プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/28【DDT】勝俣が8ヵ月ぶりEXTREME返り咲き、「岡谷vsポー」勝者を3・17後楽園で迎撃へ

 『Sweet Dreams!2024』が28日、東京・後楽園ホールで行われ、勝俣瞬馬が平田一喜を破り、8ヵ月ぶりのDDT EXTREME王座返り咲き。2・7新宿大会での次期挑戦者決定戦「岡谷英樹vsMJポー」が決まり、その勝者を3・17後楽園大会で迎え撃つことになった。

 勝俣は昨年5・21後楽園大会で岡谷とのEXTREME王座防衛戦に勝利したものの、試合中に右足首距骨を骨折。王座返上と長期欠場を余儀なくされた。空位となった同王座はMAO、ヨシヒコとの3WAYマッチを制した平田が新王者に。自身に有利なルールを駆使して防衛を続け、新たな王者像を確立してきた。

 前王者・勝俣の挑戦表明を平田は受諾。この日のV6戦が決まった。勝俣の返上が戴冠のきっかけとなったとあって、今回、平田は双方に平等なルールとして「運命はどっちだ!?小嶋斗偉チャレンジデスマッチ」を採用。2カウントフォール以外は通常のプロレスルールと同じだが、2カウントフォール、ギブアップ、KO、TKO、リングアウトを一方の選手が奪った場合、小嶋斗偉ができるかできないか絶妙な“小嶋チャレンジ"がスタート。小嶋がチャレンジに失敗した場合は試合続行、成功した場合は決着となる。公平を期すため、小嶋にはどちらの選手が獲得したチャレンジかわからないような工夫が施される。2カウントフォールなどを奪うまでは自力だが、勝敗は小嶋チャレンジに委ねられるギャンブル要素たっぷりの試合となった。

 まずは平田が開始からわずか57秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで2カウントを奪取。“小嶋が30秒、こちょこちょを耐えられたらチャレンジ成功"となるものだったが、あえなく失敗に終わる。今度は勝俣が踏みつけ式の逆エビ固めでギブアップを奪ったが、“コーラ一気飲み"の小嶋チャレンジがあっさり失敗となった。

 平田が再び奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで丸め込んで2カウントを奪った。“黒ひげを10本刺して飛ばさなければ成功"だったが、小嶋は1本目で飛ばしてしまい試合続行。勝俣がスクールボーイで2カウントを奪うと、“けん玉剣先チャレンジで3回目までに刺せれば成功"を小嶋が3回目で見事成功させ、勝俣の勝利が決まった。

 勝俣が8ヵ月ぶり3度目のEXTREME王座戴冠を果たした。試合後、勝俣は平田のサウナカミーナ入りについて言及。1・5新宿大会でディザスターボックスが活動休止となり、居場所を失った平田は連日にわたってサウナカミーナ入りをアピール。その熱意が認められてDDTサウナ部への仮入部までこぎ着けていた。

 勝俣はメンバーで話し合った結果として、平田のサウナカミーナ入りを認めた。が、平田は「皆さんの絆が強すぎるというか。既存の仲良しグループに入るの苦手じゃないですか。楽しかったんですけど、ごめんなさい! ということで僕は既存じゃなくて自分でユニットつくろうと思います」とまさかの辞退。頭の整理がつかない勝俣に、今林久弥GMが初防衛戦を3・17後楽園大会で行うことを告げた。

 すると勝俣は8ヵ月前、不本意な試合に終わっていたこともあって岡谷を次期挑戦者に指名した。呼応するように岡谷が現れたが、ポーが襲撃。血で染まった挑戦状を持参してアピールした。今林GMは2・7新宿で「岡谷vsポー」による次期挑戦者決定戦を決定。その勝者を勝俣が初防衛戦で迎え撃つことになった。

 また、平田はセミファイナル(KONOSUKE TAKESHITAvs土井成樹)の試合後、土井のコメント中に四つん這いでやってきて「新しいユニットつくろうと思ってるんです。ユニットに強くてやさしい人を集めたい。僕は土井さんを中心にユニットを作りたいと思います」と持ちかけた。土井は「今終わってすぐはきつい。展開が早すぎる。準備させて。もうちょっと心の準備」との意向を示したものの、平田は「土井成樹、準備できた。土井さんと平田と、あと誰か入れて新ユニット組んで、ワンワン駆け抜けていく」と一方的に宣言していた。

☆2/7(水)東京・新宿FACE『Into The Fight 2024 TOUR in SHINJUKU』18:20開場、19:00開始

▼DDT EXTREME王座次期挑戦者決定戦
MJポー
vs
岡谷英樹


☆3/17(日)東京・後楽園ホール『Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜』12:00開場、14:00開始

▼DDT EXTREME選手権試合
[挑戦者]
2・7新宿「岡谷英樹vsMJポー」の勝者
vs
勝俣瞬馬
[第59代王者]
※勝俣初防衛戦


【勝俣の話】「平田さんとはたくさん戦ってきました。そんな信頼してる平田さんとEXTREMEのベルトかけて戦うなんて、昔はそんなこと思ってませんでした。平田さんは最高なレスラーです。だから平田さんからベルトを獲れてうれしいです。ずっと去年の5月21日の続きを岡谷としたいと思ってました。ただ邪魔者が入ってきましたね。岡谷があの怪物を倒して、僕の前に立ったときには、あいつがやりたい試合をやりたいと思います」

【平田の話】「負けましたね。でもしょうがない。やっぱり私はこういう試合のプロレス界の天下を目指したほうが平田らしいと思いますので、またEXTREMEを目指します。またEXTREMEで平田のプロレスを見せて、皆さんを笑顔にしたい」

【岡谷の話】「あいつ(ポー)踏み台にして、その勢いでEXTREME挑戦して倒してやる。俺もずっと待ってました。勝俣さん。その思いをすべてぶつけます」

プロ格 情報局