7/31【スターダム】白川がスパナ攻撃阻止で桃撃破 アーティスト挑戦要求

『5★STAR GP 2022〜開幕戦DAY2〜』東京・大田区総合体育館(2022年7月31日)
ブルースターズ公式リーグ戦 ○白川未奈vs渡辺桃×

　白川が予告通りにスパナ攻撃を阻止し、桃を撃破。アーティスト王座挑戦を要求した。

　2年連続の5★STAR GP出場となった白川が初戦で前回準優勝の桃と対決。白川は桃の凶器攻撃に怒りを募らせ、この試合に向けて「スパナ封印」を予告していた。

　先に入場した白川を桃は入場ステージで襲撃。容赦なくステージ上でブレーンバスターを決めて、リングアウト寸前に追い詰めた。白川がなんとかリングインしても、今度は大江戸隊のセコンド陣が介入。ボックスなど凶器でいたぶる。その後も桃は「クソデカパイ」「クソババア」などと罵声を浴びせながら、白川に鋭い蹴りを何度も浴びせた。

　白川は蹴り足を掴むと、強烈なバックハンドブローで逆襲。お返しとばかりにミドルキックを連発する。コルバタで飛びついての河津落とし、リバースDDTも華麗に決まった。

　桃は胴絞めスリーパーでしつこく絞めて自分のペースを取り戻すと、テキーラサンライズ、ダブルニーアタック、ダイビングダブルニーアタックと猛ラッシュ。しかし、白川も打撃戦になると一歩も引かず、ハイキックを食らっても浴びせ蹴りで反攻。ローリングエルボー3連発からコーナーに両足を固定してのインプラントDDTを繰り出した。

　桃は続くグラマラスドライバーMINAを阻止すると、ハイキック、Bドライバー、ひとでなしドライバーと一転して猛攻。白川とレフェリーの交錯を誘って無法地帯を作り上げ、ついにスパナを投入する。レガースに挿し込もうと試みたが、レフェリーが気づいて止めに入って押し問答。そこに延髄斬りをぶち込んだ白川が巧みに丸め込み、桃から3カウントを奪った。

　白川がスパナ攻撃をキッチリと阻止して初戦白星。桃から念願のシングル初勝利を奪った。試合後、白川はスパナを奪い取ると、マイクを持ち、「目標のスパナ封印! そして、そのうえで勝ったぞ!」と雄叫びを上げ、「やっと渡辺桃に勝てた。そんなチャンミナは言いたいことがあります。私とウナギ(・サヤカ)とSAKIの3人でアーティストのベルトに挑戦したい」と表明。大江戸隊の鹿島沙希&スターライト・キッド&桃が保持するアーティスト王座に狙いを定め、「私はコズエンの勝利の女神、ビーナスになりたいの」と言い張り、「今日負けたから異論ないよね?」と迫った。

　桃は「白川未奈、クソババア! テメェ、1回勝ったぐらいで調子こいてんじゃねえぞ! 挑戦? 受けてやるよ」と受諾しつつ、「だけど、テメェら如き、消化試合にしかなんねえんだよ。消化試合でも、今世紀最大の恥をかかせてやるよ」と言い放つや、白川に襲いかかり、スパナを奪い返した。暴行を受けた白川は「恥をかくのはテメェらだ!」と激怒。両軍の対戦が決定的となった。

　「今年の5★STARは、私の今の夢の白いベルトに近づくためのリーグ戦だと思っているから、ベルト最多防衛の記録を持っている渡辺桃に勝ったのは、私の中で凄い大きな一歩。これを重ねていって、絶対に夢に近づく。絶対に夢を諦めない」と悲願のワンダー王座奪取に執念を燃やした白川は「アーティストのベルト、コズエン&COLOR'Sで獲ってやる。恥をかくのはスパナ依存症の渡辺桃だからね」と桃を斬り捨てた。

【白川の話】「やっと渡辺桃に勝ちました。勝てました。5回目のシングルだったんですかね。まあ、スパナ封印とか、いろいろ言ってたけど、結局私の今年の5★STARは、私の今の夢の白いベルトに近づくためのリーグ戦だと思っているから、ベルト最多防衛の記録を持っている渡辺桃に勝ったのは、私の中で凄い大きな一歩。これを重ねていって、絶対に夢に近づく。絶対に夢を諦めない。そして、アーティストのベルト、コズエン&COLOR'Sで獲ってやる。恥をかくのはスパナ依存症の渡辺桃だからね」