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10/8【WWE】中邑がムタばり毒霧噴射も ロリンズが死闘ラストマンスタンディング戦制して世界ヘビー防衛

 PLE(プレミアムライブイベント)『ファストレーン』が現地時間7日、米国インディアナ州インディアナポリスで行われ、中邑真輔が世界ヘビー級王者セス“フリーキン"ロリンズにラストマンスタンディングマッチで挑戦。グレート・ムタばりの毒霧噴射を披露したもののKO負けを喫し、頂点ベルト獲りを逸した。

 中邑は9・2『ペイバック』で王者・ロリンズに挑戦し、惜敗。ロリンズからの再戦要求を拒み続けてきたが、9・25スマックダウンでようやく受諾。ロリンズ完全破壊を見据えて10カウントによるKO決着のみ、凶器使用OKのラストマンスタンディングマッチを要求し、この日の再戦を迎えた。

 中邑はNOAH1・1日本武道館大会におけるグレート・ムタ戦で着用した純白のコスチュームを身にまとって出陣した。これまでロリンズの腰を徹底的に痛めつけてきた中邑はエプロンやバリケードに叩きつけて狙い撃ち。ヌンチャクでめった打ちにし、ミドルキック、スライディングジャーマンと腰へのダメージを与えると、ダイビングニーを発射した。

 勢いづいた中邑はロリンズにゴミ箱をかぶせ、竹刀で何度も殴りつけた。ヌンチャクを口に突っ込んで絞め上げ、スリーパーで絞め落としにかかったが、耐えたロリンズはスリングブレイドで反撃を開始。竹刀攻撃をお返しし、ゴミ箱で殴打すると、トペスイシーダで突っ込む。ランニングニー、フロッグスプラッシュの波状攻撃で中邑をダウンに追い込んだ。

 立ち上がった中邑は竹刀をノドに押し当ててのバッククラッカーで逆襲。スライディングキンシャサ、リバースパワースラムとたたみかけたが、キンシャサ狙いをテーブルに誤爆させられると、カーブストンプを食らってダウンを喫した。カウント9で立ち上がった中邑だったが、ロリンズは巨大ラダーで殴打。ラダー上からのカーブストンプの構えに入った。

 これは中邑が間一髪で回避。客席になだれ込んでの乱闘に突入し、ローブローを見舞った中邑はロリンズをスタンド席から床に叩き落としてダウンに追い込み、腰にイスを何度も振り下ろした。ボマイェ狙いをトラースキックで迎撃され、ペディグリーでダウンに追い込まれたが、場外戦でロリンズをテーブルに乗せ、コーナーからのダイビングダブルニードロップで急降下すると、イスで腰をめった打ち。ラダー上での攻防もグレート・ムタばりの毒霧噴射で制し、ロリンズをテーブル上に叩き落としてダウンに追い込んだ。

 なおもイスへのバックブリーカーを敢行した中邑はキンシャサでロリンズをテーブルに激突させた。ダウンカウント9まで数えられ、勝負あったかに思われたが、ロリンズはリング下に滑り降り、エプロンを支えに立ち上がった。再び客席へと戦場が移ると、ロリンズは客席上段でペディグリーを決め、カーブストンプをさく裂。さらにそこから落差十分のファルコンアローを敢行した。機材用テーブルの上に落下した中邑はダウンカウント10が数えられても立ち上がれず、KO負けを喫した。

 死闘を制したロリンズが世界ヘビー級王座を防衛。中邑は連敗を喫し、またも頂点ベルト獲りを逃した。

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