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10/1【スターダム】世羅の雪辱許して朱里が連覇逸す 赤いベルト懸けてのリベンジロード視野に

『LEC ふわるんマスク Presents 5★STAR GP 2022〜優勝決定戦〜』東京・武蔵野の森総合スポーツセンター メインアリーナ(2022年10月1日)
レッドスターズ公式リーグ戦 ○世羅りさvs朱里×

 世羅の雪辱を許した朱里が5★STAR GP連覇ならず。再浮上を狙うワールド王者はベルトを懸けてのリベンジロードを視野に入れた。

 前年覇者にして現ワールド王者・朱里は6人が並ぶ首位タイで最終公式戦を迎えた。対戦相手はすでに脱落が決まっている世羅。朱里の勝利で朱里が決勝進出、世羅の勝利&引き分けで中野たむが決勝進出となる大一番となった。

 両者は5・28大田区大会で赤いベルトを懸けて対戦し、朱里がタイトル死守。竹刀を持ち込んだ世羅に対し、朱里は「次に試合をする時は、そういうのなしでお前と向き合って、1対1で心で試合をしたいよ」と呼びかけていた。

 序盤から接戦が続いたが、世羅は羅紗鋏(シュバイン)、ジャイアントスイング、串刺しダブルニーと大技ラッシュで先制する。朱里は得意の蹴り技や関節技で反攻するも、世羅は抱え込み式逆エビ固めで黙らせた。背中にダブルニードロップを落とすと後頭部を踏みにじる。

 これに怒った朱里はビンタ連打で張り倒し、ストンピングの雨あられを浴びせて「なめんじゃねえぞ!」と絶叫。世羅も喧嘩腰で顔面にストンピングを連発し、レフェリーが慌てて割って入る。ブチ切れ状態の朱里はミドルキックを乱射したものの、蹴り足を掴んだ世羅はスパイラルボムでやり返した。朱里がジャーマンを決めれば、世羅は羅紗鋏で応戦。だが、朱里もハイキックで押し返した。

 互いに動きを読んで攻守が次々と入れ代わるが、世羅はエアーズロック(デスバレーボム)でペースを握ると、スリーパーに絡め取る。意識もうろうとなった朱里をエアーズロックII(ハリケーンドライバー)で叩きつけると、ダイビングダブルニードロップを投下した。

 直撃を受けた朱里だったが、執念のキックアウト。突っ込んできた世羅に飛びつき、右腕に絡みつくと三角絞めに捕獲した。世羅は強引に脱出。ならばと朱里はヒザ蹴り連打から腕ひしぎ逆十字固めに捕らえた。そして、リング中央に引きずり込むと、朱雀(変型羽根折り固め)に移行する。決定的な場面だったが、耐えた世羅は力ずくで抱え上げると、羅紗鋏の要領でマットに叩きつけ、そのまま全力で押さえ込み、逆転の3カウントを奪った。

 世羅が4ヵ月越しの再戦で朱里に雪辱し、大仕事を成し遂げた。一方、朱里は最後の最後で悔しい敗戦。史上初の連覇を果たせず終わった。「2連覇絶対果たすっていう気持ちで挑みましたが、決勝に行くことができなくて、本当に本当に悔しいです」と思いの丈をあらわにした朱里は「このままこの気持ちを引きずったままいられない」と前を向き、「5★STAR、私は負けている選手が5人ほどいます。私は赤いベルトを懸けてタイトルマッチがしたい。真の赤いベルトのチャンピオンは私だということを証明したいと思っています」と宣言した。

 今回の5★STAR GPは元盟友のジュリアが制覇。12・29両国大会での赤いベルト挑戦を宣言した。その前に立つためにも、リーグ戦で敗れた林下詩美、舞華、鹿島沙希、コグマ、世羅へのリベンジは必須。朱里は早くもリベンジロードを見据えていた。


【世羅の話】「勝ちましたよね? 勝ったよね? 必死すぎて最後、何が起こったか自分でもよくわかってないんですけど、とりあえず、あの朱里から3カウントを獲った世羅りさです。これが5月にできていたらと凄く悔いるところはあるんですけど、そこからの急成長が半端ないってことでよろしいでしょうか? スターダムに来て急成長を遂げております。10年目にして、こうやって急成長できたのは5★STARに出れたからかな? 感謝してますよ、本当に。ありがとうございました。15点、クソ!」

【朱里の話】「5★STAR GP最終戦、世羅りさに負けました。2連覇絶対果たすっていう気持ちで挑みましたが、決勝に行くことができなくて、本当に本当に悔しいです。でも、このままこの気持ちを引きずったままいられないので、5★STAR、私は負けている選手が5人ほどいます。私は赤いベルトを懸けてタイトルマッチがしたい。真の赤いベルトのチャンピオンは私だということを証明したいと思っています。ああ、悔しい」

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