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7/30【スターダム】5★STAR GP開幕…葉月が因縁のジュリア突破でメイン締め 「ワイルドでクレイジーな戦い見せる」

『5★STAR GP 2022〜開幕戦DAY1〜』東京・大田区総合体育館(2022年7月30日)
ブルースターズ公式リーグ戦 ○葉月vsジュリア×

 3年ぶりの出場となった葉月が5★STAR GP開幕戦のメインで因縁のジュリアを突破。「この葉月がワイルドで、そして最高にクレイジーな戦いを見せるけん、お楽しみに!」と高らかに宣言した。

 葉月とジュリアは、ジュリアのスターダム所属初戦となった2019年12月の新木場大会で一騎打ち。ジュリアがステルスハイパー(ドラゴンスリーパー式リバースSTF)で絞め上げてレフェリーストップ勝ちを果たした。その2週間後、葉月は入れ代わるようにして引退したものの、昨年復帰。5★STAR GPの舞台で、2年7ヶ月ぶり2度目の一騎打ちが実現した。

 因縁の対戦はフルスロットルのエルボー合戦で幕開けする。顔面ウォッシュで競り合うと、ジュリアは入場ゲートまで葉月を連行。止めに入る村山レフェリーをねじ伏せ、その背中を踏み台にして顔面を蹴り飛ばした。さらに、グロリアスドライバーを狙うも、これは間一髪で葉月が阻止。逆にジュリアを蹴り飛ばして、入場用の階段を転げ落ちさせると、階段上からダイビングボディアタックを敢行した。さらに、リングサイドに戻ると、トペスイシーダを突き刺して追い討ちする。

 劣勢が続いたジュリアだが、決死の雪崩式ダブルアームスープレックスで一矢報いる。ビンタ合戦、フロントハイキック合戦と喧嘩マッチが続くが、ジュリアは急角度のバックドロップ、ミサイルキックで流れを引き寄せると、前戦で絞め落としたステルスハイパーで絞めに絞めた。

 なんとか葉月は耐え抜くと、再び激しい打撃戦に。葉月はグロリアスドライバー狙いを切り抜けると、スキを突いて、コーナー張り付け式コードブレイカーを決めて形勢打開。ダイビングセントーンも投下する。ジュリアもファルコンアローで抵抗し、ランニングニーを浴びせるが、ヒザをキャッチした葉月はゴツン!と生音が響く強烈な頭突きで黙らせる。さらに、みちのくドライバーIIで追撃すると、最後は垂直落下式ブレーンバスターでジュリアを沈めた。

 2年7ヵ月前の雪辱を果たした葉月が、5★STAR GP開幕戦のメインで激勝。白星スタートを遂げた。一方、昨年の5★STAR GPは首負傷のため、無念の途中欠場となっていたジュリアは今年のリーグ戦に懸ける思いが強かったものの、無念の黒星発進となった。

 試合後、マイクを持った葉月は「ジュリア…待たせたな」とメッセージ。「欲しかったでしょ? この刺激」と続けて笑みを浮かべると、「これで1勝1敗。また何度でも刺激のある試合をしましょう」と呼びかけた。ジュリアも再戦をアピールすると、リングを去っていく。

 大田区2連戦初日の締めは葉月。ゴッデス王座のベルトを肩にかけると、「3年ぶりの5★STAR GP出場…。今日から熱い熱い戦いが始まりますけど、盛り上げる準備はできてますか!?」と観客に問いかける。大きな拍手を浴びた葉月は、「2022年、5★STAR GP、この葉月がワイルドで、そして最高にクレイジーな戦いを見せるけん、お楽しみに!」と最後に博多弁で高らかに宣言して締めくくった。

 バックステージでも「この夏、誰よりも一番私が楽しんで、最高の熱い夏にしたいと思います」と誓った葉月。2戦目は8・6上越大会。スターライト・キッドと対戦する。

【葉月の話】「5★STAR開幕戦、ジュリア。強え…。強かったけど、勝ったのは私。この夏、誰よりも一番私が楽しんで、最高の熱い夏にしたいと思います。ジュリアとは決着がついたわけじゃないから。ジュリアがスターダムに来て、初戦が葉月とのシングル。レフェリーストップで負け、今回2度目のシングルで私が垂直落下で取り、1勝1敗。これからもあいつとの楽しい戦いは続きます」

【ジュリアの話】「クソ! いやあ、初戦負けちゃった。でも、約3年前、私がスターダムにやってきた初戦の相手・葉月。あの日、葉月はいなくなって、モヤモヤが残ったまま、唯一残ったまま、このスターダムで私は戦い続けて。まさかお前が復帰して、まさかまさかまた葉月と戦えるなんて思ってなかったから、負けたのはマジで悔しいけど、このモヤモヤが晴れた気がする。しかし、リーグ戦、1試合目に負けたのはよくねえよな。でも、まだ始まったばっかり。ジュリアの夏はここからだから。決勝に向けて走り抜けるから。今日はあんたとやれて本当によかったよ。またやろう。アリベデルチ。またな」

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