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1/25【GLEAT】斉藤ブラザーズがG-INFINITY圧巻V11 鼓太郎3度目の挑戦も届かず

『BLACK GENERATION INTERNATIONAL presents PURO NEGRO 2024』TOKYO FMホール(2024年1月25日)
G-INFINITY選手権試合 ○斉藤ジュン&斉藤レイvsエル・ベンディート&鈴木鼓太郎×

 斉藤ブラザーズが圧巻のG-INFINITY王座V11。3度目の挑戦となった鼓太郎が奮闘を見せたものの、ベルト奪取には届かなかった。

 全日本の斉藤ブラザーズはGLEATのタッグ王座・G-INFINITYを昨年6月に獲得。これまで10度の防衛を重ねてきた。BGIプロデュース興行でタイトルに挑戦するのはメンバーの鼓太郎&ベンディート。これまで鼓太郎はハートリー・ジャクソンと組んで、2回タイトル奪回に挑んだが、どちらも返り討ちにされてきた。今宵は巨体のルチャドール・ベンディート組んで斉藤ブラザーズの前に立った。

 場外乱闘で挑戦者チームの出鼻をくじいた斉藤ブラザーズは、鼓太郎を代わる代わる痛めつける。パワーの差を見せつけながら長時間圧倒した。鼓太郎が抵抗を見せても、反撃の芽をことごとく摘んでいく。

 レイのボディプレスを自爆させてようやく鼓太郎が自陣に戻ると、代わったベンディートが奮闘する。レイにラリアットやエルボーを連発する真っ向勝負を仕掛けると、ジュンの猛攻を耐え抜き、ソバットやトラースキックを連打して活路を開いた。体力を回復させた鼓太郎も各種エルボーを連発して続き、しつこくヘッドロックに捕獲。テクニックを駆使してジュンを手玉に取った。ジュンが強引に流れを変えようとしても、主導権を渡さない。

 斉藤ブラザーズは連係攻撃で押し返したものの、ダブルチョークスラムは鼓太郎がドロップキックで阻止。たまらず斉藤ブラザーズが場外に転落すると、ベンディートはトペコンヒーロで突っ込んだ。ここがチャンスと、鼓太郎はジュンの脇腹にエルボーを連打。ワンツーエルボーやローリングエルボー、ランニングエルボーを乱れ打つ。そして、タイガードライバーの体勢に。踏ん張られてもヒザ蹴り連打からデスサイズを振り下ろす。絶叫した鼓太郎は今度こそタイガードライバーで投げきった。

 しかし、ジュンはギリギリでキックアウト。場内は「鼓太郎」コールに包まれるが、2発目のタイガードライバーはレイが阻止する。レイは鼓太郎&ベンディートを両腕ラリアットでねじ伏せると、ベンディートを場外に分断した。息を吹き返したジュンはサイコブレイクの体勢に。前方に投げて切り抜けた鼓太郎はエンドレスワルツに持ち込むも3カウントは奪えない。

 急行したレイはうるさいベンディートをチョークスラムで排除すると、鼓太郎にショルダータックルをズバリ。鼓太郎は丸め込みで粘りを発揮したものの、ジュンはラリアットを振り抜くと、レイはパイルドライバーで突き刺した。そして、最後はジュンのサイコブレイクでダメ押しし、鼓太郎を葬った。

 鼓太郎が大奮闘を見せて、何度も「鼓太郎」コールを巻き起こしたものの、それを受けきった斉藤ブラザースが圧巻のG-INFINITY王座V11。最多防衛記録を自分たちの手で更新した。

 「鈴木鼓太郎。なかなかのテクニシャンだったな。前回の時も思ったが、危ない場面がちらちらあったな」と鼓太郎の実力を認めたジュンだったが、「だが、言った通り、俺たちが何度だって防衛してやる。何だったら、今夜またやってやってもいいんだぜ」と余裕タップリにアピール。レイも「俺たち斉藤ブラザーズは超人だからな。毎日だって防衛戦やってやるぜ」と吠えた。


【試合後のジュン&レイ】

▼レイ「フォー!」

▼ジュン「防衛したぜ。ビクトリー・イレブン。11回目の防衛だ。(レイにチョップを放つと)だが、鈴木鼓太郎。なかなかのテクニシャンだったな。前回の時も思ったが、危ない場面がちらちらあったな」

▼レイ「そうだな」

▼ジュン「だが、言った通り、俺たちが何度だって防衛してやる。何だったら、今夜またやってやってもいいんだぜ」

▼レイ「今夜か。まあ、俺たち斉藤ブラザーズは超人だからな。毎日だって防衛戦やってやるぜ」

▼ジュン「じゃあ、明日やるか?」

▼レイ「明日? まあ、そうだな。とりあえずビールを飲みたい。喉が渇いた」

▼ジュン「俺は甘いものが食べたいな。じゃあ、甘いものとビールで乾杯するか」

▼レイ「いや、俺は塩辛でいいな」

▼ジュン「シュークリームにビールとか、意外と合うかもしれねえぞ」

▼レイ「どういう世界観だ」

▼ジュン「よし。じゃあ、乾杯しようぜ」

▼レイ「よし。フォー!」

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