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7/30【DDT】赤井がディーノとの一騎打ち熱望 8・27後楽園で実現

 『Summer Vacation 2023』が30日、東京・後楽園ホールで行われ、11月に引退する赤井沙希が男色ディーノとの一騎打ちを熱望し、8・27後楽園で実現することになった。

 赤井は2016年11・23後楽園大会で当時DDT EXTREME王者だったディーノに挑戦。この一戦がプロレス人生を左右するきっかけになったという。

 この日、赤井は第2試合で行われた「飯野“セクシー"雄貴&男色“ダンディ"ディーノvs彰人&土井成樹」の試合後、リングに登場。「男色“ダンディ"ディーノ選手じゃなく、男色ディーノ選手に用事があって来ました」と切り出すと、「7年前、ここでディーノさんとEXTREMEのベルトかけてタイトルマッチしました。あの試合でたくさんの大事なことを教えていただいて。浮いてるんじゃないかと思ってる自分に対して、『お前は仲間だ』と言ってくれたり。『居場所は自分でつくれ』と言っていただいて。それはすごい自分に刺さって、今日ここまでやってこれました」と語りかけた。

 ディーノの言葉を胸に刻んできたが、一方で「だけど、どうしても納得いかないことがあって。あの時、『もっともがいてる姿を見せろ』とか、『人間臭さを見せろ』っておっしゃいましたよね。それがまだ納得できなくて。プロレスラーって夢を見せる職業だと思うんです。ずっとモヤモヤしてて」との思いを抱き続けてきたという。現役生活はあと4ヵ月。完全燃焼でリングを去るためにも、それを払しょくするしかない。赤井は「そのモヤモヤを抱えたまま、11月の両国を迎えられないんで、シングルマッチを要求しに来ました」とディーノに一騎打ちを訴えた。

 これを受けてディーノは「10年やってきて、引退発表して11月か。まだ自分の中で解決してない問題が出てきたってことだな。私は全部さらけ出してこそのプロレスラーだと思ってる。てめえはそうは思ってない。プロレスラーであるうちに、プロレスラーでよかったと思わせてやる」と快諾。「覚悟があって言うなら上がって来い。私の思想を全部、てめえに叩き込んでやる」と通告した。

 両者が合意したことで、8・27後楽園でのシングル対決が決まった。また、8・13後楽園大会で行われる「赤井沙希デビュー10周年記念試合vol.2」で彩羽匠&山下りなと組んで赤井&雪妃真矢&朱崇花と対戦する「X」が東京女子プロレスの中島翔子に決まったこともアナウンスされた。


☆8/27(日)東京・後楽園ホール『夏休みの思い出2023』10:30開場、11:30開始

▼赤井沙希デビュー10周年記念試合vol.3〜スペシャルシングルマッチ
赤井沙希
vs
男色ディーノ


☆8/13(日)東京・後楽園ホール『SAKI AKAI 10TH ANNIVERSARY TOUR IN KORAKUEN!!』17:30開場、18:30開始

▼赤井沙希デビュー10周年記念試合vol.2〜スペシャル6人タッグマッチ
中島翔子
山下りな
彩羽匠
vs
朱崇花
雪妃真矢
赤井沙希


【赤井の話】「前にタイトルマッチしたときに刺さった、糧になってる言葉がいくつもありまして。一つだけ、もがいてる姿を見せろって言葉がいまだに納得いかなくて。リング上でプロレスラーは夢を見せる存在であってほしいので。自分はもがいてる姿はあまり見せたくない。そこがずっと引きずってる部分があって。このままベルトとか防衛ロードとかだけで終わらせたくないなっていうのがあったので行動に移しました」

【ディーノの話】「引退前にいろいろ思い出してナーバスになってんのか? こっちは前だけ向いて行ってんだよ。後ろ向いてるヤツの相手なんか…してやるよ。せいぜい後ろ向いて答え合わせすればいい。こっちは未来の答えを探してんだ。後ろ向いて探してるようなヤツに一切引く気はない。その覚悟でこい」

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