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2/21【スターダム】プロミネンス初戦は熱闘ドロー 世羅が朱里と大乱闘、鈴季は蛍光灯投入未遂

東京・後楽園ホール(2022年2月21日)
△朱里&テクラvs藤田あかね&世羅りさ△

 プロミネンスのスターダム参戦初戦は熱闘ドローに。やり足りない世羅が朱里と大乱闘。ジュリアを目の敵にする鈴季すずは蛍光灯を投入しようとしたが未遂に終わった。世羅は3・26&3・27両国大会に向けて、朱里&ジュリア以外のDonna del Mondoのメンバーとの総力戦を迫った。

 昨年末にアイスリボンを離脱した世羅、鈴季、藤田、宮城もち、柊くるみが結成したユニット・プロミネンスは、1・29名古屋大会に乱入し、元同門のジュリアと乱闘。3・26&3・27両国2連戦への参戦を決定的にすると、さらに2・1後楽園大会にも再乱入。朱里が旧知の世羅迎撃を宣言すると、プロミネンスとは元同門にあたるテクラが藤田を挑発し、プロミネンスのスターダム参戦初戦として「朱里&テクラvs世羅&藤田」が組まれた。

 世羅は両国前のプロミネンス討伐を予告していた朱里とのっけから対峙。激しい先制争いを繰り広げる。序盤からテクラを豪快なジャイアントスイングでぶん回すなど存在感を発揮。藤田もバックドロップやオクラホマスタンピート、さらには生音が響くほど強烈な頭突きを披露し、スターダムのリングでインパクトを残した。負けじと朱里も重たい蹴りを唸らせれば、テクラも鎌固めなどテクニックで応戦し、試合は大接戦に。

 攻防が激化し、時間切れが刻一刻と迫る中、プロミネンスは朱里に集中砲火。世羅のエアーズロック(変型デスバレーボム)、藤田のバックフリップ、世羅のリバーススプラッシュ式ダブルニードロップが立て続けに決まる。しかし、DDMもテクラのダイビングボディプレス、朱里のダイビングギロチンドロップで逆襲した。

 ここでプロミネンスのセコンド勢が介入するとリング上はさらに大混乱に陥る。間隙を突いて、藤田がダイビングショルダー、世羅がハリケーンドライバーと再び猛攻を浴びせるも、朱里は意地のキックアウト。世羅のダイビングダブルニーを自爆させると、攻勢に転じ、ハイキックや両足をロープにかけてのDDTで3カウントを迫るが、フォールを返されたところで時間切れ引き分けとなった。

 朱里と世羅、テクラと藤田がやり足りないとばかりにその後も乱闘。マイクを持った世羅は「おい、朱里、テクラ。20分じゃ足りねえな。今日は決着つかなかったけど、両国、もっとやり合おうじゃねえか。お前らの知らねえプロミネンス、見せてやるよ」と豪語する。ジュリアを付け狙う鈴季は「おい、ジュリア! お前いつになったら私と試合するんだ。ビビってんのか?」と挑発した。

 しかし、朱里とジュリアは両国初日で赤いベルトを懸けての同門対決がすでに決定済み。リングに上がったジュリアが「ナメてんのか? お前らさ、両国、両国言ってるけど、私は両国、朱里と大事なタイトルマッチがあるんだ。てめらに邪魔されてたまるかよ」と言い返す。すると、鈴季は「ジュリア、おめぇの気持ちはよくわかったよ。そんなことより、お前、今日誕生日なんだろ? ジュリアにとっておきの誕生日プレゼント用意してやるから、受け取れ」と蛍光灯をリングに持ち込んだ。

 朱里が立ち塞がってジュリアを守ると、これを合図にリング上は再び大乱闘に。レフェリーが蛍光灯を奪い取って、凶器攻撃は未遂に終わるが、鈴季は投げ捨てジャーマンでジュリアを暴行した。なんとか混乱が収まると、世羅は「おい、両国にてめぇとてめぇがいないならな、勇気あるヤツ出てこいよ。待ってるぞ」と朱里&ジュリア以外の対戦相手を要求して去っていく。それを受けて朱里は「改めて両国、誰がプロミネンスとやるか決めよう。皆さん、発表までちょっと待ってください」とメンバー選考を宣言した。

 バックステージではドロー決着に悔しさをあらわにした朱里だったが、「私は両国で赤いベルトのタイトルマッチが決まってます。両国、Donna del Mondoで選抜して、誰がいくか決めたいと思います。私はDonna del Mondoを信じてる。両国で誰が出てもプロミネンスを潰してくれる。そう思ってます」とDDMの仲間に全てを託す構え。一方、世羅は「うちもプロミネンス総出で迎え撃ちますんで。Donna del Mondo、全面対抗戦やろうじゃん。欠場中の選手は試合させないけども、フルメンバーで4人いるんでね。そっちも用意できるでしょ、4人。用意しといてよ。勇気あるヤツ待ってます」と4対4の総力戦を迫った。


【試合後の朱里&テクラ】
▼朱里「今日、プロミネンスと試合をして、仕留めることができなかった」

▼テクラ「悔しい。ドロー、大嫌い。本当に」

▼朱里「まだまだやり足りないし、私自身が潰したい。テクラもね。テクラ自身が潰したい。でも、私は両国で赤いベルトのタイトルマッチが決まってます。両国、Donna del Mondoで選抜して、誰がいくか決めたいと思います。私はDonna del Mondoを信じてる。両国で誰が出てもプロミネンスを潰してくれる。そう思ってます」

▼テクラ「おい、プロミネンス。お前らはラッキーだった。私はメチャクチャ怒っている。次は潰してやる」

【試合後の世羅&藤田】
▼世羅「おいおいおい、20分ドローだって? 足りてないじゃん、時間が全然聞こえなかった」

▼藤田「全然足りない」

▼世羅「時間、全然聞こえなかったわ。朱里と髪の毛掴み合ってたら、残り10秒だって聞こえて。足りるわけねえだろ、20分じゃ。スターダム、ナメるなよ、プロミネンスのこと。20分じゃ足りねえよ。時間無制限でやっとけよ。しょうがない。決着つけることができなかったからね。我々のあれでもあるし。次は両国? もちろんカードは組まれますよね? これでないなんて言わせねえよ」

▼藤田「ドローで終わりなんてそんなことあるわけないでしょ」

▼世羅「ただ、朱里とジュリアがタイトルマッチ。で、勝ったほうが次の日もらしいじゃん? ということは、どっちか確実にいねえわけよ。2DAYS出るよ。1日目、朱里もジュリアもいねえなら、勇気あるヤツが出てこい。誰が出てくるんだろうね?」

▼藤田「見てたら、勇気あるヤツがそんなにいなそうっていうか」

▼世羅「全然来なかったし」

▼藤田「突っかかってこいよ」

▼世羅「欠場中の柊くるみで十分だよ。うちもプロミネンス総出で迎え撃ちますんで。Donna del Mondo、全面対抗戦やろうじゃん? 欠場中の選手は試合させないけども、フルメンバーで4人いるんでね。そっちも用意できるでしょ、4人。用意しといてよ。勇気あるヤツ待ってます」

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