【全日本】小島が王道T初出場・初優勝 9・3長岡で三冠王者・青柳に挑戦へ 2023/8/27
『#ajpw 王道トーナメント 10th』名古屋国際会議場(2023年8月27日) 決勝戦 ○小島聡vs本田竜輝× 小島が激闘となった本田との決勝戦を制し、王道トーナメント初出場・初優勝を達成。9・3長岡大会で三冠王者・青柳優馬に挑むことになった。 来月14日に53歳の誕生日を迎える小島。春のチャンピオン・カーニバルに続き、王道トーナメント出場を果たすと、斉藤レイ、野村卓矢を撃破。この日の準決勝では石川との同世代対決を制して決勝戦に勝ち上がった。 相手は三冠王者・青柳、昨年覇者・宮原、象徴・諏訪魔を連破してきた本田。4・8後楽園大会におけるカーニバル公式戦以来、約5ヵ月ぶりの再戦で、前回敗れている小島にとっては雪辱戦となった。 本田の勢いは本物。真っ向勝負で立ち向かってくる本田に小島は苦戦を強いられた。エプロンDDTで先制した小島だったが、スピアー、スパインバスターの猛攻で押し返されてしまう。小島がラリアット合戦を制しても、本田はそれでもラリアットで徹底抗戦。ファイナルベントで仕留めにかかった。 窮地を迎えた小島だったが、これを食い止めると、豪腕ラリアットを叩き込んだ。本田もギリギリで返して粘ったものの、再び豪腕を振り抜いて勝負あり。小島が3カウントを奪った。 小島が激闘の末に本田の勢いを止める快勝。初出場にして王道トーナメント制覇を成し遂げた。古巣・全日本での栄冠獲りは2010年3月に第40代三冠王者から陥落以来13年ぶりとなった。準決勝進出を決めたあとに「俺にとって今は奇跡なんだよ。ただ、この奇跡はずっとまだまだ続いていく」と発言していたが、32年のキャリアで培った実力でつかみ取った栄冠。そして開幕前の「優勝したあかつきには挑戦して、三冠ヘビーを獲って黄金期を迎えられれば」との発言を現実とする道が開けた。 「石川修司も、本田竜輝もとってもとっても強くて、なんで勝っているのかよくわからないぐらい、本当に強かった」と過酷な連戦を振り返った小島は「私にはもうちょっとやりたいことがあります」と青柳を呼び込むと、「優しい馬と書いて優馬と読む。その優馬選手に挑戦したいんですけど、返事聞かせてくれますか?」と三冠王座挑戦を表明。王者・青柳も「ちゃんと結果を残して頑張った小島聡に、このベルトを懸けて戦う権利をやろう」と受けて立ち、9・3長岡大会での三冠戦が決定的となった。実現すれば小島の三冠挑戦は13年5ヵ月ぶり。4・23仙台大会におけるカーニバル公式戦で青柳に敗れており、その雪辱戦となる。「三冠のベルトを獲っちゃうぞ、バカヤロー!」と吠えた小島は全日本の頂点獲りに王手をかけた。 【小島の話】「ありがとうございました。振り返れば、このトーナメントは奇跡から始まりました。エントリーされたことも奇跡だと思ってるし、斉藤レイとやって勝ったことも奇跡だし、野村卓矢とやって勝ったことも奇跡だし、そして今日、石川修司に勝ったことも、決勝で勝てたことも、本田竜輝に勝ったことも全部奇跡だよ。奇跡がたった1回というのを誰が決めた? 何回あったって、それは奇跡と言う。連続して起こったって、それも奇跡という。俺はそう思って、プロレスラーを32年間も続けてきた。だから、こうやっていい思いができる日も来る。そう信じてる。その日その日が人生で一番最良の日だと思えるような、そんなプロレスラー人生をできるだけ送っていければと思います。対戦相手にも感謝しているし、私のことを応援してくれたファンの方にも感謝しているし、私が負ければいいと思っていたファンの人にも感謝してるよ。全てにおいてこの俺が存在していることの意味が、今証明されている。それが一番の感謝の思いです。プロレスラー生活32年経って、まだこういうことが俺の中で待っているというのは本当に奇跡なんだ。ただ、この奇跡は三冠ベルトを獲るまで終わらない。そのベルトを持って、また再び奇跡の小島聡を皆さんに見てもらいたいと思います。ありがとうございました」
