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12/19【タカタイチ興行】緊急ノーDQ戦で鈴木が葛西と壮絶血闘 2023年へ「新しい扉を開ける」

『タカタイチ2人合わせて50周年記念サヨナラタカタイチ興行』東京・国立代々木競技場・第二体育館(2022年12月19日)
ノーDQマッチ ○鈴木みのる&DOUKIvs葛西純&本間朋晃×

 鈴木が緊急ノーDQ戦で葛西と血闘。鈴木軍解散後の2023年へ向けて「新しい扉を開ける」と予告した。

 鈴木軍の年内解散を宣言した鈴木。新日本12・23後楽園大会で鈴木軍ファイナルが決まった中、この日、タカタイチ興行でDOUKIとタッグを結成。葛西&本間の大日本出身タッグを迎え撃った。

 試合前、葛西が「鈴木みのる、こんだけのお客さんが来てくれて、葛西純を呼んでおいて通常ルールはねぇだろ? お前プロレス王なんだろ? ノーDQも立派なプロレスだ。反則裁定なしのノーDQで葛西純と遊んでくれよ」と要求。鈴木も「最初からそのつもりや!」と呼応し、急きょノーDQ戦として行われることになった。

 先発で対峙した鈴木と葛西はいきなりのイスチャンバラで火花。場外戦でもフェンスに投げ合い、鈴木がイス攻撃に出れば、葛西は頭突きでイスごと吹き飛ばして譲らず。鈴木の額を叩き割った。そして鈴木の頭にフォークを突き刺し、本間は額にパンチを連打。さらに葛西が噛みつき攻撃に出た。

 顔面を真っ赤に染めた鈴木だが、フロントハイキックやエルボーで逆襲。葛西が竹串攻撃を狙っても急所蹴りで食い止め、それを奪い取ると葛西の脳天に突き刺し、一本足頭突きをぶち込む。葛西もフォークを突き刺して逆襲した。

 終盤には鈴木が本間にイスでめった打ちにされ、DOUKIが合体技・摩周の餌食となるなど鈴木軍が劣勢。鈴木は葛西のパールハーバースプラッシュ、本間のこけしを立て続けに食らったが、エプロン上での攻防で本間に頭突きをぶち込んで逆転。狂気の笑みとともに張り手を乱れ打ち、頭突き連打を浴びせると、スリーパーで絞め上げて本間を仕留めた。

 鈴木は試合後、葛西に向かって「楽しかったぜ、世界一のデスマッチ王・葛西純さん。俺がプロレス王・鈴木みのるだ!」と通告。葛西が中指を突き立てると、鈴木は右腕をひねり上げた。

 鈴木軍は年内解散となるが、その後の去就が気になるところ。鈴木はその先を見据えて「新しい扉どんどん開けていくぞ。今まで来なかった道、開けてこなかった扉、どんどんこじ開けていくぞ。今日はその第一歩だ」と宣言。「今の俺、何でもできるぞ。可能性は無限大だ」と言い切った。鈴木が見据えるその先は本人のみぞ知るところ。「お前らに確実に伝わる形でこの先、鈴木みのるがプロレスのリングで見せていってやろうじゃねぇか」と予告していた。


【試合後の鈴木】
――壮絶な流血戦となったが?

▼鈴木「は? 何? 血出たぐらいでケガのうちに入らねぇんだよ。それとよ、鈴木軍解散とかよ、もう終わりですか? とかさ、悲しいですとかさ、いっぱい声かけてもらうけどさ。何言ってんだよ。鈴木みのる、可能性あるじゃねぇかよ。新しい扉どんどん開けていくぞ。今まで来なかった道、開けてこなかった扉、どんどんこじ開けていくぞ。今日はその第一歩だ」

――鈴木軍ファイナルが12・23後楽園で決まったが?

▼鈴木「普通の1試合、ただの1試合。思い入れのある、感慨ある、いろんな思い、それは見てるお前らが持ってるんだ。俺にしてみたらな、相手が誰であろうとぶちのめす。それだけなんだよ。あとのことはあとで考える。だけど先のことは今考える。俺はずっと先を見てるぞ。お前らよりずっと先を見てるぞ。そして確実にそこへ行くぞ」

――その先というのは?

▼鈴木「その先? その先な。そう、お前らに確実に伝わる形でこの先、鈴木みのるがプロレスのリングで見せていってやろうじゃねぇか。年齢とかキャリアとかお前ら寝ぼけたこと言ってんじゃねぇぞ。ナンセンスだ。若いからいくらでも可能性がある? 何言ってんだ。若くたって才能がなければ、若くたってやる気がなければ、若くたって力がなければ可能性はゼロ。おい、今の俺、何でもできるぞ。可能性は無限大だ」

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