1/3【DDT】樋口との査定試合で岡谷奮戦 完敗もEruption加入
『DDT25周年開幕スペシャル!全席3000円興行!!』東京・後楽園ホール(2022年1月3日)
○樋口和貞vs岡谷英樹×
岡谷が樋口とのユニット入り査定試合で奮戦。完敗を喫したものの、見守ったメンバーの坂口征夫と赤井沙希もその気迫を認め、Eruption加入が決定した。
昨年10月の準烈解散後、どのユニットにも所属していなかった岡谷がEruption入りを熱望。そこで樋口が査定マッチとしてシングル戦で決意を確認することになった。
岡谷にとってはのっけから厳しい戦いが続いた。ジャンピングエルボーで奇襲しても効果はなく、バックエルボーを放っても逆に吹き飛ばされる。ブルドッキングヘッドロックやノーザンライトスープレックスには持ち込めず、打撃戦になっても逆水平一撃でねじ伏せられる。
強烈な逆水平を食らって悲鳴を上げた岡谷だったが、何度叩き潰されても懸命に立ち上がって愚直に反撃を仕掛ける。ミサイルキックでも樋口を倒せず、ブレーンクローに捕まったものの、ランニングネックブリーカードロップで反撃すると、ブルドッキングヘッドロックも今度は決まった。
その後も歯を食いしばって食らいつくが、エプロンでチョークスラムを食らってしまうと大ピンチに。リングアウト寸前となるが、リングサイドで見守っていた坂口の体を掴んで立ち上がり、気迫をみなぎらせて自力でリングに戻る。絶叫しながら再び打撃戦へ。逆水平を食らうたびに打ち倒されるが、そのたびに立ち上がって奮闘。なりふり構わず樋口に何度も組みつき、ノーザンライトスープレックスで投げきった。場内は大きな拍手に包まれる。
しかし、樋口はカウンターのラリアットで黙らせると、オクラホマスタンピートで追い討ち。岡谷は肩を上げてキックアウトしたものの、樋口は即座に拷問式カナディアンバックブリーカーへ。岡谷は苦しみながらもギブアップは拒否すると、見かねた坂口がEruptionのパーカーをタオル代わりに投げ入れて、試合をストップした。
完敗を喫したものの、気迫のこもった熱いファイトを披露した岡谷。新メンバー候補に興味を示さなかった坂口や赤井にもその思いはしっかり伝わった。赤井がパーカーを岡谷の肩にかけると、坂口も肩を叩いて激励し、Eruption加入が決定。フラフラになりながら岡谷は坂口にビンタを放って気合いを見せると、坂口も打ち返して気持ちで応えた。