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4/17【スターダム】MIRAIが難敵・鹿島突破で4強最後の切符獲得 「魂込めて優勝狙う」

『CINDERELLA TOURNAMENT 2022/2回戦・準々決勝』
東京・後楽園ホール(2022年4月17日)
「CINDERELLA TOURNAMENT 2022」準々決勝 ○MIRAIvs鹿島沙希×

 MIRAIが難敵・鹿島を突破して、シンデレラトーナメント4強最後の切符を獲得。「魂込めて優勝を狙っていきます」と宣言した。

 MIRAIは新たに始動した朱里率いるユニット・God's Eyeに自ら加入。シングル戦線での浮上を見据えている。シンデレラトーナメントには今回が初出場で、1回戦では元パートナーの白川未奈にオーバー・ザ・トップロープで勝利。「林下詩美vs中野たむ」が引き分けに終わったため、2回戦が不戦勝となり、準々決勝まで駒を進めた。

 対戦相手はこの日の2回戦で岩谷麻優をわずか17秒で下して勢いに乗る鹿島。序盤はMIRAIが劣勢を強いられた。鹿島は握手しても奇襲せず、どよめきを誘うと、すぐさまラフファイトに打って出て、MIRAIはオーバー・ザ・トップロープのピンチに。大江戸隊の面々も加勢するが、朱里たちが駆けつけて事なきを得た。その後も鹿島のラフファイトに手を焼いたMIRAIだったが、持ち前のパワーを活かして逆襲。躍動感溢れる猛攻で一気に主導権を握る。

 しかし、コーナーに上がったところで鹿島が足止め。雪崩式フランケンシュタイナーで大ダメージを与えると、マイ・エンブレムの体勢に。MIRAIにリバースされても、先に立ち上がってエルボーを乱射した。

 粘るMIRAIはぶっこ抜き変型ジャーマンで流れを一変させると、腕ひしぎ逆十字固めに捕らえる。大江戸隊のメンバーがゲキを飛ばすと、鹿島は必死にしのいだ。そして、バックドロップを丸め込みで切り返したものの、止まらないMIRAIは豪快なラリアットを連続して振り抜く。

 決定的な場面だったが、フォールを狙った瞬間、鹿島がクルリ。鹿島連勝かと場内は沸騰したが、MIRAIはギリギリで肩を上げると、再び攻勢に。ミラマーレショック(旋回式ハリケーンドライバー)は鹿島が首固めで切り返そうとしたものの、踏ん張ったMIRAIは腕に絡みつき、ミラマーレに捕獲。必死にポジションを変えて逃れようとする鹿島を絞めに絞めて、ギブアップを奪った。

 MIRAIがベスト4最後の切符を掴み、準決勝は「MIRAIvsなつぽい」「コグマvs葉月」に決定した。試合後、鹿島に対し、座して一礼したMIRAIは、マイクを持つと「後楽園ホールのメインイベントで、このMIRAIが勝利しました!」と勝利の雄叫び。God's Eyeの盟友である朱里と壮麗をリングに呼び込むと、1151人の観客が集まった場内を見渡して「いや、いいですね。いろいろ今は気をつけなきゃいけないことがたくさんありますけど、ここ後楽園ホールにこの景色が戻ってきていることが自分はとても嬉しいです」と喜びを口にし、大きな拍手を起こした。

 MIRAIは「今日、自分は勝ったのでベスト4です。シンデレラトーナメントは4・29大田区総合体育館で、自分は魂込めて優勝狙っていきます」と高らかに宣言。朱里に最後の言葉を確認しつつ、「自分に負けるな。限界を超えろ。God's Eye! 魂込めてロックオン!」と叫んで締めくくった。

 「鹿島沙希は何してくるかわからないので。深いプロレスをしてくるというか。なので、ちょっと自分は苦手だなと思っていたんですけど、でもしっかりと勝つことができました」と振り返ったMIRAIは、「しっかり大田区総合体育館で勝って、初出場・初優勝を目指したいと思います。この新格闘プリンセスがドレスとティアラをまとって夢を叶える瞬間を魂込めて皆さんにお届けします」と改めて誓っていた。

【MIRAIの話】「準々決勝、今日しっかり勝つことができました。岩谷麻優と鹿島沙希、どっちが上がってくるかなと思ったんですけど、鹿島沙希で。鹿島沙希は何してくるかわからないので。深いプロレスをしてくるというか。なので、ちょっと自分は苦手だなと思っていたんですけど、でもしっかりと勝つことができました。今日勝ってベスト4。ベスト4に自分は結構興奮しているんですけど、ベスト4を目指しているわけじゃないので。しっかり大田区総合体育館で勝って、初出場・初優勝を目指したいと思います。この新格闘プリンセスがドレスとティアラをまとって夢を叶える瞬間を魂込めて皆さんにお届けします。ありがとうございました」

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