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8/20【DRAGONGATE】YAMATOがハヤトに激勝 東北ジュニアかけた再戦浮上で「みちのく完全制圧」宣言

『DANGEROUS GATE 2023』大田区総合体育館(2023年8月20日)
○YAMATOvsフジタ“Jr."ハヤト×

 YAMATOが激闘の末にハヤトとの一騎打ちに勝利。ハヤトが東北ジュニア王座をかけた再戦を要求し、みちのくプロレスでの再戦が浮上したYAMATOは「みちのく完全制圧」をぶち上げた。

 みちのくの東北ジュニア王者・ハヤトが8・3後楽園大会に来場し、YAMATOに一騎打ちを要求。ジュニアオールスター戦3・1後楽園大会での6人タッグ以来、5ヵ月ぶりとなる両者の再激突が実現した。YAMATOは7・2神戸ワールド大会での高橋ヒロム戦に続くビッグマッチでの外敵迎撃。ハヤトはみちのく10・15矢巾町大会でヒロムとの一騎打ちを控えている。

 序盤は足関節を取り合って緊張感が走ったが、エルボー合戦から徐々に両者が着火していく。ハヤトがサッカーボールキックやミドルキックで蹴りまくり、胴締めスリーパーで絞め上げれば、YAMATOはドラゴンスクリュー、足4の字固めと足攻めで譲らず。ハヤトがK.I.Dで絡みついてもブレーンバスターでぶん投げ、串刺しドロップキック連射、垂直落下式ブレーンバスターでたたみかけた。

 ハヤトもギャラリアを食い止め、串刺しランニングニー、左右のハイキック、顔面蹴りと蹴りまくって逆襲。再びK.I.Dで絞め上げたが、YAMATOは意地でもギブアップしない。延髄斬りを連発して流れを引き寄せると、ギャラリアでグサリ。ハヤトが3カウント寸前に返しても胴締めスリーパーで絞め上げてギブアップ勝利を決めた。

 YAMATOがハヤトに激勝。しかし二人の戦いはこれでは終わらなかった。花道を去ろうとしていたYAMATOを呼び止めたハヤトは「実は俺、チャンピオンなんですよ、みちのくプロレスの。そして、みちのくプロレスだと誰も俺に挑戦してくれないんで」と切り出し、「YAMATOさん、岩手には縁どころか、いろいろありますよね。田舎っぺがちょっと都会に出て、イキった感じを東北のファンの皆様に見せてあげてください。いや、違いますよ。皆さんもきっとそういうYAMATO選手が見たいって思うんですよ」と東北ジュニア王座をかけた再戦を訴えた。

 YAMATOは岩手県一関市出身。ハヤトが言うように東北には縁もゆかりもある。「みちのくの話をここでするな。みちのくの道場がどこにあるのか。会社がどこにあるのか。そんなものな、俺も知らねえんだよ」と言いながらもYAMATOは「おい、ハヤト。場所だけ決めとけ」と前向き姿勢で要求。するとハヤトは11・18矢巾大会を舞台に指定。「みちのくプロレスは基本的に俺がなんか言えば決まるんで。もう決定です」と断言した。

 これで両者の再戦がみちのくマットで東北ジュニアをかけて実現することが決定的となった。「お前の実力は俺もおおむね理解した。だがな、このいいYAMATOに勝てないようでは、俺の上位互換である悪いYAMATOにてめぇごときが勝てるわけねえだろ」と通告したYAMATOは、「おい、みちのくプロレス! 岩手出身のこのYAMATOが完全制圧してやるよ」と予告した。

【YAMATOの話】「おい、待て待て待て。みちのくプロレスの東北ジュニア? そんなもん知るか! この俺、いいYAMATOに勝てないようであれば、この俺の上位互換である悪いYAMATOに、おい、Jr.ハヤト。お前が勝てるわけねぇだろ。11月何日だ? どこって言った? 岩手の矢巾? そんなとこ誰が知ってんだ? 俺は知ってるけどな。11月半ばの…ルビ入れとけ。岩手・矢巾。この俺の上位互換である悪いYAMATOがみちのくプロレス初参戦で、みちのくプロレス制覇を成し遂げてやる。歴史に名を刻むぞ。わかったか。俺はいいYAMATOだ。悪いYAMATOの通訳だ」

【ハヤトの話】「クソ。別に勝てるから乗り込んでるとか、そういうのじゃない。いいか、DRAGONGATEナメてるとかも一切ないけど、YAMATO選手が強ぇとか、他のDRAGONGATEの選手が強ぇとか分かってるさ。だから来るんじゃん。これで続きがあるんだよ。やっぱプロレスってこういう夢がねぇとな。こうやって動くから何かのストーリーが始まったりするんだ。そうやって俺は残りのレスラー人生、あと何試合かわかんねぇなホントに。日に日にきつくなってるよ。だからこそ悔いが残らないように1試合1試合、リングに上がって戦いを見せんだ。チャンピオンだからビビッて挑戦受けねぇとか、チャンピオンだから負けたら弱ぇとか、そういうことじゃねぇんだ。いいか、戦いが見てぇんだったら俺の試合をみろ。それに巻き込んでいくプロレス界の大スターと俺の戦いを見ろ。それだけだ。YAMATO、確か11月18日、矢巾だったと思うんだよね。17か、ちょっとそのへんは分かんないけど、18だと記憶してるんで、そこで俺のベルト3回目の防衛戦をして、言い12月を迎えたいと思うね。みちのく30周年、まだもうちょっと俺も試合あるしね。大一番がずっと残ってるんで、どっかで休まないように頑張っていきたいと思いますし、俺が戦ってることでプロレスにパワーをもらった、ハヤトにパワーをもらったと思ってもらえるようにもっと熱い試合をしたいと思います。YAMATO選手、DRAGONGATE、本当に今日は呼んでくれてありがとうございました。またお待ちしてます」

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