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1/25【GLEAT】石田がフラミータを熱戦撃破 プロデュース興行成功で「今年も中心はBGI」

『BLACK GENERATION INTERNATIONAL presents PURO NEGRO 2024』TOKYO FMホール(2024年1月25日)
○石田凱士vsフラミータ×

 石田が3ヵ月越しに一騎打ちが実現したフラミータを熱戦撃破。BGIプロデュース興行を成功させたリーダーは「今年も変わらずにGLEATのリングの中心は俺らBGIや」と力強く言い放った。

 BLACK GENERATION INTERNATIONAL(BGI)によるプロデュース興行のメインはリーダー・石田とフラミータによる同門対決。昨年6月に左腕を負傷した石田は10月に復帰したが、当初対戦相手はフラミータの予定だった。しかし、フラミータはメキシコの試合で鼻骨を骨折。復帰戦の相手はCIMAに代わり、2人の一騎打ちは中止となっていた。

 今宵はリングにGLEATのロゴもなく、漆黒のBGI仕様。そんな中で、3ヵ月越しに実現した同門対決は握手からスタートした。お互いの実力を確かめ合うように、のっけからハイスピードの先読み合戦を展開。何度もどよめきを誘う。試合が進むに連れて、お互いの気持ちが燃え上がり、喧嘩マッチの様相に。互いに蹴り合うと、フラミータは「コイヨ、カイト!」と絶叫。石田のエルボー連打を正面から受け止め、鋭いエルボー一撃で打ち倒した。

 徐々にペースを失い、防戦一方となった石田だったが、フラミータの「ドウシタ、イシダ」の声に呼応。フロントハイキックでフラミータを場外に蹴落とし、エプロンからのランニングローキックで反撃ののろしを上げる。「俺が勝つぞ!」と叫ぶと、ラフファイトでリズムを刻み、逆水平や各種蹴りも唸りを上げた。激しいエルボー合戦に発展しても、フラミータをにらみつけて一歩も引かない。

 フラミータはコーナーからのケブラーダを避けられても華麗に着地。エプロンでの619から、決死のトペコンヒーロにつなげてチャンスを掴む。続くムーンサルトプレスを読まれてもまた不時着し、変型グラウンド卍固めで絞め上げた。しのいだ石田が鋭い蹴り技の応酬を仕掛けるが、ジャーマンはまたまたフラミータが不時着して切り抜け、トラースキックをぶち込んで、両者大の字に。

 死力を振り絞って対角線のコーナーで立ち上がると、2人は同時に突進。フロントハイキックの相打ちを繰り返す。石田はカサドーラで丸め込んだものの、キックアウトした直後にフラミータはフラムフライ(その場飛びスパニッシュフライ)をズバリ。「フィニッシュ!」と叫んでコーナーへ。たが、背後から飛びかかった石田は雪崩式ジャーマンを敢行する。

 ダブルダウンとなるが、2人はロープを掴んで立ち上がる。フラミータは後頭部への619、ファイヤーバードスプラッシュとたたみかけるも、石田は意地のキックアウト。ならばとフラミータは再び変型グラウンド卍固めで絞めに絞める。悲鳴を上げた石田はそれでも耐えきると、キン肉バスター式コードブレイカーを食らった直後にアンクルホールドに捕らえて窮地を好機に変えた。

 耐えるフラミータをハーフネルソンスープレックスでぶん投げ、バズソーキックで蹴り飛ばす。フラミータの抵抗をハイキックで鎮圧し、背後からのバズソーキックを一閃。最後はハーフタイガースープレックスホールドで石田が勝利した。

 BGI興行のメインで石田がフラミータを熱戦撃破。約束の一騎打ちで勝利を飾った。「石田凱士が勝ったぞ!」と雄叫びを上げると、「フラミータ、最高やろ。俺の復帰戦で去年の10月やる予定だったシングルマッチが今日ここでできたんだ。フラミータ、グラシアス」とフラミータに手を差し出す。フラミータも応じ、2人は握手を交わした。

 「でもや、俺とフラミータはこんなもんじゃないから。まだまだまだまだ駆け上っていくから」と決意を新たにした石田は、「それとや、今日はBGI興行や。BGIプロデュース興行のフィナーレや。せっかくだったら、全メンバーで締めたほうがいいよな」と断言。セミファイナルでG-INFINITY王座獲りを逃した鼓太郎&ベンディートもリングに呼び込み、メンバーが揃い踏みする。

 「去年BGIプロデュース興行を新木場でやって、第2弾は今日や。今日見たらわかるよな。俺らBGIが最高のユニットだって今日見てわかったよな。第3弾やらないわけにはいかないよな。今発表したいところやけど、まだ決まってないから。今年か来年かはわからないけど、必ず第3弾やるから」と第3弾興行開催も石田は約束。最後に「言っておくぞ。今年も変わらずにGLEATのリングの中心は俺らBGIや。お前らこれからもBGIから目を離すなよ」とアピールして、BGIプロデュース興行を締めくくった。

 220人(札止め)の観客を集め、試合でもしっかりと観客を沸騰させた石田は、「今回前回と日本でBGI興行やったけど、次回はメキシコ集結もありちゃうか」とニヤリ。その言葉を実現させるためにも、国を超えた仲間たちとともにGLEATの主役を獲りにいく。


【試合後の石田、フラミータ】

▼石田「おい、フラミータ。最高やったな。フラミータ、グラシアス」

▼フラミータ「アリガトウ」

▼石田「おい、今回前回と日本でBGI興行やったけど、次回はメキシコ集結もありちゃうか」

▼フラミータ「イシダ、ホントウニアリガトウゴザイマス。次はメキシコでやろう」

▼石田「今日の大会見たらわかるな。俺たちがGLEATでナンバーワンのユニットってことが。言っておくぞ。これからはまだまだまだまだ上を見て、俺らはGLEATの中心に立ってるからな。お前ら、これからも俺らBGIから目を離すなよ」

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