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1/20【全日本】SUGIが最多防衛記録更新を視野に「つまずけない」、HAYATOは「全日本ジュニア愛」むき出しに初戴冠誓う 世界ジュニア戦会見

 1・23後楽園大会の世界ジュニアヘビー級選手権試合へ向けた会見が20日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・SUGI、挑戦者・ライジングHAYATOが出席。初挑戦のチャンスをつかんだHAYATOが全日本入団によってさらに高まった世界ジュニア、全日本ジュニアへの思い入れとともに初戴冠を誓えば、SUGIは最多防衛記録更新を視野に初防衛に自信をみせた。

 1・3後楽園大会でSUGIがスペル・クレイジーを破って2度目の世界ジュニア戴冠。試合後、HAYATOが挑戦を表明し、両者によるタイトルマッチが1・23後楽園大会で組まれた。

 HAYATOは今年1月1日付で全日本に入団し、愛媛プロレスとの2団体所属となったばかり。その時、世界ジュニアを最大の目標に掲げていたが、自らの行動で初挑戦のチャンスをつかんだ。全日本の一員となったことで、「本当の意味で道場が家のように感じたり、会社を愛する気持ちじゃないですけど、全日本ジュニアに対する愛と言っていいのかわからないですけど、そういう思う気持ちというのは何倍も強くなりました」と言うように思い入れが増した。挑戦表明した時も「あのベルトを全日本プロレスに戻したい」との一心が突き動かしたという。

 王者・SUGIは経験豊富な日本屈指のハイフライヤー。攻略するのは決してたやすくないが、HAYATOは「入団したからには、何の功績も残せなかったら、入団させていただいた全日本プロレスにも、それを迎え入れてくれたファンの皆さんにも面目立たない」との責任感で挑む。そして「全日本プロレスの一員として世界ジュニアを全日本プロレスに取り戻して、全日本プロレスジュニアをもっと盛り上げていきたい」とその先を見据えて誓ってみせた。

 SUGIは初防衛戦となる。燃えるHAYATOの熱弁を聞いて「話が長い。ペラペラペラペラしゃべるんじゃなくて、ちゃんと体で表現してほしい」と釘を刺したが、それも絶対的な自信の表れ。団体愛を強調されても「ぬるま湯につかってるというか、そういうものを感じるので、それを愛というのであれば、愛とはぬるいものなのかなと思います」と切って捨てた。

 世界ジュニア返り咲きを果たしたことで、「やっぱりこのベルトは私の腰にあるべきもの」と再認識した。そこで見据えるのが記録更新だ。世界ジュニアの最多防衛記録は第28代王者カズ・ハヤシが樹立したV17。「最多防衛記録を塗り替えるのが目的なので、この最初の防衛戦でつまずくわけにいかない」と言い切ったSUGIはHAYATOを返り討ちにし、その長い防衛ロードへ向けた一歩を踏み出すつもりだ。


☆1/23(日)東京・後楽園ホール『2022 NEW YEAR WARS』11:30開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
ライジングHAYATO
(1/60)
SUGI
[第60代王者]
※SUGI初防衛戦


【会見の模様】
▼HAYATO「今年から全日本プロレスと愛媛プロレスの2団体所属になって、自分の中で世界ジュニアの見え方、感じ方がだいぶ変わってきてるところがありまして。今までは他団体として爪痕を残してやると。イチレスラーとして勲章を、ベルトを巻きたいという気持ちが一番強かったんですけど。入団を発表させていただいて、裏からSUGI選手とスペル・クレイジー選手の試合を見てる中で、自分でも驚いたんですけど、真っ先に思ったのが、あのベルトを全日本プロレスに戻したいなという気持ちだったんです。自分の中で入団前から感じていた、全日本プロレスジュニアを盛り上げたいなという気持ちがあったんですけど、他団体としてなんで。今回入団して、全日本プロレスの一員として世界ジュニアに挑戦するので、世界ジュニアを全日本プロレスに取り戻して、さらに全日本プロレスジュニアをもっと盛り上げていきたいと思います。まずSUGI選手を倒します」

▼SUGI「これ巻くのが2度目なんですけど、2回巻いてみて、やっぱりこのベルトは私の腰にあるべきものだなということを感じているので、必ず守りたいと思います」

――世界ジュニアへの思い入れ、巻きたい気持ちが強くなった?

▼HAYATO「そうですね。個人としてもやっぱり全日本プロレスに入団したからには、何の功績も残せなかったら、入団させていただいた全日本プロレスにも、それを迎え入れてくれたファンの皆さんにも面目立たないので、まず大きな結果として世界ジュニアのベルトを巻きたい。そういう思いが強いです」

――王者・SUGI選手の戦いを見てきてどのように感じている?

▼HAYATO「身体能力やキャリア、経験というのは自分とは比べ物にならないほど差が正直なところあると思います。かといって負けるかと言われたらそうでもなくて。自分の中にある、今回かける思いであったり、若さゆえと言ったらおかしいですけど、前に前に出る姿勢で正攻法でSUGI選手を倒せたらと思います」

――初防衛戦の相手・HAYATO選手の印象は?

▼SUGI「話が長い。ペラペラペラペラしゃべるんじゃなくて、ちゃんと体で表現してほしいです」

――試合の印象は?

▼SUGI「いや、印象がないんですよね。全然。見たことはあると思うんですけど、うーん…特に印象にないですね(苦笑)」

――挑戦者として不満まではいかなくとも引っかかるところがある?

▼SUGI「いや、特に不満はないですけど、何してくるのかなと。それに対して試合があまり想像つかないんで。一応イメージはしてますけど、どういう…今日明日ぐらいでちょっと見てみます」

――SUGI選手からの厳しい評価に反論はある?

▼HAYATO「今、話が長いだったり、挑戦表明した時もタイミングが自分が早かったのもありますけど、時期尚早だと。まだ早いんじゃないか、お年玉でやらせてあげると。そういうチャンピオンの思いは試合が終わった後にハッキリするかと思うんで。本当に早かったのかどうか、試合の結果を見てもらえたらと思います」

――前回、巻いた時にやり残したこともあると思うが、返り咲いたことで先を見据えたプランはある?

▼SUGI「最多防衛記録を塗り替えるのが目的なので、この最初の防衛戦でつまずくわけにいかないということですね」

――2団体所属になって心境の変化はある?

▼HAYATO「入団前にも道場で3ヵ月間の稽古だったり、その他の時も合同練習に混ぜてもらったりとかしてたんですけど、2団体所属になることによって、本当の意味で道場が家のように感じたり、会社を愛する気持ちじゃないですけど、全日本ジュニアに対する愛と言っていいのかわからないですけど、そういう思う気持ちというのは何倍も強くなりました」

――フリーのSUGI選手から見て団体愛を強調するHAYATO選手に思うところは?

▼SUGI「そうですね。所属になったことがないので。あるんだろうなっていうことは想像はつきますけど、実感したことがないので。そういう守られているというか、ぬるま湯につかってるというか、そういうものを感じるので、それを愛というのであれば、愛とはぬるいものなのかなと思います」

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