プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/18【全日本】タイガーが世界ジュニア2連戦突破、北斗挑戦表明に「久々にぶん殴りたいヤツが来た」

『2022 SUMMER ACTION SERIES〜大阪鶴見夏フェス2022〜』大阪・花博記念公園鶴見緑地ハナミズキホール(2022年7月18日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○タイガーマスク&イザナギ×

 タイガーがイザナギを退け、世界ジュニア2連戦を突破。全日ジュニアの至宝を奪還すべく北斗が挑戦を表明し、タイガーは「久々にぶん殴りてぇヤツが来た」と受けて立った。

 新日本所属選手初の世界ジュニア王者・タイガーは7・14後楽園大会で田村を下し、初防衛に成功。わずか4日後のこの日、元王者でもあるイザナギとのV2戦に臨んだ。イザナギとは2007年9月、みちのくプロレスの『第4回ふく面ワールドリーグ戦』準決勝(タイガーがタイガースマスク時代のイザナギに勝利)以来、約15年ぶりの再戦となった。

 試合はベテラン対決らしい見応えある攻防戦となった。タイガーが風車式バックブリーカーで先制し、イザナギがローリングソバットで反撃しても、すぐさまローリングソバットで応戦。引かないイザナギもトペコンヒーロで逆襲。串刺しハイキック、トラースキック連打を流れるように決めた。

 コーナーダイブはタイガーがドロップキックで撃墜したが、イザナギはスクールボーイで丸め込み、渕正信直伝・仙人の首固めを3連発してあわやの場面を作る。さらにバズソーキックもぶち込んだが、タイガーススープレックスはタイガーが決めさせない。ツームストンパイルドライバー、タイガードライバーと大技を連発すると、雪崩式ダブルアームスープレックスを敢行。イザナギの動きが鈍ったのを見逃さずミレニアムスープレックスで追い討ちをかけると、伝家の宝刀・タイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。

 タイガーがイザナギを返り討ちにし、世界ジュニア2度目の防衛に成功。中二日の過酷なタイトルマッチ2連戦を突破した。試合後、ジュニアの至宝を奪還すべく北斗が挑戦を表明。「近くで見るとよ、全然ちっちゃいんだな。まあ、一言だけ。次はよ、俺とやろうぜ、そのベルトかけて。いい返事待ってま〜す」と不敬な態度にタイガーは「ずっと素晴らしい性格の素晴らしいリスペクトをする選手が来たんだけど、久しぶりにぶん殴りてえのが来たかな」と着火。「まぁ、いいんじゃないですか。彼のキャラクターなんだから受けてやりますし。その代わり覚悟してほしい」と通告した。

 「全日本プロレスも50周年、新日本プロレスも50周年。やっぱりいい意味でお互い持ち上がっていけばいい」というのがタイガーの考え。自身が世界ジュニア王者であり続けることによって、その効果を生み出していくつもりだ。3日前にはデビューから丸27年を迎えたばかり。試合後のリング上で「新日本プロレスは負けない。そして、タイガーマスクは絶対に負けない」と豪語してみせた黄金の虎は誰が立ちはだかろうとも全日ジュニアの至宝を外敵として守り続ける。

【試合後のタイガー】
▼タイガー「これで短期間の防衛戦が終わりました。明日からはしばらく空くのでね。牛筋煮込みでも食べたいなという気分です。まぁ、そういう冗談はともかくとして、今日のイザナギ選手。みんな知ってるんですよね? 元タイガースマスクということで、僕は確か10何年前に1回やったことあるんですね。その時よりもやはりパワーも増してるし、ドロップキック1個でも顔面に入るしね。このベルトを獲ろうという全日本プロレスの意気込み、必死な思いが伝わります。やってて楽しかったし、昔のなんて僕、覚えてないから。勝ったのは勝ってるんだろうけど、それだけ彼もずっといろんなとこで実力つけてんだと。ホント全然、一方的ではなかったですね。スクールボーイうまいね。危ないよ、あれ。ああいう技を大事にするのは物凄くレスラーとしてリスペクトします」

――スモールパッケージは渕さん直伝だが?

▼タイガー「どうなんだろう。僕、渕さんとやったことないからわからないですけどね。とりあえず短期間での防衛戦が終わったわけで。でもスーパージュニアの時も毎日やってたしね。それを思えば何てことないかなと。あとはまた挑戦者に名乗り出てきた大森選手。久々にぶん殴ろうかなと思うのが出てきたかなと。今までは物凄く礼儀正しいというか、後輩の選手というか若手の選手というか。まぁ、いいんじゃないですか。彼のキャラクターなんだから受けてやりますし。その代わり覚悟してほしいなと思いますね」

――タイガー選手からすれば相手として好きなタイプでは?

▼タイガー「好きっていうか、わかんない。やったことないからね。ただ、ああいう口で言うのは新日本プロレスにはゴマンといるから。あいつも言うし、こいつも言うし、言わないヤツの方が珍しいから。慣れてはいるけど、彼がどういう試合するか見てないからわからないですけど。何かだんだん体がでかくなってくるというかね。どんどんでかくなってくるじゃない。さすが全日本プロレス。潰されないように頑張ります。まだまだジュニアの挑戦できる人いるわけでしょ。怖い怖い」

――それを一人一人倒していくのみと?

▼タイガー「そうですね。もちろん僕が今、ベルトを持ってるということで、毎回言うことだけど、全日本プロレスも50周年、新日本プロレスも50周年。やっぱりいい意味でお互い持ち上がっていけばいいと僕は思ってるんで。それが僕がこのベルトを持ってることで、全日本プロレスの選手が何このヤローという気があるんであれば、それはそれでよかったと思ってるしね」

――タイガー選手にとってもいい刺激になっていると?

▼タイガー「もちろん、もちろん。僕もいい刺激ですよ。久しぶりにタイトルマッチをやらせてもらって、連チャンでやらされて。非常に楽しくできてます。お互い50周年、どんどん上がっていけばいいと思います。あと僕は今月の15日、デビュー丸27年を迎えまして、この27年を迎えたうえでベルトを持ってるという部分では非常に喜ばしいことですね。28年目も頑張ります」

プロ格 情報局