8/22【全日本】小島が野村を豪腕葬で準決勝進出 「奇跡はずっと続く」
『#ajpw 王道トーナメント 10th』新木場1stRING(2023年8月22日)
2回戦 ○小島聡vs野村卓矢×
王道トーナメント初出場の小島が大日本・野村との外敵対決を制して準決勝進出を決めた。
王道トーナメント優勝を足がかりに「黄金期」を目指す小島は1回戦でレイを撃破。2回戦となったこの日、北斗を破った野村と対決した。
普段見られない新日本vs大日本のシングル対決が実現するのも今年の王道トーナメントならでは。野村がマシンガン逆水平や「いっちゃうぞバカヤロー!」でお株を奪えば、小島もすぐさまマシンガン逆水平でお返し。エルボー合戦でも優位に立ち、ミドルキックを連打されても、コジコジカッターで応戦した。
ここからラリアット勝負の様相を呈していく。野村が「ラリアット世界一に勝てば俺がラリアット世界一」との思いで相手の土俵に挑んだ。が、制したのはやはり小島。それでも野村はこん身のラリアットでなぎ倒してみせ、ランニングローキック、ジャーマンの猛攻に出たが、小島は3カウントを許さない。ラリアットを叩き込むと、野村がラリアットで応戦しようと突っ込んだところに再び豪腕を振り抜いて3カウントを奪った。
小島が自慢の豪腕で野村を仕留め、2回戦を突破。8・27名古屋大会の準決勝にコマを進めた。「この年で、このキャリアで、またとんでもないプロレスラーと出会ってしまった。なんて幸せなプロレスラー人生だ、俺は。キャリア32年を超えて、ここでまたこんなヤツと出会う。こんな幸せなプロレス人生ねぇよ」と野村を称えた小島の相手はセミファイナルで田村男児を破った石川修司に決定。小島は「俺はまたこの全日本という舞台で勝ち残ることができた。これはいろんな意味で、俺にとって今は奇跡なんだよ。ただ、この奇跡はずっとまだまだ続いていく」と優勝を見据えていた。
【小島の話】「初めて会う選手、野村卓矢。この年で、このキャリアで、またとんでもないプロレスラーと出会ってしまった。なんて幸せなプロレスラー人生だ、俺は。キャリア32年を超えて、ここでまたこんなヤツと出会う。こんな幸せなプロレス人生ねぇよ。なあ? そして、俺はまたこの全日本という舞台で勝ち残ることができた。これはいろんな意味で、俺にとって今は奇跡なんだよ。ただ、この奇跡はずっとまだまだ続いていく。奇跡はたった1回じゃないから。何回起きたって、何回やったって、ずっと頑張ることもそれも奇跡だと思ってる。必ず優勝するぞ。いっちゃうぞ、バカヤロー!」
【試合後の野村】
▼野村「一瞬記憶が飛んで、気づいたら負けてました。ただ、悔しいな。小島聡と言ったら世界一のラリアットの使い手でしょ? 俺がラリアットで勝てば、俺が世界一のラリアットの使い手になったんじゃねえのか? クソ。悔しい! けど、いい経験になった。阿部さんとの王道トーナメント決勝対決は叶いませんでしたが、これからまだまだ我々はどんどんプロレス界を掻き回していきますよ。(近くにいた阿部に)なに写真撮ってんだ、コノヤロー」
▼阿部「よかったよ」
▼野村「何写真撮ってんだ、コノヤロー!」
▼阿部「最後、ラリアットで挑むのもお前っぽかった」
▼野村「ダメだった」
▼阿部「負け方もよかった」
▼野村「強すぎた」