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　DDTシングル最強決定リーグ戦『D王 GRAND PRIX 2023』が26日、東京・後楽園ホールで開幕。昨年準優勝の納谷幸男がBブロック初戦で前KO-D無差別級王者クリス・ブルックスを突破し、「今年のD王、何がなんでも絶対に優勝する!」と誓った。

　昨年、決勝戦で上野勇希に敗れ、準優勝に終わっている樋口は今年こその優勝を誓って開幕を迎えた。ドロップキックで奇襲された樋口は場外戦で劣勢に。クリスはセコンドの高梨将弘、アントーニオ本多も巧みに介入させる。リングに戻るとクリスは右足攻めを展開し、ツームストーン・パイルドライバーで追い込んだ。

　しのいだ納谷はラリアット、チョークスラムで反撃して巻き返しに出た。世界一のバックドロップ狙いをクリスが丸め込みで切り返しても、納谷はニーリフトを連発し、サポーターを外しての生ヒザをグサリ。すかさず世界一のバックドロップを爆発させてクリスの息の根を止めた。

　納谷がクリスを破ってD王GP白星スタート。試合後、「前KO-D無差別級王者に勝ったぞ! 今年のD王、何がなんでも絶対に優勝する!」と吠えた。次戦は12・2新宿大会で斉藤レイとの大型対決。納谷は「お前をぶっ倒して、俺が全日本に乗り込んでやるよ」と予告した。

　一方、クリスは初戦黒星で「新しいユニットの未来を出せない。最近。何もできない。KO-D無差別級、負けました。アジアドリームタッグ、負けました。D王、最初の試合負けました」と落胆。それでもシャーデンフロイデ・インターナショナルの面々から激励を受けると、「次は(12・2新宿で)KANON! あいつ嫌い。殺します。次の日(12・3新宿)はMAO。リングの外で会いましょうね」と前を向いた。

　同じBブロックではKANONがメガネをかけながらの磔式コブラツイストで平田一喜にギブアップ勝ち。初戦白星を飾った。