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11/3【スターダム】キッド場外ドローでハイスピードV2 渡辺を大江戸隊に勧誘

『KAWASAKI SUPER WARS〜川崎超女大戦〜』神奈川・川崎市とどろきアリーナ メインアリーナ(2021年11月3日)
ハイスピード選手権試合 △スターライト・キッドvs渡辺桃△

 キッドが渡辺と場外痛み分けでハイスピード王座V2。渡辺を大江戸隊に勧誘し、「私が操ってやる」と宣言した。

 ハイスピード王者・キッドがV2戦の相手に渡辺を指名。5★STAR GP公式戦で敗れている渡辺は同王座に興味なしを理由に拒んできたが、10・17後楽園大会におけるタッグリーグ公式戦(渡辺&AZMvsキッド&琉悪夏)が時間切れドローに終わった試合後、キッドの徹底挑発にブチ切れて承諾。この日組まれていた両者の一騎打ちがハイスピード王座戦に変更された。

 戴冠後、即返上を予告していた渡辺はドロップキックで先手を取った。キッドのロープ越し腕ひしぎ逆十字に捕まっても、馬乗りになって張り手を見舞う挑発行為に出たキッドを場外での高速ブレーンバスターで制裁。リングに戻ってもミドルキックを乱れ打ちし、目まぐるしい読み合いから蒼魔刀、メテオラを次々に発射。さらにBドライバーで突き刺した。

 返したキッドは丸め込み合戦に持ち込み、渡辺が顔面蹴りをさく裂させても、ムーンサルトで逆襲して流れを押し戻す。スタースープレックスは渡辺が食い止め、ヒザ蹴りを突き上げて逆襲。ならばとキッドは場外戦に持ち込み、顔面蹴りを食らってもドロップキックで応戦。大江戸隊のセコンド勢の介入によって渡辺をイスに座らせると、「おめぇ、しょっぺぇんだよ!」と塩を顔面に投げつけた。

 これで渡辺の顔色が変わった。鬼の形相で大江戸隊の面々を蹴散らすと、キッドを捕まえてマスクの右目部分を引き裂いた。キッドも必死の抵抗をみせ、鉄柱攻撃で応戦。その後も両者は花道上で譲らない乱闘を展開し、両者リングアウト裁定が下された。

 痛み分けながらキッドがハイスピード王座2度目の防衛に成功した。「おい、渡辺桃! てめぇ、よくも私のマスクに手をかけてくれたな。お前、とうとう私に火をつけちゃったみたいだね…と言いたいところなんだけど、そうそうそう。そういう荒々しい渡辺桃が見たかったんだよ私は!」と満足げなキッドは「お前、このままでいいの? Queen's Questのリーダーだけど、後輩にどんどん抜かされて、お前、立場ないんじゃないの?」と言いたい放題。「今のお前を見てる感じ、大江戸隊の方がお似合いだと思うけど。大江戸隊に入ればメンバー全員、お前をバックアップするぞ。大江戸隊はどうですか?」と勧誘した。

 すると渡辺は「お前、いつまでも調子乗ったこと言ってんじゃねぇぞ! 大江戸隊に入るだ? ふざけんじゃねぇよ。お前らのユニットなんかに私は絶対に入らない」と怒声とともに拒否。「お前、次覚えとけよ。もっと無残な姿にしてやるからよ」と制裁を予告した。

 動じないキッドは「私がお前を操ってやる」と宣言。「どうぞお帰り下さーい」と嘲笑すると、コグマが割って入るようにやってきた。「大江戸隊に入るとか、入らないとか、そういう長い話し合いは控室でしてください」と二人に向かって言い放つと、「そんなことより重要なことを私は言いに来ました。次、そのベルトに私が挑戦します」とハイスピード挑戦を表明した。するとキッドは「コグマ、ようやく出てきたな。待ってたよ」と受諾し、「ハイスピードジーニアス、コグマをこの闇のベルトで私が熊狩りしてやるよ」と通告した。

【キッドの話】「両者リングアウト、タイトルマッチこういう結果は私も初めてだし、ハイスピードチャンピオンとして悔いの残る結果だけど、このベルトを闇に入れることは変わりない。そして私と渡辺桃の闇にあふれた抗争を作ったのもこのベルトだ。間違ってないよね、それは。このマスクに手をかけてきて、破られたよ。でも、そういう荒々しい渡辺桃が私は見たくて見たくてたまらなかった。この結果だけど、私は渡辺桃を今後、操る。そしてコグマ、ようやく来てくれたね。5★STARでやられた借り、必ずこの闇のハイスピードベルトを通して返してやるからな」

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