10/9【スターダム】葉月が2年ぶり復帰「プロレスは最高だ!」 同期・コグマとタッグリーグ出場へ

『10th Anniversary GRAND FINAL OSAKA DREAM CINDERELLA 2021 〜大阪めっちゃスターダム〜』大阪城ホール(2021年10月9日)
リユニオン・オブ・ディスティニー 葉月復帰戦・運命の再会 ○葉月vsコグマ×

　葉月が2年ぶりに復帰。同期・コグマを下して、「プロレスは最高だ!」と絶叫すると、対戦して絆を深めたコグマとともにタッグリーグ出場を宣言した。

　葉月は2019年12月に引退したものの、今年の8・29汐留大会に来場し、復帰を表明。対戦相手に同期・コグマを指名した。葉月にとってコグマはデビュー戦の相手であり、ハイスピード王座を懸けて対戦経験があるなどライバル的存在だった。

　のっけから感情むき出しで同期に仕掛けた葉月は顔面ウォッシュやコードブレイカーで攻め立てる。コグマも気持ちには気持ちで応じ、絶叫しながら串刺しボディアタックやDDTを繰り出すと、ミサイルキックを一閃。序盤から一進一退の激闘となった。

　葉月はフルネルソン式バックブリーカーでコグマの動きを止めると、セカンドロープにコグマの下半身を固定してのエプロンDDT、トペスイシーダ、スワンダイブ式ミサイルキックと躍動。「終わり!」と叫んで再びコーナーへ。

　先に動いたコグマが雪崩式ダイヤモンドカッターで逆襲。豪快なダイビングボディプレスを落とすと、胴絞めスリーパーホールドや腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを迫る。葉月は粘りを発揮するが、コグマは急角度のジャーマンで引っこ抜いた。エルボー合戦になだれ込むと、コグマは「葉月!」と絶叫し、激しい打ち合いに。

　押し勝った葉月は雪崩式コードブレイカー、みちのくドライバーII、ダイビングセントーンと猛ラッシュ。必死に立ち上がってくるコグマをフロントハイキックで蹴り倒すと、最後は垂直落下式ブレーンバスターで勝利した。

　2年ぶりの復帰戦で葉月が勝利。マイクを持つと、「やっぱりプロレスは最高だ!」と感極まった表情で絶叫した。「今日、すごい不安だったんですけど、お客さんの顔、声援を見てたら、私は戻ってきてよかったなと思いました。そして、コグマ。私の復帰戦の相手を務めてくれてありがとう」と声をかけ、同期と抱き合う。

　さらに、葉月は「今日こうして、コグマとまた選手としてリング上で戦えたのは運命だと思っています。そして、これから始まるタッグリーグ、私とコグマが組むのも運命じゃないんですか?」と10・17後楽園大会から開幕する『第11回 ゴッデス・オブ・スターダム〜タッグリーグ戦〜』出場をアピールした。場内は大きな拍手に包まれると、コグマは涙ながらに「あのさ、今負けて、涙が出てきていて。でもさ、なんか悔しいというより、嬉しかった、すごい。たぶんずっと葉月とプロレスしたかったんだと思う。チャンスは逃したくない。一緒にタッグリーグ出よう」と語って抱擁。気持ちを1つにすると、葉月は「タッグリーグ、コグマと葉月が盛り上げるんで、よろしくお願いします」と気合いを入れた。

　メイン後には詩美の保持するワールド王座挑戦までぶち上げた葉月。コグマの力を借りて、復帰直後から一気に上位戦線へと駆け上がるつもりだ。

【試合後の葉月、コグマ】
▼葉月「コグマとのシングルマッチも緊張したんですけど、やっぱり自分は大阪城というビッグマッチ。試合が近づくにつれ、すっごく緊張してるのが自分でわかって。どうなるかなと思ったんですけど、こんだけ応援してもらえて。外から見れば普通の女の子に見えるかもしれないんですけど、やっぱりリングに立てばこうやってたくさんの人の笑顔の力になれるし、逆にその応援で自分たちも力になるし。まだ決めつけるのは早いかもしれないですけれども、やっぱりリング上で言ったとおり戻ってきてよかったなと思いました。そしてコグマとシングルマッチしてやり合ったからこそわかるし、今までバチバチ仲悪かったからこそ、今回わかり合えたのかなと。この試合は勝ち負けよりも私たちの今までの感情をぶつけた、そして、これから先の未来をみせるための試合だったんじゃないかなと思いました」

▼コグマ「(泣きながら)私も試合するまで正直よくわかんなかったんですよ。いろんな感情があって。試合終わったあとにどんな感情が出てくるのかなと思って。そしたら何か涙出てきて、悔し涙じゃないなと思って。凄いうれしくて涙が出てきたし、やっぱどっかでずっと待ってたんだなと思って。たぶん昔バチバチしてた時も内心はたぶん楽しくて、そういうのが今日またリングで見つけれて、やっぱり運命だなと思って。今はすごいうれしいって感情が一番前に出てきてます」

▼葉月「次から始まるタッグリーグ、コグマ&葉月組で出るんで、まぁ何だろうなぁ…」

▼コグマ「ていうか、葉月はうれし涙ないの?」

▼葉月「うれし泣きしないよ。出さないよ涙(笑)」

▼コグマ「じゃあ私が葉月の分も泣く」