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1/22【NOAH】船木誠勝が衝撃の金剛入り! 拳王絞殺でGHCナショナル初戴冠

『HIGHER GROUND 2022』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2022年1月22日)
GHCナショナル選手権試合 ○船木誠勝vs拳王×

 “サムライ"衝撃の金剛入り――。船木誠勝がわずか4分弱で王者・拳王を絞殺してGHCナショナル王座奪取に成功。約1年越しの雪辱とGHCタイトル初戴冠を成し遂げ、試合後には衝撃の金剛入りを果たした。

 “赤い王者"拳王は元日・日本武道館大会で清宮海斗、1・5後楽園大会で原田大輔の挑戦を立て続けに退けて新春連続防衛に成功。続いて名乗りを上げてきたのが、“サムライ"船木だった。

 船木は昨年2・12日本武道館大会でも拳王のナショナル王座に挑戦し、敗れていた。「もう一回」のジェスチャーとともに挑戦を表明し、拳王も「ベルトの価値を上げるにはおいしい相手」と受諾。舞台を船木現在の在住地・大阪に移しての約1年ぶり再戦が組まれた。

 雪辱戦となった船木はともに得意とする打撃でけん制し合い、首相撲からのヒザ蹴りを連打。掌底の打ち合いからタックルでテイクダウンを奪うと、腕ひしぎ逆十字固めで捕らえて早くも勝機を作った。

 その後も船木はミドルキック連打で攻勢。拳王も掌底を返して打ち合いに持ち込んだが、船木は電光石火の浴びせ蹴りをさく裂させて流れを決定的にした。胸板にローキックをぶち込むと、ハイブリッドブラスターの前段であるチキンウイングフェイスロックをフェイントにスリーパーで捕らえ、一気に絞め上げて拳王をギブアップに追い込んだ。

 勝負タイムはわずか3分58秒。船木が拳王にリベンジを遂げ、ナショナル王座を奪取。準地元・大阪の地でGHCタイトル初戴冠を果たした。「去年から拳王選手と試合して、いつも刺激をもらってきました。今日も朝から5時半に起きて、ワクワクドキドキ、本当にいい刺激を毎回勝っても負けてももらってます。拳王選手、ありがとう」と感謝した船木から思いがけない提案が飛び出した。

 まさかの金剛入りだ。「今日は勝ったんで、自分から提案があります。拳王選手、俺と組みましょう。今日から俺も金剛に入ります」と拳王に呼びかけ、「次は赤いコスチュームで戦います」と宣言。M's allianceを離脱し、金剛に身を投じる意向を示した。

 セコンドについていたM's allianceの丸藤と田中が詰め寄っても、船木は「武藤さんもわかってくれます。これからは丸藤選手、田中選手、2人とも試合がしたい。レスラーは仲良し子良しじゃないじゃないですか。何年か前の決着つけましょう。田中さんもつけましょう。まだ俺は元気なんで、元気なうちにやりましょう。もう1回やりましょう」と元盟友となった二人にアピール。拳王、中嶋と握手を交わした。

 金剛に電撃加入となった船木。さっそく最後はメンバーとの金剛ポーズに参加した。突然の行動だったが、昨年11・28代々木大会で行われた中嶋と拳王のダブルタイトル戦がきっかけとなった。「あの試合を見て、この2人は今のプロレス界のトップだなと感じました。そのトップのいるグループに自分も入って、刺激をもうちょっと強く受けたい」との思いに駆られたのだという。

 「これで武藤さんとも試合できるし、丸藤選手、田中選手、望月選手、宮本選手、みんなとやりたい」と新たな戦いを見据えた船木に、拳王も「俺たち金剛はな、ノアだけじゃねーぞ。プロレス界でテッペン目指してんだ。その熱い心、強い信念にプロレス界最強の男・船木さんが共感してくれたんだ。おい、船木さんがこれから歩みをともにするんだ」と歓迎。頼もしすぎる新戦力を得たことで「テッペン目指せるだろ? おい、これからはな、俺たち金剛が日本のプロレス界、いや、世界のプロレス界の頂点目指してやっていくからな!」と高らかに宣言した。

 拳王との再戦を経て、船木が金剛入り。今後は同門だった武藤、丸藤らとの戦いが自ずと実現することになる。船木の行動によってノアが新展開を迎えるのは確実だ。

【試合後の拳王、船木】
※コメントスペースに船木と金剛のメンバーが並び立つと

▼拳王「おい、試合では完敗だったけどな。見てみろよ。俺たち金剛と歩みをともにする男…プロレス界で最強の男・船木誠勝だ! おい、俺たちの強い信念に共感してくれて、船木さんが今日金剛に入ってくれた。船木さん。これからよろしくお願いします」

※拳王と船木が握手を交わす

▼船木「よろしくお願いします。何回かこの拳王選手、中嶋選手と試合をして、強さがわかりました。去年の11月28日、代々木ですね。あの試合(中嶋と拳王のダブルタイトル戦)を見て、この2人は今のプロレス界のトップだなと感じました。そのトップのいるグループに自分も入って、刺激をもうちょっと強く受けたいなと。そういう気持ちになりました。もうすぐ1年半ですね。ノアに出て、たくさんの刺激をいただいたんですけど、そろそろ変えないと。自分はレスラーってみんな一匹狼だと思ってますんで。そういう意味で、今は…今はですね。今はここにいるのが一番いいと思って、それで入りました。リングで言ったんですけど、これで武藤さんとも試合できるし、丸藤選手、田中選手、望月選手、宮本選手、みんなとやりたいなと思います。で、できれば力を借りて、もう1回倒したいなと思いますね」

▼拳王「おい、今の言葉聞いたか? このプロレス界最強の男・船木さんは、俺たちが一番刺激があるんだ! 俺と中嶋の試合を見て、共感してくれるんだ! 俺たち金剛はな、ノアだけじゃねーぞ。プロレス界でテッペン目指してんだ。その熱い心、強い信念にプロレス界最強の男・船木さんが共感してくれたんだ。おい、船木さんがこれから歩みをともにするんだ。テッペン目指せるだろ? おい、これからはな、俺たち金剛が日本のプロレス界、いや、世界のプロレス界の頂点目指してやっていくからな! これを見ているクソヤローども、これからはな、俺たち金剛に…ついてこい」

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