10/19【ZERO1】田中が世界ヘビーV2 火祭り覇者・関本との激闘頂上対決制す
『第19回天下一ジュニア2022』東京・新木場1stRING(2022年10月19日)
世界ヘビー級選手権試合 ○田中将斗vs関本大介vs田中将斗×
田中が火祭り覇者・関本との頂上対決を激闘の末に制し、世界ヘビー級王座V2を果たした。
6・4大田区大会でノア・杉浦貴を破って世界ヘビー王座を奪還した田中は9・10多古町大会でザ・グレート・サスケを退け、初防衛に成功。この日、2度目の防衛戦を迎えた。挑戦するのは大日本・関本。今夏、2度目の火祭り優勝を飾り、満を持しての挑戦。2019年9月に第24代王者から陥落以来3年ぶり3度目の戴冠に挑むことになった。
両者はのっけからショルダータックル合戦、胸板へのハンマーパンチ合戦と真っ向勝負を展開。田中がヘッドバットで制し、串刺しジャンピングエルボーを見舞ったが、関本は前方回転で飛びついての逆片エビ固めを流れるように決めて譲らず。そのままSTFに移行して絞め上げた。
その後も関本が攻勢。ボディスラムを連発し、ドロップキックを発射。シュミット流バックブリーカー、急角度の逆エビ固めと腰攻めを続けた。しのいだ田中はスイングDDTで突き刺し、エルボーをぶち込んでペースを奪い返した。串刺しラリアット、雪崩式スタナーで巻き返し、エプロンの関本に三角飛びプランチャを発射。エプロンからのスライディングDをぶち込んだ。
ダメージを負った関本は場外でしばし倒れ込んだ。リングに戻っても田中は攻撃の手を緩めずトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを敢行。意地の関本もブレーンバスターで引っこ抜いてすぐさま反撃する。田中がラリアットを叩き込めば、関本もラリアットで徹底抗戦。串刺しスピアー、バックフリップ、ボディプレスと攻めまくった。
流れをつかんだ関本は滞空式アトミックドロップ、アルゼンチンバックブリーカーで攻勢に出る。田中がエルボー合戦に持ち込んでも、ショートレンジラリアットで返り討ち。ダイビングボディプレスを放ったが、これは自爆。田中が放ったスーパーフライは関本が両ヒザで迎撃して相打ちとなった。
そして田中がショートレンジラリアット、スーパーフライで流れをつかみかけたが、スライディングDは関本がキャッチ。強引に投げつけると、珍しいランニングニーを突き刺した。ノーザンライトボム、延髄斬りの猛攻に出ると、田中も意地。次の瞬間、スライディングDをぶち込んだ。
関本もすぐさま立ち上がってラリアットを叩き込むと、ジャーマンでぶっこ抜いた。勝負あったかに思われたが、田中は3カウントを許さない。関本の手を取ってのショートレンジエルボーを乱れ打つと、スライディングDをさく裂。2カウントで返す関本の後頭部になおもヒジを打ち込むと、むき出しの右ヒジで放ったスライディングDで3カウントを奪った。
田中が激闘の末に火祭り覇者・関本を下し、世界ヘビー2度目の防衛を果たした。戴冠時の杉浦、初防衛戦のサスケ、そして今回の関本と名だたる強敵をことごとく撃破。田中は「世界で通用する人間から獲って、世界に名の知れたサスケさん、大ちゃんと防衛して、その次に来るのは誰や? 誰が来ても俺は防衛し続ける。それが俺の使命」と誓った。
「世界ヘビーのベルト、また価値を上げていく、いろんな世界にとどろかせる」というのが田中の大きな目標。そのためにも「世界に通用する人間とどんどんやっていかなあかんと思うし、これから世界にいきたいと思うヤツが挑戦してくればいい」と挑戦者選びのハードルを上げるつもり。「それぐらいの気持ちがないヤツは俺の前に来んな。世界で名をとどろかしてるか、世界に名をこれから残したいヤツはどんどん俺に挑戦してこい」と募っていた。
【田中の話】「ベルトを杉浦さんから獲って、サスケさん、大ちゃん、この二人に防衛して、獲った相手もそう、サスケさんもそう、大ちゃんもそう。世界で通用する人間から獲って、世界に名の知れたサスケさん、大ちゃんと防衛して、その次に来るのは誰や? 誰が来ても俺は防衛し続ける。それが俺の使命やと思っとるから。世界ヘビーのベルト、また価値を上げていく、いろんな世界にとどろかせる。世界に通用する人間とどんどんやっていかなあかんと思うし、これから世界にいきたいと思うヤツが挑戦してくればいいんや。それぐらいの気持ちがないヤツは俺の前に来んな。世界で名をとどろかしてるか、世界に名をこれから残したいヤツはどんどん俺に挑戦してこい。俺がそれを退けたる。それが杉浦さんから獲って、サスケさん、大ちゃんと防衛してきた男の使命やから。ありがとうございました」