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2/11【全日本】斉藤レイが「右肩関節脱臼」で欠場 世界タッグ返上、2・20後楽園・三冠戦へ兄ジュンが名乗り

 全日本は11日、斉藤レイが「右肩関節脱臼」のため欠場すると発表した。2・20後楽園大会で予定されていた三冠ヘビー級王座初挑戦は消滅。兄・斉藤ジュンと保持していた世界タッグ王座も返上することになった。また、レイ欠場を受けてジュンが三冠王座挑戦に名乗りを上げた。

 レイは日テレプロレス2・9後楽園大会に参戦し、兄・ジュンとの斉藤ブラザーズでNOAHのサクソン・ハックスリー&ティモシー・サッチャーに勝利を収めたものの試合中に右肩を負傷。もともと右肩に故障を抱えていたというレイは「右肩関節脱臼」(全治3週間)と診断され、2月シリーズ全戦欠場を余儀なくされることになった。

 2・20後楽園大会では三冠王座初挑戦を控えていたが、断念せざるを得なくなった。そして2・25京都大会で宮原健斗&青柳優馬とのV5戦が決まっていた世界タッグ王座も返上に。この日、全日本事務所で会見したレイは「自分の三冠戦、そして世界タッグ戦を楽しみにしていたお客さん、そして皆様には申し訳ないことをしました」と謝罪し、「本当なら俺の肩がこういった状態でも俺は全然、三冠戦で中嶋勝彦をぶっ倒したかった。世界タッグも全然、本当にやりたかった」と無念そうに話した。

 そこで兄・ジュンが「三冠戦、斉藤ブラザーズ兄のこの俺に挑戦させろ。俺が挑戦表明してやるよ。俺が弟の代わりに中嶋勝彦をキッチリと叩き潰してやる」と名乗りを上げた。「悔しくてしょうがないだろうが、お前のその気持ちも、こいつを応援してるファンの気持ちも俺が背負ってやる」と言い切ると、レイも「必ず三冠ベルト、こいつに獲ってもらいてえな。俺がケガをしたあとに、ジュンが『三冠戦は俺がいく』ってその時からこいつは言ってたから。やってもらいてえな」と託した。

 復帰のめどは未定。「できることなら、すぐ3月から出たいんだけれども、それはどうしても肩の状態を見てという形になるから。まだいつとハッキリとはわかんねえな」としたレイだが、「出れるならすぐに出たい気持ちはある」と早期復帰を見据えた。


☆斉藤レイ選手欠場及び世界タッグ王座返上のお知らせ

斉藤レイ選手が2月9日開催の後楽園大会にて負傷し、「右肩関節脱臼」と診断されたため、当面の間試合を欠場致します。
また、斉藤ジュン選手&斉藤レイ選手が保持する世界タッグ王座を返上することも併せて決定致しました。

斉藤レイ選手の試合を楽しみにされていたファンの皆様にお詫び申し上げますと共にご理解賜りたくお願い申し上げます。

なお、斉藤レイ選手の欠場に伴う、「エキサイトシリーズ2024」2.20後楽園大会、2.23岡山大会、2.24福岡大会、2.25京都大会の変更カードは決定次第お知らせいたします。


【会見の模様】

▼レイ「今、説明が会社の方からあった通り、先日の試合、2月9日の後楽園ホール大会で試合中に右肩を負傷しました。それに伴い、2月のシリーズをとりあえず欠場することになりました。自分の三冠戦、そして世界タッグ戦を楽しみにしていたお客さん、そして皆様には申し訳ないことをしました。まぁ、本当なら俺の肩がこういった状態でも俺は全然、三冠戦で中嶋勝彦をぶっ倒したかった。世界タッグも全然、本当にやりたかった」

▼ジュン「今回、弟がケガをしたわけだが、誰だってケガはする。それは斉藤ブラザーズだって例外ではない。弟はもともと右肩を痛めていて、古傷。そこに付け加えて右肩を脱臼したわけだが、そこを考えて欠場することにした。1年、2年のことを考えたら無理にやらせてよかったかもしれない。だが、プロレスを10年、20年、この先のことを考えたら欠場させた方がいいということになったのだ。まぁ、それを考えて2月25日、京都大会の世界タッグ戦はベルトを返上することになった。悔しいだろうな。悔しくてしょうがないだろうが、お前のその気持ちも、こいつを応援しているファンの気持ちも俺が背負ってやる。全日本プロレス、三冠戦、この俺、斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュン、この俺に挑戦させろ。俺が挑戦表明してやるよ。俺が弟の代わりに中嶋勝彦をキッチリと叩き潰してやる」

――右肩の状態は?

▼レイ「右肩は簡単に言ったら、さっき説明にあった通り右肩の脱臼だな。それに付け加えて俺が昔から持っていた古傷、それも同じ右肩だったんだけど。ジュンが言った通り、いろいろ今後のことを考えたら、とりあえずは2月シリーズは欠場ということで」

――痛みは激しい?

▼レイ「まぁ、少しはするな」

――医師からの診断は?

▼レイ「脱臼は全治およそ3週間で、あとは今後の肩の具合を見てということになります」

――古傷というのは大相撲時代からの?

▼レイ「うん、まあ。俺がデビュー前からずっと持ってたもので」

――復帰のめどは?

▼レイ「できることなら、すぐ3月から出たいんだけれども、それはどうしても肩の状態を見てという形になるから。まだいつとハッキリとはわかんねえな。でも出れるならすぐに出たい気持ちはある」

――世界タッグ返上、三冠初挑戦が消滅となったがどんな心境?

▼レイ「そうだな……早く治して、とにかくやりてぇって気持ちがある」

――今回のケガによって、いい意味で体を休めるとか前向きな捉え方はできる?

▼レイ「肩がしっかりよくなれば、今までと比にならないぐらい、もっとパワフルなファイトができると思うんで。全然、今は悔しいけど、そんなマイナスには捉えていない」

▼ジュン「しっかり治してだな。もともと古傷があったからな。チョップなんかどうだ? 今まで半分ぐらいの力でしか打ててなかったんじゃないのか?」

▼レイ「本当にそうだな。5、6割ぐらいかな、力としては」

▼ジュン「だろ。だったらしっかり治して100%でできるようにしないとな」

▼レイ「うん」

――ジュン選手が三冠挑戦の名乗りを受けたが?

▼レイ「まぁ、今ここで言っただけだから。会社の発表はこれからということになるだろうけど、必ず三冠戦。三冠ベルト、こいつに獲ってもらいてえな。俺がケガをしたあとにジュンが『三冠戦は俺が行く』ってその時からこいつは言ってたから。やってもらいてえな」

――二人で三冠戦を実現する思いは変わらない?

▼ジュン「それはもちろんだ。弟は必ずリングに戻ってくる。俺が中嶋勝彦をキッチリ叩き潰して、三冠王者になったあかつきには弟の挑戦を受けて、いずれ二人でタイトルマッチをやってあげよう」

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