『#ajpw 王道トーナメント 10th』名古屋国際会議場(2023年8月27日)
決勝戦 ○小島聡vs本田竜輝×
小島が激闘となった本田との決勝戦を制し、王道トーナメント初出場・初優勝を達成。9・3長岡大会で三冠王者・青柳優馬に挑むことになった。
来月14日に53歳の誕生日を迎える小島。春のチャンピオン・カーニバルに続き、王道トーナメント出場を果たすと、斉藤レイ、野村卓矢を撃破。この日の準決勝では石川との同世代対決を制して決勝戦に勝ち上がった。
相手は三冠王者・青柳、昨年覇者・宮原、象徴・諏訪魔を連破してきた本田。4・8後楽園大会におけるカーニバル公式戦以来、約5ヵ月ぶりの再戦で、前回敗れている小島にとっては雪辱戦となった。
本田の勢いは本物。真っ向勝負で立ち向かってくる本田に小島は苦戦を強いられた。エプロンDDTで先制した小島だったが、スピアー、スパインバスターの猛攻で押し返されてしまう。小島がラリアット合戦を制しても、本田はそれでもラリアットで徹底抗戦。ファイナルベントで仕留めにかかった。
窮地を迎えた小島だったが、これを食い止めると、豪腕ラリアットを叩き込んだ。本田もギリギリで返して粘ったものの、再び豪腕を振り抜いて勝負あり。小島が3カウントを奪った。
小島が激闘の末に本田の勢いを止める快勝。初出場にして王道トーナメント制覇を成し遂げた。古巣・全日本での栄冠獲りは2010年3月に第40代三冠王者から陥落以来13年ぶりとなった。準決勝進出を決めたあとに「俺にとって今は奇跡なんだよ。ただ、この奇跡はずっとまだまだ続いていく」と発言していたが、32年のキャリアで培った実力でつかみ取った栄冠。そして開幕前の「優勝したあかつきには挑戦して、三冠ヘビーを獲って黄金期を迎えられれば」との発言を現実とする道が開けた。
「石川修司も、本田竜輝もとってもとっても強くて、なんで勝っているのかよくわからないぐらい、本当に強かった」と過酷な連戦を振り返った小島は「私にはもうちょっとやりたいことがあります」と青柳を呼び込むと、「優しい馬と書いて優馬と読む。その優馬選手に挑戦したいんですけど、返事聞かせてくれますか?」と三冠王座挑戦を表明。王者・青柳も「ちゃんと結果を残して頑張った小島聡に、このベルトを懸けて戦う権利をやろう」と受けて立ち、9・3長岡大会での三冠戦が決定的となった。実現すれば小島の三冠挑戦は13年5ヵ月ぶり。4・23仙台大会におけるカーニバル公式戦で青柳に敗れており、その雪辱戦となる。「三冠のベルトを獲っちゃうぞ、バカヤロー!」と吠えた小島は全日本の頂点獲りに王手をかけた。
【小島の話】「ありがとうございました。振り返れば、このトーナメントは奇跡から始まりました。エントリーされたことも奇跡だと思ってるし、斉藤レイとやって勝ったことも奇跡だし、野村卓矢とやって勝ったことも奇跡だし、そして今日、石川修司に勝ったことも、決勝で勝てたことも、本田竜輝に勝ったことも全部奇跡だよ。奇跡がたった1回というのを誰が決めた? 何回あったって、それは奇跡と言う。連続して起こったって、それも奇跡という。俺はそう思って、プロレスラーを32年間も続けてきた。だから、こうやっていい思いができる日も来る。そう信じてる。その日その日が人生で一番最良の日だと思えるような、そんなプロレスラー人生をできるだけ送っていければと思います。対戦相手にも感謝しているし、私のことを応援してくれたファンの方にも感謝しているし、私が負ければいいと思っていたファンの人にも感謝してるよ。全てにおいてこの俺が存在していることの意味が、今証明されている。それが一番の感謝の思いです。プロレスラー生活32年経って、まだこういうことが俺の中で待っているというのは本当に奇跡なんだ。ただ、この奇跡は三冠ベルトを獲るまで終わらない。そのベルトを持って、また再び奇跡の小島聡を皆さんに見てもらいたいと思います。ありがとうございました」