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11/3【スターダム】たむがウナギ返り討ちでワンダー王座V5 白川名乗りで再びコズエン同門対決へ

『KAWASAKI SUPER WARS〜川崎超女大戦〜』神奈川・川崎市とどろきアリーナ メインアリーナ(2021年11月3日)
ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 ○中野たむvsウナギ・サヤカ×

 たむが同門のウナギを返り討ちにし、ワンダー王座5度目の防衛に成功。白川未奈が挑戦を表明し、再びCOSMIC ANGELS対決による白いベルト戦が決定的となった。

 ワンダー王者・たむは10・9大阪城大会で自ら挑戦者に指名した岩谷麻優を相手にドロー防衛。試合後、次期挑戦者として名乗りを上げたのがウナギだった。5★STAR GP公式戦でウナギに敗れているたむはこれを受諾。COSMIC ANGELS同門対決による白いベルト戦が実現した。

 先手を取ったのは王者・たむ。サッカーボールキックを連発し、執ような首4の字固めで絞め上げてスタミナを奪いにかかる。ウナギも新技・城門突破をエプロンから場外へ向けて敢行して逆襲。アゴ砕き、フェースバスター、ギロチンドロップと首攻めを続け、カカト落としを振り下ろすと、ストレッチプラムで絞め上げた。

 耐えたたむはタイガードライバーで逆襲してダブルダウンに持ち込む。起き上がるとウナギの顔面を蹴りつけたが、ウナギもエルボーで応戦。連打でねじ伏せたウナギにたむはスピンキックをさく裂したが、ウナギは城門突破で対抗して譲らず。目まぐるしい読み合いからたむがジャーマンを決めたが、ウナギもロープに乗せての城門突破を敢行。大ふへん固めでギブアップを迫り、大儀であったを爆発させた。

 だが、たむも意地で3カウントを許さない。起死回生のタイガースープレックスで逆襲すると、スピンキック、ハイキック、バイオレットシューティングと蹴りの雨で一気に流れを引き寄せた。すかさずタイガースープレックス、トワイライトドリームを立て続けに決めて3カウントを奪った。

 たむがコズエン対決を制してワンダー王座V5を果たした。試合後、「ウナギ、どうだった? 白いベルトの味は」と問いかけたたむは「もっともっとつらい思いして、もっと泣いて、もっと自分自身と向き合って、もっと強くなれ! でないと、この白いベルトにも、中野たむにもまだまだ追いつけないよ」とメッセージ。「でもウナギのこの1年の飛躍はたむもすっごくビックリしてる。コズエンに入ってくれて本当にありがとう」と感謝するとウナギと抱き合った。

 「さぁ! 次の挑戦者、誰だ!?」。そうたむが叫ぶと、ウナギを介抱していた白川が立ち上がり、「次の挑戦者は! 白川未奈です。どうでしょう?」と名乗りを上げた。「えー! ちゃんみな?」と疑問符をつけたたむに白川は「今日の私の試合見てくれました? 見てない? 今日みんな見てくれましたね。シンデレラトーナメント覇者の上谷沙弥からスリー獲りましたよ」とアピール。これにはたむも「マジ!? すげぇ!」と驚きを隠せず。白川は「スターダムに来てからあなたの隣で強くなると私、約束しましたよね? でも、今はあなたの対角でもやり合えると、そう思ってます」と言い切り、英語で白いベルト挑戦を表明した。

 するとたむは「うーん、いいよ。たむもちゃんみなと戦いたいと思ってた。その挑戦、受けて立ちましょう」と受諾。「ただし、元の中野たむと白川未奈にはもう戻れない。その覚悟はある?」と問うと、白川も「中野たむと白いベルトの歴史、私が一番近くで見てきました。そんなの当たり前でしょ」とキッパリ。二人はワンダー王座戦へ向けて握手を交わした。

 舞台は今月2度目のビッグマッチとなる11・27代々木大会が有力。たむは再びコズエン対決による白いベルト戦で歴史を紡ぐ戦いに挑む。

【たむの話】「ワンダー・オブ・スターダム第5回目の防衛に成功しました。人は挫折や苦しみ悲しみ、いろんな悔しさ、たくさん涙を流した分だけ強くなれる。ウナギはこの1年で本当に成長したけど、まだまだ、もっともっとたくさん悔しい思いして、もっともっと強くなって、またこのベルトに挑戦してきてほしいです。たむはこれからもヤツの情念背負ったこのベルト、白いベルトをスターダムの象徴にするべく命を燃やして戦っていきます。白川未奈…未奈はこのベルトに何を捧げてくれるんでしょうか? たむロード、まだまだ信じてついてきてください。ありがとうございました」

プロ格 情報局