10/17【スターダム】伏兵・フキゲンが逆転勝利 優勝候補・詩美&上谷は黒星スタート

『第11回ゴッデス・オブ・スターダム〜タッグリーグ戦/開幕戦〜』東京・後楽園ホール(2021年10月17日)
レッドゴッデス公式戦 ○フキゲンです★&鹿島沙希vs林下詩美&上谷沙弥×

　伏兵のフキゲンが上谷を丸め込んで逆転勝利。優勝候補の詩美&上谷はまさかの黒星スタートとなった。

　“AphroditE"詩美&上谷は元ゴッデス王者。詩美はワールド王者、上谷は今年のシンデレラトーナメント覇者とシングルでも結果を出している優勝候補だ。2年連続でエントリーし、初戦で大江戸隊の鹿島&フキゲンと対戦したが、試合はまさかの結末となった。

　大江戸隊コンビが東京スポーツをハリセン代わりにして奇襲。勢いのままに上谷をラフファイトで攻め立てる。フキゲンは上谷の手首を固めてロープ渡りを披露。鹿島は上谷を踏みつけ、髪の毛を引っ張り、チョーク攻撃でも痛めつけた。

　上谷がドロップキックで鹿島の動きを止めると、代わった詩美が反撃開始。鹿島を担ぎ上げて、コーナーのフキゲンに投げつけると、2人まとめて串刺しバックエルボーやドロップキックで打ち倒す。フキゲンはサミングがレフェリーに誤爆したのをいいことに、週刊プロレスを凶器代わりに殴りつけるが、詩美はバックフリップで黙らせた。

　体力を回復させた上谷が追撃へ。逆片エビ固めでフキゲンを絞め上げる。鹿島が加勢に入っても、上谷は側転&バク転で翻ろうすると、飛び込んだ詩美と同時にドロップキックを発射。上谷はスワンダイブ式ボディアタックでフキゲンを追い詰めた。粘るフキゲンは丸め込み合戦に持ち込んであわやの場面を作ったものの、上谷はニールキックで鎮圧。詩美とのダブルミサイルキックをぶち込むと、スタークラッシャーで勝利を確信する。が、その瞬間、フキゲンがクルリ。逆転の丸め込みで伏兵・フキゲンが上谷を下した。

　詩美&上谷がまさかの黒星発進。番狂わせを巻き起こした鹿島&フキゲンは満足げな表情を見せた。各6チーム参加の2ブロック制で行われる今回のタッグリーグでは、1敗が大きな意味を持つ。詩美&上谷はなんとか盛り返したいところだが、開幕戦での黒星は今後に尾を引きそうだ。

【試合後の鹿島&フキゲン】
▼鹿島「おい、フキゲン! あいつ、林下、フキゲンの商売道具(週刊プロレス)、勝手に奪いやがってよ。取り返してきたぞ、大事な商売道具」

▼フキゲン「デス! デスデス!」

▼鹿島「(記者に対し)なんでうちらが表紙じゃないんだよ? どういうことだ? お前、林下から金をもらってるのか? 載せろよ。わかったか! わかったら、どっか行け。行こうぜ」

▼フキゲン「デス! デスデス!」