8/19【NOAH】公約ならず…ジェイク地元でN-1全勝優勝消滅 北宮と「負けに等しい」熱闘ドロー
『ABEMA presents N-1 VICTORY 2023』北海道シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロ(札幌市/2023年8月19日)
Aブロック公式戦 △ジェイク・リーvsマサ北宮△
GHCヘビー級王者として初の地元・北海道凱旋となったジェイクが、N-1・Aブロック公式戦で北宮を相手にフルタイムドロー。前人未到の「王者のまま全勝優勝」を公約していたが地元で未達が確定し、「負けと同じなんだよ!」と悔しさをあらわにした。
NOAHナンバーワン決定リーグ戦『N-1 VICTORY 2023』はこの日の札幌大会から後半戦に突入。GHC王者として地元・北海道凱旋となったジェイクは(北見市出身)、盤石の無傷3連勝からの4戦目となる公式戦でメインに立った。
同じ勝ち点6で並ぶ北宮との首位攻防戦。序盤から落差を生かした攻撃で北宮を押し込んだジェイクだったが、北宮も無類のタフガイっぷりを発揮して決定打を与えず。逆に北宮得意のヒザ攻めで切り返され、監獄固めで追い込まれた。
それでも中盤にはカウンターのジャイアントキリングをクリーンヒットさせてKO寸前に追い込んだが、北宮もやはりスキを突いたサイトースープレックスを放って両者大の字に持ち込む粘り腰を発揮。終盤にはコーナーに上がった北宮をFBSで場外に蹴落とすや、リングに這い上がってきた相手を正調FBSで仕留めにかかった。
だが、避けた北宮は再びサイトースープレックスを発射。続けざまに再び監獄固めで絞めに絞め上げたものの、ジェイクも耐えに耐えまくり、そのままエルボー合戦を繰り広げるなかで30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。
熱闘ドローに場内は拍手喝采となったものの、ジェイクはさく乱気味にマットを叩いて悔しさをあらわに。公約してきた“王者のまま全勝優勝"が地元・北海道凱旋マッチで消滅したからにほかならなかった。
おさまらないジェイクは北宮にベルトを見せつけて“格上"を強調したが、北宮は「俺と引き分けても王者を名乗れ」とばかりに、その腰にベルトを戻して皮肉たっぷりに称賛。屈辱にまみれたジェイクは「ああ、クソ! 俺の中で引き分けはこのリーグ戦中は負けと同じなんだよ!」と珍しく感情的に吐き捨て、「マサ北宮、覚えておけよ。絶対決着つけてやるよ」と怨念をつのらせた。
とはいえ単独首位はキープ。全勝こそ消えたが“王者のまま優勝"を目指して、あす(20日)の札幌2日目ではジャック・モリスとのGLG同門対決に臨む。
【ジェイクの話】「ああ、クソ! 俺の中で引き分けはこのリーグ戦中は負けと同じなんだよ。マサ北宮、覚えておけよ。絶対決着つけてやるよ」
【北宮の話】「(コメントスペースに倒れ込むと)死んでも勝ちたかった。死んでも勝ちたかった。死んでも負けたくなかったんだ。執念を持ってして、負けなかった。だけど、力不足で勝てなかった。あと2つ必ず獲って、N-1決勝、マサ北宮が駒を進める。以上」