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7/29【全日本】アジアタッグ延期も大森が直接対決で井上の成長実感「格段に重くなってる」

『2022 SUMMER ACTION SERIES』東京・新木場1stRING(2022年7月29日)
○大森隆男vs井上凌×

 アジアタッグ挑戦が延期となった大森がパートナー・井上との直接対決で「格段に重い」と成長を認めた。

 この日、大森と井上はアジアタッグ王者・稔&歳三に挑戦する予定だったが、稔が抗原検査陽性判定により欠場。タイトルマッチは延期となり、急きょ両者が一騎打ちを行うことになった。

 大森は井上の今の力を確かめるように、真っ向から受け止めた。果敢にハンマーパンチを連打する井上にチョップで対抗。極意を伝授したダイビングエルボードロップに攻め込まれたが、フロントハイキック、ニールキックの連続攻撃で鎮圧。最後はフルネルソンバスターからのダイビングエルボードロップで3カウントを奪った。

 試合後、大森は「井上、お前のダイビングエルボーなかなか効いたぜ。だけどまだまだだ。まだまだ高さも重さもこれから格段に上げられる可能性がある」と井上の可能性を評価。中でも「格段に重い」と一撃の威力が向上していることを指摘した。

 井上の成長を確かめられたことで、大森は改めて「今年、全日本は50周年だからさ。やっぱ俺らが巻かないとさ、明るい未来見えないよ」と最古のベルト獲りへの思いを強くした。そこには「俺は巻きたいし、井上選手にも巻いてほしい」との願望があり、「俺がそういう気持ちじゃないと、井上も上を目指せないと思うんだよね。俺ががっしりしてないと。お前邪魔だって言われるぐらいのさばってやろうと思ってるよ」と健在を示すつもりだ。

 王者・歳三は「約束は守る。延期になっても挑戦は受ける」としたうえで、井上に向かって「埋めてこい、足りないものを」と上積みを要求。当然、井上もそのつもりで「延期になりましたけど、これでまた日が空いたので強くなれる機会が増える」と誓っていた。

【試合後の大森、井上】
▼大森「井上、お前のダイビングエルボーなかなか効いたぜ。だけどまだまだだ。まだまだ高さも重さもこれから格段に上げられる可能性がある。そして今日なくなったけどさ、アジアさ、絶対巻こうよ」

▼井上「はい、獲りましょう」

▼大森「俺もこないだ言ったようにさ、俺は巻きたいし、井上選手にも巻いてほしい」

▼井上「はい」

▼大森「なぜかって言ったら今年、全日本は50周年だからさ。やっぱ俺らが巻かないとさ、明るい未来見えないよ。あいつらが持ってたってさ、アジアの価値なんか上がらないじゃん。俺はそう思うんだよね」

▼井上「延期になりましたけど、これでまた日が空いたので強くなれる機会が増えるかなと。特訓して」

▼大森「あぁ、なるほど、そうだな。俺たちの望みがちょっと先延ばしになっただけの話でさ、その分、楽しい期間が増えたよね。期待できる期間がね。前向きにとらえられて素晴らしいよ。その通りだ」

――戦って井上選手の進化は感じた?

▼大森「格段に重いよね。格段に重い。早いしさ。だけどやっぱり俺がそういう気持ちじゃないと、井上も上を目指せないと思うんだよね。俺ががっしりしてないと。お前邪魔だって言われるぐらいのさばってやろうと思ってるよ。アジアのベルト、そしてその先にもさ、来月、王道トーナメントあるし、まだまだ狙ってるしさ。邪魔くさいって言われようと何だろうと俺はのさばるよ。なぜかってわかる?」

▼井上「いえ」

▼大森「それがワイルドの生きざまだからだ」

▼井上「はい」

※歳三がやってきて

▼歳三「お二人さんよ。大森さんよ、約束は守る。延期になっても挑戦は受ける。埋めてこい、足りないものを」

▼井上「絶対埋めてきてやる」

▼歳三「延期になったことをチャンスだと思って埋めてこい。俺たちは逃げも隠れもしない。約束だ」

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