7/2【スターダム】鹿島がハイスピードV1 God's Eyeに電撃加入「朱里さんの金魚のフンになりたい」

『STARDOM MidSummer Champions 2023〜真夏の王者たち〜』神奈川・横浜武道館(2023年7月2日)
ハイスピード選手権試合　○鹿島沙希vsフキゲンです★×

　鹿島がフキゲンを下してハイスピード王座V1。試合後、大江戸隊の襲撃を受けたが、朱里率いるGod's Eyeが救出。鹿島は「朱里さんの金魚のフンになりたい」とアピールし、God's Eyeに電撃加入した。

　鹿島は5・27大田区大会での3WAY戦を制し、ハイスピード王座奪取。嬉しいシングル初戴冠を果たした。すぐさまフキゲンが挑戦をアピールし、大江戸隊同士による初防衛戦が決定したものの、6・25代々木で鹿島が大江戸隊から強制追放に。同門対決から一転して不穏な空気が漂うタイトル戦となった。

　フキゲンは鹿島との握手を拒否。のらりくらりとファイトを展開しつつ、序盤から鹿島を丸め込んでいく。鹿島が反撃に出ると、フキゲンのセコンドに付いた大江戸隊の面々が場外に連行。集団で鹿島を痛めつけた。

　フキゲンは東スポを振り上げるも、元盟友を殴打できない。「叩けよ」と叫んだ鹿島が奪い取って殴りつけると、吹っ切れたフキゲンも東スポで振り回した。鹿島はブレーンバスターからコーナーに上がるも、またまた大江戸隊の面々が妨害。フキゲンは雪崩式ブレーンバスターからムーンサルトプレスへ。

　鹿島はこれを自爆させると、起死回生で丸め込んでいくが、ここでも大江戸隊が介入。ボックスを投げつけてカットすると、レフェリーの目を盗んで琉悪夏がエプロンに上がり、ボックスで鹿島を殴打した。すかさずフキゲンは後方回転エビ固めへ。しかし、それをスカした鹿島が再度起死回生でクルリ。今度こそ3カウントを奪取した。

　大江戸隊の介入に遭いながらも、鹿島がハイスピード王座V1。納得のいかない大江戸隊のメンバーは鹿島を集団暴行する。吏南だけは背を向けてリングをあとに。フキゲンまで東スポで鹿島を何度も殴りつけ、大江戸隊の暴挙が続いたが、朱里たちGod's Eyeの面々が鹿島を救出した。

　大江戸隊を率いる刀羅ナツコは「なんだよ、お前ら。こんな弱いヤツ助けてどうするつもり? God's Eyeももう終わりだな」と嘲笑してリングを去っていく。かつて朱里に痛めつけられた経験があるだけに、怯える鹿島だったが、「朱里さん。助けてくれてありがとうございます」と土下座。「この先もずっと守ってほしい……。だから、God's Eyeに入れてください。朱里さんの金魚のフンになりたいです」と懇願した。

　朱里は「わかった」と即決。「今日から鹿島沙希はGod's Eyeの一員だ!」と雄叫びを挙げる。抱きついてきた鹿島が「これで朱里と戦わなくて済む」と喜ぶと、朱里は「なに言ってんだ!?」とツッコミを入れていた。

【鹿島の話】「やった! これは防衛した嬉しさ? いやいやいや、朱里が仲間になったって。沙希、もう怖いものないよ。このスターダムで、このリングでプロレスやっていく上で、何にも怖いものはない。だって、沙希、今日から朱里の金魚のフンだもん。ずっとついて歩くよ、沙希。これで誰が来ても、いつ襲われても大丈夫。ただ、ちょっとあの変なポーズはやりたくないな。やった! 朱里さん!」