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7/9【スターダム】初挑戦・向後奮闘も…AZMがハイスピードV5 吏南が襲撃表明

『STARDOM MidSummer Champions 2022〜真夏の王者たち〜』東京・立川ステージガーデン(2022年7月9日)
ハイスピード選手権試合 ○AZMvs向後桃×

 AZMが初挑戦で大奮闘を見せた向後を返り討ちにして、ハイスピード王座激勝V5。試合直後に襲撃した吏南が次期挑戦者に名乗りを上げると、迎撃を宣言した。

 AZMは5・28大田区大会でテクラを破り、ハイスピード王座4度目の防衛に成功。最多防衛記録を目標に掲げたが、そんな王者に挑戦表明をぶち上げたのは初挑戦となる向後だった。AZMは向後の師匠である葉月に興味を示して対戦を受諾。ビッグマッチの立川大会でタイトル戦が組まれた。

 ゴング直後こそ気を吐いた向後だったが、時間が経つにつれてAZMペースに。AZMは胸板へのハンマーパンチ連打やサッカーボールキックなど厳しい攻撃を連発。向後を鼓舞する余裕を見せた。

 向後はコーナーに上がったAZMの足を619で刈ると、エプロンでの619やコーナーからの反転式プランチャなど決死の攻撃で逆襲。AZMが胸板にハンマーパンチを乱れ打っても、同じ攻撃でやり返して意地を見せる。丸め込み合戦でも互角に渡り合うと、バズソーキック、ブレーンバスター、ダイビングフットスタンプの波状攻撃で追い詰められるが、意地のキックアウト。逆に変型スイング式DDT、ネクター・ピーチ(リストクラッチ式フィッシャーマン)と大技を連発し、新兵器の飛びつき式逆打ちであわやの場面を作った。

 丸め込み合戦になっても、あずみ寿司を切り返すなど善戦。しかしその先を読んだAZMが腕を絡め取ると、ヌメロ・ウノに捕獲し、鮮やかに一本勝ちを奪い取った。

 AZMがハイスピード王座V5。激闘の余韻覚めやらぬ中、突然現れた吏南がコーナーからAZMめがけて、ダイビングフットスタンプを投下する。不意を突かれて苦しむAZMを見下ろした吏南は、「次のハイスピードの挑戦者はこの吏南様だ!」と挑戦表明をぶち上げた。

 「こんなクソババアが挑戦しているぐらいなら、私にも挑戦資格あるだろ? ハイスピードと言ったら、AZM、コグマ、なつぽい…。もう見飽きたんだよ」と大胆にも言い放ち、「この15歳の私がベルトを巻いて、ハイスピードの違った新しい景色見せるんで、覚悟しとけ」と通告すると、リングをあとに。怒り心頭のAZMは「お前な、こちとら試合後なんだぞ。バカか? クソガキ。まあ、いいよ。新しい景色作るんでしょ? じゃあ、お姉さんがお相手してあげます」と迎撃を宣言した。

 バックステージでも吏南はAZMを襲撃。「試合後も襲って、コメント後も襲って。まったく反抗期だな。私、AZMお姉ちゃんがしっかり相手してやるよ」と報復を予告したAZMだった。

【試合後のAZM】
▼AZM「まあ、最後はしっくり来ないけど、ハイスピードV5達成しました。私はコモモから葉月を感じられればそれでいいって言ったけど、いい意味で葉月が感じられなくてね。コモモはこの1ヵ月ちょっとで随分メチャクチャ面白くなったね。私とかキッドとかなつぽいとかコグマとかと比べてまだまだですけど、いつかこの4人の中に加わる選手の1人なんではないでしょうか。次はまあ、吏南? 今、反抗期なのかな?」

※吏南が乱入して掴みかかると

▼吏南「おいおいおいおい。てめぇよ。クソガキ…じゃねえか、クソババア」

▼AZM「クソガキはお前だろ?」

▼吏南「さっきも言ったけどよ、てめぇのハイスピードなんかもう見飽きたんだよ」

▼AZM「じゃあ、お前やってみろよ、ハイスピード」

▼吏南「このベルト巻いて新しい景色見せてやるから」

▼AZM「返せ。お前が触るんじゃねえ」

▼吏南「覚悟しとけよ」

※吏南が去っていくと

▼AZM「試合後も襲って、コメント後も襲って。まったく反抗期だな。私、AZMお姉ちゃんがしっかり相手してやるよ」

【向後の話】「負けました…。全部、全部出しきっての完敗でしたが、それでも私は諦めません。AZMさんがベルトを持っているうちに絶対にまたチャレンジして、次は向後桃がベルトを巻きたいと思います。絶対に諦めないから」

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