GP」を制した朱里は、ワールド王座への挑戦の舞台を12・29両国大会に指定。今大会では当初、「5★STAR GP」で敗れた小波相手にワールド王座挑戦権権利証とSWA王座を懸けたリベンジマッチを予定していたが、小波が急性腸炎のため欠場に。試合は中止となったが、第0試合で勝利した鹿島が朱里に対戦を要求。急きょ鹿島と朱里による一騎打ちが実現する運びとなった。小波戦はUWFルールを予定していたが、今回の試合は通常ルールとなった。

 奇しくも今大会が行われた10月9日は、26年前の95年に東京ドームで新日本プロレスとUWFインターナショナルが全面対抗戦を行った日。メインイベントでは武藤敬司が高田延彦をドラゴンスクリューからの足4の字固めで下している。ハッスル時代に高田と縁のあった朱里は、あの伝説の一戦を意識して試合に臨んだ。

 関節技と足技を武器に朱里が試合を掌握。鹿島はダイブ式のフランケンシュタイナーや気迫全開のミドルキックで抵抗を見せるも、朱里有利は動かない。朱里はハーフハッチからマウントポジションになってビンタを連打し、ストンピングを乱射して圧倒した。

 しかし、鹿島も意地。「なめんじゃねえよ!」と絶叫してビンタをぶち込むと、顔面蹴りまで繰り出し、これでもかとエルボーを乱れ打ってねじ伏せる。朱里もすぐさま反撃に出るが、鹿島はダブルアーム式フェイスバスターでマットに叩きつけると、キルスイッチは読まれたが、丸め込みで3カウントを迫った。

 しのいだ朱里は感情むき出しのローキック連打で形勢打開。白虎(変型マフラーホールド)で絞め上げる。粘る鹿島が顔面にフロントハイキックを連発しても、朱里は動じず。武藤ばりのドラゴンスクリューで攻め立てると、足4の字固めに捕獲し、ギブアップをもぎ取った。

 “伝説の10・9"を思わせるフィニッシュで勝利した朱里は「小波とは今日この場で試合できませんでしたが、鹿島沙希! 本当にありがとうございました」とマイクで鹿島に感謝のメッセージを送ると、「10・9…この伝説の日に足4の字固めで勝利しました」とアピール。「私は12月29日までこのSWA、そして権利証を守り続けます。そして、次に5★STAR GPで負けているAZMと試合がしたいと思ってます」と次なる目標にAZMへのリベンジを掲げた。

 伝説の試合をオマージュし、さらに勢いをつけた朱里。AZMに雪辱し、12・29両国大会で満を持して赤いベルト奪取を狙う。

【朱里の話】「今日、本当は小波とこのSWA、そして権利証をかけて小波とUWFルールをやるはずでした。でも急きょ小波が欠場になり、自分は試合がない、解説のみと思ってたんですが、第0試合のあとに鹿島沙希がやろうと言ってくれたのが本当にビックリして凄くうれしかったですね。で、この大阪城ホール。自分は10・9の試合を知らなかったです。でもこの試合が決まって、いろいろ調べて、昔の試合、高田さん、武藤さんの試合をみて、10・9といったら足4の字固め。今日できるかわかんなかったけど、こうやって足4の字固めで勝てたこと。何か昔の伝説の日の思いをちょっとでも、全然まだ足りないけど、自分の中にあるんだっていうのを少しでも見せられた…かな…とか思ってます。ちょっと何言ってるかわかんないかもしれないですけど、いろんな思いがあって今日試合ができて凄くよかったです。絶対12月29日に赤いベルトを獲る気なので、しっかりとSWA、権利証守って、次、5★STARで負けてるAZM選手と試合したいです、以上です」

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