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10/1【スターダム】すずがブロック突破逃すもジュリアへ“最強ライバル"宣言 遺恨マッチは熱戦ドロー

『LEC ふわるんマスク Presents 5★STAR GP 2022〜優勝決定戦〜』東京・武蔵野の森総合スポーツセンター メインアリーナ(2022年10月1日)
ブルースターズ公式リーグ戦 △ジュリアvs鈴季すず△

 すずがジュリアとの遺恨マッチで熱戦ドロー。ブロック突破を逃したものの、怨敵・ジュリアに向けて「まだまだ鈴季すずは終わらねえ。ジュリアをぶっ潰して、ジュリアと最強のライバルでいれるようにまだまだスターダムをひっかき回してやるよ」と予告した。

 単独首位に立つジュリアと1点差で追走するプロミネンス・すずが最終公式戦で激突した。勝ったほうが決勝進出となる大一番だが、ジュリアは引き分けでも勝ち上がりとなる有利な状況だ。両者は元アイスリボン所属。ジュリアの団体離脱時から遺恨を引きずっており、すずは今年1月のスターダム乱入時からジュリアに激しい怒りをぶつけてきたが、5★STAR GPの舞台でついに因縁の一騎打ちが実現した。

 ゴングが鳴り、感極まった2人が涙ぐむと場内は大きな拍手に包まれる。序盤はグラウンド戦で探り合う静かな展開となったものの、2人は要所要所で感情むき出しの戦いを繰り広げた。

 エルボーやビンタなどが何度も交錯。ジュリアがこん身のビンタを放てば、すずは頭突きでお返しし、場内は大きくどよめいた。すずはジャーマン2連発でたたみかけるも、ジュリアは頭突きからバックドロップで引っこ抜いて譲らず、両者大の字に。

 すずはスライディングジャーマンからコーナーに上がったが、ジュリアはエルボー連打で足止め。雪崩式グロリアスバスターで一気にチャンスを掴むと、ビアンカ(羽根折り固め式変型クロスフェイス)で絞め上げる。すずの足がなんとかロープに届くと、ジュリアはファルコンアローで追い討ち。すずが丸め込んで抵抗しても止まらず、グロリアスドライバーでマットに突き刺した。

 すずは意地のキックアウト。残り時間2分を切ると、ジャーマンスープレックスやバズソーキック連発で猛追に転じる。そして、テキーラショットがさく裂するも今度はジュリアが肩を上げた。すずは連続ジャーマンで3カウントを迫るが、ジュリアは沈まず。時間切れが迫る中、すずはエルボーなどをこれでもかと乱射したが、ジュリアは全て正面から受け止めて、そのまま時間切れ引き分けとなった。

 ゴングが鳴った瞬間、ジュリアは感極まった表情ですずを抱きしめる。改めて握手を求めるが、すずは中指を立てて拒否。ジュリアも人差し指を立てて返すと、2人は額をつけてにらみ合った。遺恨清算とはならなかったが、この結果を受けて、ジュリアの決勝初進出が決定した。

 バックステージでは「ジュリアをぶっ潰すためにこのスターダムのリングに上がったけど、あいつが背負ってきた3年間、あいつがスターダムにいた3年間でとってもでけえ女になった」と潔くジュリアを認めたすずは、「今日改めてわかったよ。5★STARでは、ジュリアとの戦いに関しては勝ちも負けも関係ない。ただ、ただ、ただジュリアに3年間の思いを伝えたかった。それはちょっとは伝わったかな」と満足げ。「だけど、まだまだ鈴季すずは終わらねえ。ジュリアをぶっ潰して、ジュリアと最強のライバルでいれるようにまだまだスターダムをひっかき回してやるよ。覚悟しとけよ!」とジュリアにとって“最強のライバル"であるためにもスターダム継続参戦を誓った。

【すずの話】「クソ! ああ! ジュリアをぶっ潰すためにこのスターダムのリングに上がったけど、あいつが背負ってきた3年間、あいつがスターダムにいた3年間でとってもでけえ女になった。今日改めてわかったよ。5★STARでは、ジュリアとの戦いに関しては勝ちも負けも関係ない。ただ、ただ、ただジュリアに3年間の思いを伝えたかった。それはちょっとは伝わったかな? だけど、まだまだ鈴季すずは終わらねえ。ジュリアをぶっ潰して、ジュリアと最強のライバルでいれるようにまだまだスターダムをひっかき回してやるよ。覚悟しとけよ! ああ!」

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