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12/29【スターダム】白川が復帰戦快勝 ウナギと決別でCLUB VENUS結成

『JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022』東京・両国国技館(2022年12月29日)
○白川未奈&ウナギ・サヤカvs桜井まい&テクラ×

 白川が約2ヵ月ぶりの復帰戦で快勝。ウナギと決別し、自らスカウトしたザイヤ・ブルックサイド、マライア・メイと“CLUB VENUS"結成を宣言し、TRIANGLE DERBY出場の名乗りを上げた。

 11・3広島大会における上谷とのワンダー王座戦で顔面を負傷した白川が年内最後のビッグマッチで約2ヵ月ぶりに復帰。ウナギとのピンクカブキを結成し、テクラ&桜井のDDMと激突した。

 白川は二人の外国人を帯同して白マスク姿で登場。二人はスターダムに来日経験のあるザイヤ・ブルックスと、初来日のマライヤ・メイだった。ビジョンに“白川維新"の文字が映し出される中、仮面を脱ぎ捨てた白川は欠場前と変わらぬ顔を披露した。

 先発で飛び出した白川はブランクを感じさせない動きを見せ、低空ドロップキックで桜井に先制したが、桜井にコーナーに叩きつけられ、テクラにロープにこすりつけられるなど顔面を攻撃されてしまう。テクラの鎌固めに捕まり、フェースクラッシャーで顔面を痛打。桜井のフロントハイキックで顔面を蹴りつけられたが、強烈なローリングバックブローで逆襲した。

 その後、再び登場した白川はテクラに打撃の構えからボディブローを打ち込む。テクラが腕決めDDTからクロスフェースで捕まえると、桜井がスタナーで援護射撃。テクラがダイビングボディアタックで攻め込んだが、ウナギがフラップジャック、大ふへん固めで援護射撃。そこへ白川がフェースクラッシャーで飛びつく合体技を決めた。

 ウナギがコードブレイカーで桜井を分断すると、白川は強烈なエルボーをテクラにグサリ。ローリングエルボーも叩き込む。粘るテクラがスピアーを見舞っても、打撃ラッシュからハイキック、ローリングバックブローで返り討ち。レッグラリアットをぶち込むと、グラマラスドライバーMINAで突き刺して3カウントを奪った。

 白川が復帰戦を勝利で飾った。試合後、「みんな、ただいま! 生きてる感じがするよ。プロレスラーだからね! 最高だよ」と叫んだ白川は「ウナギ、ギャン期頑張ってるみたいだけど、何で私に何も言わないでいなくなった? なんで何も言わないの?」と問いかけると、ウナギにエルボー連打で殴りかかった。

 「ウナギ、ピンクカブキはもう終わりだよ。見てる方向が違いすぎる。これが私の覚悟だよ。ピンクカブキ・イズ・ゲーム・オーバー」。そうウナギに決別を宣言した白川はザイヤとマライアを呼び込むと、英語で「私の新しいフレンズ、ザイヤ・ブルックサイド、マライア・メイ」と二人を紹介。ウナギが入場ゲート前で涙を流す中、白川は「ウィ・アー・CLUB VENUS。ウェルカム・トゥ・アワ・ドリーム」と新ユニット結成を宣言した。そして入場ゲート前でウナギと何やら言葉を交わした。


【試合後の白川、ザイヤ、マライア】
▼白川「ただいま戻ってきました。スターダムのリングに。ホントにケガして動けなくて何も出来なかった。それじゃ私、プロレスラーとして後退するだけだから、体使わなったら頭使う。そう、頭使ったの。ただの復帰戦じゃ待っててくれたファンの人が満足しないと思ったから。この新しいフレンズを連れてきた。私がイギリスに行ってスカウトしました。私と一緒に戦ってくれとお願いしました。これから私はもうはっきりしてる。スターダムで目指してるのはあのベルトだから。そこにまっすぐ進んでいくために自分の勢力を拡大するためにこの道を選んだ。このCLUB VENUSで女子プロレス界、トップに上り詰めようと思います」

――新ユニット結成ということ?

▼白川「彼女たちはCOSMIC ANGELSじゃない。今言えるのはそれだけ。CLUB VENUSでTRIANGLE DERBYに出場したいと思います」

▼ザイヤ「またスターダムに参戦できてメチャメチャうれしい。このメンバーで参戦できることがうれしいので頑張ります。ありがとう」

▼マライア「初めての日本でそれもうれしいけど、CLUB VENUSで戦えることが本当にうれしい」

▼白川「ということで、月山スペシャルトランスレーター(通訳)が揃っているので私たちの思ってることがしっかり伝えられると思います」

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