プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/8【新日本/NOAH】対抗戦でYOSHI-HASHI貫禄逆エビ葬 ノア稲村存在感、石井も「また会える予感する」

『WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ』神奈川・横浜アリーナ(2022年1月8日)
○YOSHI-HASHI&石井智宏&後藤洋央紀&田口隆祐&マスター・ワトvs原田大輔&大原はじめ&稲葉大樹&稲村愛輝&岡田欣也×

 YOSHI-HASHIが岡田に逆エビ固めで貫録勝ちを収め、新日本が対抗戦2連勝。ノア・稲村が石井との肉弾戦で存在感を示し、石井も「再会の予感」を口にした。

 本戦オープニングマッチは10人タッグマッチ。石井&後藤&YOSHI-HASHIのCHAOSのヘビー級トリオが、本隊のジュニアコンビである田口&ワトの"シックス・オア・ナイン"とともに対抗戦に出陣。原田&大原&稲葉&稲村&岡田のノア正規軍5人組と激突した。後藤と大原はメキシコ遠征時代にタッグを組んでいた仲で、2007年には一騎打ちも行っており、約14年ぶりのリング上での再会となった。

 後藤と稲葉の激しいエルボー合戦で幕開け。連打には連打と意地を張り合い、稲葉が岡田とのダブルタックルで先制したが、後藤もYOSHI-HASHIとのIWGPタッグ王者コンビによるダブルタックル、合体ヒップトスと連係を駆使してやり返した。

 ワトと大原はスピードを駆使したロープワーク合戦を展開。ローリングソバット、ミドルキック連打でワトが先手を取れば、大原は飛びつき式の逆片エビ固めでやり返す。田口には総出のストンピング連打を浴びせ、原田がランニングエルボー、ノーザンライトスープレックスで攻め立てた。田口もヒップアタックを乱れ打ったが、ギタった次の瞬間、尻に原田の低空ドロップキックを食らってしまう。ヒップアタックも空を切ったが、ドロップキックを放って一矢報いた。

 石井と稲村は壮絶な肉弾戦を繰り広げる。稲村が胸板へのハンマーパンチを連打すれば、石井はエルボー一発でねじ伏せて譲らず。それでも稲村が連打で石井をぐらつかせ、ショルダータックルでなぎ倒すと、ブレーンバスターで引っこ抜いて気を吐く。続くタックル合戦は石井が競り勝った。

 その後、YOSHI-HASHIがノア軍の連続串刺し攻撃を浴び、岡田にサイドスープレックスで投げ飛ばされたが、後藤が牛殺しで鎮圧。稲葉がプランチャで分断にかかると、ワトがトルニージョ、原田がトペスイシーダ、田口が三角飛びプランチャ、大原がコーナー最上段からのプランチャを次々に発射。石井が稲村をバックドロップで投げれば、稲村も両腕ラリアットで石井とYOSHI-HASHIをまとめてなぎ倒して咆哮を上げた。

 存在感をみせつける稲村に続けとばかりに、岡田も水車落とし、ミドルキック連打で攻め立てたが、YOSHI-HASHIは逆水平、トラースキックで返り討ち。若手扱いするように逆エビ固めでギブアップに追い込んだ。

 これで新日本が対抗戦2連勝。試合後も石井と稲村が場外でエルボーを打ち合って火花。セコンドに引き離されたものの、ともに最後まで意地を張り合った。存在感を示しながら敗戦に終わった稲村は悔しさを爆発。「プロレスリング・ノアに入門して3年間、ただひたすらまっすぐ走ってきて、まっすぐぶつかって戦ってきたけど、まだまだまっすぐぶつかってもぶち壊せない相手がいるってことを知りました」と痛感しながらも、石井との再戦を見据えて「俺がいるプロレスリング・ノアが勝てるように、しっかり精進したいと思います」と誓ってみせた。一方、石井も「オメェとは、また今度リングで向かい合える、そんな予感がするよ」と発言。両者のネクストが期待されるところとなった。

【試合後の石井&後藤&YOSHI-HASHI&田口&ワト】


▼石井「稲村ぁ! オメェとは、また今度リングで向かい合える、そんな予感がするよ」

▼後藤「ノアか。正直、大原しか、俺は知らなかったけどよぉ、けっこういるじゃないの、面白いのが。今日に限っては、大原ともうちょっとやり合いたかったな」

▼YOSHI-HASHI「プロレスリング・ノア、若手の名前は俺も知らなかったけど、でも、今までノアっていうのは寄せ集めのイメージがあったけど、でも、若手の子がすごくいい子が集まってるんだなと思って、すごいビックリしたよ。俺は今日、IWGPタッグのベルトを獲って初めての交流戦、負けるわけにはいかないよ、絶対」

▼田口「日本一の選手が集まってる、日本一の団体ですよ、新日本は。そう言われるように、此処にいる選手はね、誰もテングになってる人はいないんじゃないかな。でも、もし端から見て、テングになってるように見えるんであれば、それは我々がもしかしたら気付かないだけで、テングになってたのかもしれない。それを気付かせてもらっただけでもね、この対ノアの試合、その言葉をいただけただけでも、我々はそんな気持ちなかったけれども、外から見てテングになってるって言うんだったら、テングになってたんでしょう。まだまだ努力ができるということでしょう。まだまだ努力が足りないって、あぐらをかいてるように見えるんであれば、そういうことでしょう。まだまだ伸びしろがあるってことですよ。もっともっと努力しないとね。非常にありがたい言葉をいただきました。我々がますます、努力すればするほど、ますます、差がついちゃうかもしれない。日本一の選手が揃ってる日本一の団体ですから。世界一を目指してますから。世界一になるために頑張ってますから。エールをいただきました。ありがとうございます。この後の結果がどうなるか分からないですけどね、これから我々はますます努力を積んでいきますから、今日もし仮に負け越したとしても、この後、我々が一気に突き放すでしょう。それだけの力がありますから、我々には。より一層気を引き締めて、頑張ります」

▼ワト「俺はさぁ、この新日本プロレスが好きだからさぁ、今日も、ここで学んだこと全てを胸に戦いますよ。久しぶりですね、大原さん。いやぁ、もっと楽しみたかったと思います。まぁ俺はね、今、この対抗戦も頭の中には入ってるけどね、俺にはやらなければならないことがひとつある。東京ドームでギブアップを取ったIWGPジュニアヘビー級王者、エル・デスペラードのことしか頭にないから。必ず俺が新日本ジュニアの未来を開拓するから」

【稲村の話】「まずはプロレスリング・ノアとして、第1試合、負けたことをメチャクチャ悔しく思います。そして、プロレスリング・ノアに入門して3年間、ただひたすらまっすぐ走ってきて、まっすぐぶつかって戦ってきたけど、まだまだまっすぐぶつかってもぶち壊せない相手がいるってことを知りました。だから、まだまだしっかり精進して、プロレスリング・ノアが、いや、俺がいるプロレスリング・ノアが勝てるように、しっかり精進したいと思います」

プロ格 情報局