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1/3【DDT】平田がLINE談合失敗も社員軍団返り討ち 4人で10人タッグ王座V1

『DDT25周年開幕スペシャル!全席3000円興行!!』東京・後楽園ホール(2022年1月3日)
KO-D10人タッグ選手権試合 ○平田一喜&大鷲透&アントーニオ本多&ヨシヒコvs高木三四郎&彰人&高尾蒼馬&石田有輝&伊橋剛太×

 平田が高木とのLINEを使った事前談合に失敗したものの、数的不利を覆して、社員軍団を返り討ち。4人で10人タッグ王座初防衛を果たした。

 コロナ禍の影響で、リング上の密を避けるために、暫定的に8人タッグ王座として運用されていたKO-D10人タッグ王座。現在は大鷲&本多&平田&ヨシヒコが保持している。年明けから通常の10人タッグ王座に戻ることが決定したが、現王者はチャンピオンである限り、メンバーを増やせず、4vs5のハンディキャップ戦が強いられることになった。混乱する状況を正すべく、挑戦者として社長の高木が名乗り。副社長・彰人、部長・高尾、課長・伊橋、新入社員・石田を引き連れ、シャツとネクタイで正装して新春興行のオープニングで挑戦した。

 試合前の控え室。大鷲は偶然にも平田が「新年なのでどうしてもダンスが踊りたい」「最後までダンスを踊らせてください。ダンス終わった後で本気で倒しに来てください」「私もダンス後は本気で行きます」と高木にLINEを送っていたのを知ってしまう。チームリーダーとも言える平田が対戦相手と談合していたことに大鷲は思わず絶句し、不穏な空気が立ちこめた。

 入場すると、大鷲は「お前何を企んでいるんだ?」と詰問するも、平田は「神聖なタイトルマッチなんで」と意に返さず。相手に「5人まとめてかかって来いや」と吠えるが、奇襲を受けて、総攻撃を浴びる。それでも手刀を後頭部に叩き込んで相手チームをナデ斬りに。邪魔者がいなくなると、電飾メガネを装着して踊り始める。しかし、高木は奇襲を仕掛けて飛びつき腕十字に捕獲。マット界の最新事件を思わせる展開となったが、大鷲のカットが間に合った。その後も挑戦者ペースが続き、平田を一方的に攻め立てる。

 タッチをもらったヨシヒコが大暴れを見せると、大鷲も追随。得意のルチャムーブまで披露し、好機に登場した本多も創作昔話・ゴンギツネを語ってから不意を突き、サミングを連発した。伊橋のヘソが謎の吸引力を発揮してサミングを防いだものの、ヨシヒコが背後から飛びかかって雪崩式の逆打ちで逆襲。本多がシャイニング式ゴンギツネを見舞うと、最後は平田が飛びつき十字固めでギブアップを奪取した。

 平田が伊橋を沈めて10人タッグ王座V1。1人足りない状況が今後も続くことになったが、なにはともあれ、新春にダンスを披露してご満悦の平田だった。

プロ格 情報局