9/19【全日本】デビュー2戦目・安齊が鈴木に完封負け

『#ajpw MANIAx in 後楽園ホール』東京・後楽園ホール(2022年9月19日)
○鈴木みのるvs安齊勇馬×

　大型新人・安齊がデビュー2戦目で鈴木相手にほぼ何もできず完敗を喫した。

　中央大学レスリング部出身の安齊は9・18日本武道館大会で永田裕志を相手にデビュー。大器の片りんを見せた。一夜明けたこの日、迎えた2戦目の相手は何とプロレス王・鈴木。2戦連続で強敵中の強敵に胸を借りた。

　試合冒頭から鈴木が完全に安齊をコントロール。ネックロック、フェイスロック、腕固め、チキンウイングアームロック…とロープエスケープすら許さず、次々と関節技に絡め取って、デビュー2戦目の新人に反撃の糸口すら掴ませない。

　なんとか流れを変えたい安齊は愚直に胸板めがけてハンマーパンチを連打。あえて受け止めて怒号を上げた鈴木にドロップキックを発射すると、デビュー戦でも見せたダブルアームスープレックスの構えに。

　しかし、鈴木は見せ場を作らせず、フロントネックロックに捕獲すると、エグい角度の脇固めで絞めに絞める。安齊は悲鳴を上げながらもロープに足を伸ばしてエスケープすると、再びハンマーパンチを連発したが、余裕の鈴木は足を絡め取り、逆片エビ固めに移行。急角度で絞め上げると、安齊はたまらずギブアップ。文字通りの完敗に終わった。

　圧勝した鈴木のプロレス哲学は「勝つか負けるか」のみ。「昨日も言ったよな。関係ねえよ。デビュー2戦目だろうがよ、キャリアが何であろうがよ、年齢がいくつであろうと関係ねえよ」と言い放ち、「1つ残念だったのが、背骨へし折ってやることができなかったことぐらいだ。レフェリーが止めたから終わっちまったじゃねえかよ? 止めるなよ。ぶち壊してぇんだよ。全て何もかもだ!」と不満を口にしていた。


【鈴木の話】「(相手はデビュー2戦目の新人だったが、歯応えはあった?)だからなんだよ? 関係ねえだろ。お前、昨日もいたよな。昨日も言ったよな。関係ねえよ。デビュー2戦目だろうがよ、キャリアが何であろうがよ、年齢がいくつであろうと関係ねえよ。1つ残念だったのが、背骨へし折ってやることができなかったことぐらいだ。レフェリーが止めたから終わっちまったじゃねえかよ? 止めるなよ。ぶち壊してぇんだよ。全て何もかもだ!」