1/20【DDT】UNIVERSAL王者MAOがキースとの前哨戦敗戦 V4戦へ不安露呈「暗雲が立ち込めまくってる」

　『DDT新春ファン感謝デー!』が20日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで行われ、DDT UNIVERSAL王者・MAOがブライアン・キースとの前哨戦で敗北を喫し、翌日に迫った4度目の防衛戦へ向けて「暗雲が立ち込めまくってる」と不安を露呈した。

　UNIVERSAL王者・MAOは1・21品川大会で初来日のキースを迎え撃つ4度目の防衛戦を控える。この日の大会開始前、同王座戦へ向けた公開調印式が行われ、キースが「以前、1度MAOのことは倒してるので、次はMAOの“イン・ユア・ハウス"でMAOのことを倒す」と宣言。「去年の7月、俺はサンフランシスコまで行って、このキースとシングルマッチをした。そして、ヨシヒコと寄ってたかって負けた。それはもう完膚なきまで負けた」と前回の対戦を振り返ったMAOは「今回、ヨッさんが見当たらない。だが関係ねぇ。俺は一人でも、もうやれる。でも正直負ける可能性も全然ある。なぜならキースはめちゃめちゃ強い。こいつはホントに強い。ほっといたら呼べなくなるくらい、今年ばく進していくような選手。全然負ける可能性がある」と警戒しまくり。写真撮影時には視殺戦を展開し、何やら言葉を交わすと、興奮したキースがイスを手にMAOに襲いかかろうとして一触即発のムードが漂った。

　この日のメインイベントでMAOは勝俣瞬馬&大石真翔との伝説のアイドルユニット“NωA"を限定復活。高尾蒼馬&翔太と組んだキースとの前哨戦に臨んだ。入場時に歌も披露したNωAは久しぶりとは思えぬ好連係を披露。MAOはキースを相手にバチバチのエルボー合戦、ミドルキック合戦を展開し、高角度の顔面ウォッシュを決めた。

　キースも正調・顔面ウォッシュで応戦。しゅんまお(MAO&勝俣)がダブルミサイルキックを繰り出し、NωA3人で合体ミラクルエクスタシーも決めたが、キースを仕留めることはできず。大石にヘッドバットで反撃したキースがエメラルド・タイガードライバーで3カウントを奪った。

　UNIVERSAL前哨戦はキースが制した。「日本デビュー戦で勝利をつかむことができた。今日は始まりにすぎない。明日MAOからUNIVERSALのベルトを獲る」と予告したキースは「俺はここで名を上げるために来た。これまで日本では多くのテキサス出身のレスラー、テリー・ファンク、スタン・ハンセン、フリッツ・フォン・エリックが名を上げた。次は俺だ。俺は失敗しない。これで最後になるかもしれないつもりでDDTで必ず成功する。バウンティハンターは常に成功して、賞金を集めてる」とハングリー精神をむき出しにした。

　一方、MAOはキースの猛威を前に「強いよ。明日、暗雲が立ち込めまくってる」と劣勢を認めるしかない。翌日のタイトルマッチを前に「あの人、ただ殴って、蹴って、投げてくるんだよ。ゴツゴツしてるんだよ。アメリカン・インディーズスタイルvsジャパニーズ・ストロングスタイルの戦いだよ。真逆の戦いだよ。大丈夫かな」と不安をのぞかせた。