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1/1【ZERO1】阿部がジュニア2冠V4 4ヵ月ぶり再戦で北村返り討ち

『謹賀新年』東京・後楽園ホール(2022年1月1日)
ジュニア2冠選手権試合 ○阿部史典vs北村彰基×

 阿部が4ヵ月ぶりの再戦で北村を返り討ちにし、ジュニア2冠V4を果たした。

 昨年9月に天下一ジュニアを制し、ジュニア2冠王座を奪取した阿部はここまで3度の防衛を重ねてきた。V4戦となったこの日、北村が奪還に名乗り。昨年9・9新木場大会での天下一ジュニア決勝戦以来4ヵ月ぶりの再戦を迎えた。

 まずは阿部がショルダータックルでなぎ倒せば、北村はすぐさまサッカーボールキックで反撃する。火がついたか阿部は自らリングに座って2発目のサッカーボールキックを食らってから張り手、サッカーボールキック連打で倍返し。殴り合いも競り勝ち、キーロックでねちっこく絞め上げた。

 その後も阿部はサッカーボールキックで蹴りまくり、北村が打撃戦に持ち込んでもアイルビーバックからの掌底で返り討ち。引かない北村も雄たけびもろともブレーンバスターで反撃を開始。コーナーに追い込んでエルボーを乱れ打ち、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、フィッシャーマンバスターの連続攻撃で巻き返す。すかさず流星ロックで捕らえた。

 耐えた阿部は低空ドロップキック、ドラゴンスクリューの足攻め連続攻撃で逆襲。多回転式ソバットを叩き込んだが、北村もドロップキックで譲らない。ジャーマンで投げると、阿部も意地。すぐさま立ち上がって伊良部パンチをぶち込んだ。

 ダブルダウンから同時に立ち上がると、北村がスピアーを突き刺した。ブルーサンダー、雪崩式ブレーンバスターでたたみかけたが、ジャーマン狙いは阿部が飛びつきヒザ十字で切り返し、裏アキレス腱固めへと移行。北村がロープに逃れても、左足をクラッチしての変型バックドロップでぶん投げた。

 引かない北村は頭突きを食らっても、頭突きで徹底抗戦。阿部がハイキック、伊良部パンチを立て続けにぶち込んでも、すぐさま右ストレートでお返し。流星キックをさく裂させると、ジャーマンで追い討ちをかける。阿部が1カウントで返すと、北村はロコモーション式ジャーマン、ダルマ式ジャーマンでたたみかけたが、阿部は3カウントを許さない。フランケンシュタイナーで逆襲すると、最後はお卍クラッチホールドで丸め込んで3カウントを奪った。

 阿部が熱戦を制してジュニア2冠4度目の防衛に成功。試合後、ベルトとトロフィーを授与した工藤めぐみGMに抱きつく暴走もみせたが、北村に向かって2本のベルトを誇示し、「いつでもこい」と通告した。

プロ格 情報局