3/19【東京女子】元AEW世界女子王者・志田が2年5ヵ月ぶり国内凱旋 乃蒼に貫録勝利
『GRAND PRINCESS '22』東京・両国国技館(2022年3月19日)
○志田光vs乃蒼ヒカリ×
元AEW世界女子王者・志田が2年5ヵ月ぶりの国内凱旋を果たし、乃蒼に貫禄勝ちを収めた。
2019年秋に渡米し、アメリカのメジャー団体・AEWに参戦した志田は同団体の世界女子王座にも就いた。この日、2年5ヵ月ぶりの国内凱旋と東京女子初参戦が実現。乃蒼との一騎打ちに臨んだ。
序盤、場外戦に発展し、乃蒼がイス攻撃を見舞えば、志田は竹刀でブッ叩くなどハードコアファイトを披露した。戦場がリングに戻ると、乃蒼がミサイルキック、グラウンドコブラツイストで攻め込んだが、志田はカナディアン・バックブリーカー、ブレーンバスターで応戦。乃蒼は必殺のブリザード・スープレックスを決めても3カウントを許さず。カナディアン・バックブリーカーの体勢から投げ飛ばす荒技を敢行すると、最後はファルコンアローをさく裂させて3カウントを奪った。
凱旋試合を白星で飾った志田は「私、AEWのベルト獲ったときノーDQ戦だったんですよ。そんな私に『ハードコアやりたい』? いやあ、危険な発言なんじゃないのかなって最初は思ったんですけどね。ただ今日試合してみて、その心意気、いいじゃないですか。乃蒼ヒカリ、カッケーじゃないですか」と乃蒼を評価。「今日、日本で久々に試合させていただいて、この両国っていう大きな舞台で日本復帰させていただいたこと本当に感謝してます。これから志田光は世界中で活躍していきます。米国、日本、どこでも飛んでいきますよ」と宣言し、「いつか乃蒼ヒカリが私を捕まえて、またもう1回試合するときは今度こそハードコアルールでやりましょう」と再戦を見据えた。
敗れた乃蒼は「何も出せなかったなっていうのが一番ですかね。決まってから対策はしてきたんですけど。自分が想像してた距離よりホントに遠いくらい強くて。ただただ悔しいなっていうのが大きいです。もっとかっこいい選手がいるってことを知ってもらいたかったです」と肩を落とした。ハードコアでの再戦については、「最初に握手を求めたときから全然相手にされてないなっていうのを感じてて。だからこそ自分の得意分野というか、好きなものでアピールしたいなっていうのはあったんですけど。志田さんがハードコアな試合をしてくれたのはうれしくて。1回闘ったからこそ、もっともっと志田さんを研究して、(次は)ハードコアしてほしいです」と希望していた。