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1/21【新日本】石森がマスク剥ぎ暴挙 タイガーの闘虎宣言を逆なで「あんたは老虎」

『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』東京・後楽園ホール(2022年1月21日)
○タイガーマスク&永田裕志vs石森太二&外道×

 IWGPジュニアタッグ前哨戦でタイガーに連敗した石森だが、マスク剥ぎの暴挙に。タイガーの闘虎宣言を逆なでし、「あんたは老虎」と嘲笑した。

 石森は2・11仙台大会でタイガーとの一騎打ち、2・19札幌大会ではエル・ファンタズモと組んで、ロビー・イーグルス&タイガーの保持するIWGPジュニアタッグ王座挑戦を控えている。前日の前哨戦第1ラウンドではタイガーが先勝。“戦う闘虎"宣言をぶち上げて気合いを入れたが、今宵は石森が仕掛けた。

 タイガーが永田と、石森が外道と組んで激突。序盤は永田が2人がかりで攻め込まれたものの、タイガーがダイビングボディアタックで斬り込んで石森と外道を場外に蹴散らした。タッチをもらったタイガーは、さらに石森を鋭い蹴りで攻め立てる。

 しかし、石森はトリッキーな動きで翻ろうし、スワンダイブ式ヒップドロップを落として反撃を果たすと、場外では外道がベルトをムチ代わりにしてタイガーを殴打。そのまま石森組が代わる代わるラフファイトでタイガーをいたぶっていく。2人はマスク剥ぎまで狙っていった。

 これで怒りの導火線に着火したタイガーは、ダイビングボディアタックや風車式バックブリーカーで相手チームをなで斬りに。あとを受けた永田が猛攻に転じる。石森を一気に攻め立てると、好機にタッチをもらったタイガーは、永田とダブルミドルキックをぶち込んだ。

 石森はハンドスプリングレッグラリアットでなんとか挽回するが、タイガーの勢いは止まらない。外道の外道クラッチを上手く切り返すと、フライングボディアタック、ローリングソバットからタイガードライバーをズバリ。永田が石森を分断すると、タイガースープレックスは阻止されたものの、外道の丸め込みを利用したタイガーはリバースダブルアームバーに捕獲して鮮やかにギブアップを奪い取った。

 タイガーが前哨戦で連勝を飾ったものの、試合後に石森が動いた。間隙を突いてタイガーのマスクに手をかけると、今度は剥ぎ取ることに成功。タイガーの素顔をさらすと、高笑いを決め、戦利品のマスクを頭に乗せてリングを去っていった。セコンドが飛び込み、Tシャツで顔を隠したものの、タイガーは勝利の喜びから一転して怒りをあらわにした。

 奪い取ったマスクを指で回して満足げな表情を見せた石森は「昨日言ってたな。何だっけ?……闘虎! 闘う虎として、今年はボッコボコにしていきます! え? いやいやいやいやいやいや、もーう、いいだろう……。どう考えても全盛期は過ぎてんだからよ」とタイガーを酷評。「時代は動いている。あんたは老虎! 老いた虎として今年は頑張ってくれ」と上から目線で通告した。

【試合後の永田&タイガー】
▼タイガー「(※石森にマスクを剥がされTシャツを被りバックステージに現れると)WORLD TAG LEAGUE以来の永田さんとのタッグで、オレは楽しもうと思ってたのに。石森、お前相当焦ってんな! マスク獲るって事は相当焦ってんなお前! お前なあ、人の体のことを言う前にな、テメエの実力をよく見直してみろ。いいか。俺はあえて言わんけど、お前たちからタイトルマッチやって何回も勝ってんだぞ、お前? 言わんでもわかるだろ、何のことか。そのことを今日じっくりとあいつは思い出したんじゃねーか? 昨日から。とにかく、このやった落とし前は絶対つけさしてもらう。(※永田と握手をし)すみません、永田さん」

▼永田「どうも、ありがとう」

▼タイガー「ありがとございました」

▼永田「まあ、今日はWORLD TAG LEAGUE以来のタイガーとね、組んで戦ったわけですけれど。まあ色々インサイドワーク使ってきて、最後何なく勝つことができて。でもやっぱり、マスクを獲るのはやっぱり汚いね。今度レフェリーに厳格にチェックして欲しいなと思いました。今シーズンしっかりと力をつけて戦っていきたいと思います」

【石森の話】「獲っちゃった、あはははは(笑) 老いた虎さんよお? 昨日言ってたな。何だっけ? 闘虎! 闘う虎として、今年はボッコボコにしていきます! え? いやいやいやいやいやいや。もーう、いいだろう…。どう考えても全盛期は過ぎてんだからよ。確かに、オメーが、スーパージュニア2連覇したり、IWGPジュニア王者だった時を俺は知ってるが、もう十何年も前のことだろ? まあ、明らかに違うから。時代は動いてる。あんたは老虎! 老いた虎として今年は頑張ってくれ。そして俺が(※カメラに5本指を向け)…いやー、それはやんない(笑)」

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