プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/14【スターダム】詩美に完敗も…レディ・Cが涙の誓い 「スターダムをプロレス界のトップにしたい」

『STARDOM in KORAKUEN 2024 Feb.1』後楽園ホール(2024年2月14日)
○林下詩美vsレディ・C×

 詩美に完敗を喫したレディ・Cだったが、激励されると涙ながらに「私はスターダムをプロレス界のトップにしたいです」と誓いを立てた。

 詩美とレディ・CによるQueen's Quest同門対決が後楽園大会で実現。レディ・Cはこの一戦に向けて、「詩美さんとのシングルで自分の今持っているもの全てを出して、“変わっている"ってことを絶対に証明してみせます。絶対に詩美さんにこの気持ちを全部ぶつけるから」と悲壮な決意を吐露していた。

 気持ちを見せたいレディ・Cだったが、詩美に出鼻をくじかれ、守勢を強いられる。逆水平をぶち込んでも、詩美のエルボー連打で押し込まれた。それでもレディ・Cは「これでも食らえ!」と逆水平を乱射。詩美の攻撃を受けてもすぐさまやり返し、コブラツイストや河津落とし、ランニングネックブリーカードロップなど得意技につなげる。

 前後から豪快なフロントハイキックを連打してチャンスを掴んだレディ・Cは、高さのあるチョークスラムで追い討ち。レディ・C式俺が田上の構えに。しかし、余力を残す詩美は上手く切り抜けると、背後からおぶさるようにスリーパーに捕らえた。コーナーに押し込まれても、直後にこうもり吊り落としで叩きつける。

 詩美はレディ・Cにゲキを飛ばして、立ち上がるのを待ち受ける。そして、エルボーをねじ込むと、あえて打ち合いに持ち込んだ。レディ・Cは先輩の気持ちに応えようと、こん身のエルボーを振り抜くが、詩美はショートレンジのラリアットで返答。うずくまるレディ・Cを蹴り飛ばす。レディ・Cはなりふり構わず、足にしがみついて抵抗するも、詩美はラリアットを連発。レディ・Cはフォールを返して場内を沸かせたものの、詩美はジャーマンでダメ押しして完勝となる3カウントを奪った。

 完敗を喫したレディ・Cはリングで大の字。そんな後輩を見下ろした詩美は立ち上がるまで待つ。そして、フラフラになったレディ・Cと抱擁を交わし、背中を叩いて激励した。

 試合後、レディ・Cは詩美の肩を借りてバックステージへ。2人は揃ってコメントを発表した。詩美に「自分のやりたいこと、目指していることを見失っている。もう一度ちゃんと考えて、お前のなりたいお前になれ」と激励されたレディ・Cは、涙ながらに「私はスターダムをプロレス界のトップしたいです」と誓いを立てた。

 詩美は「ちゃんとお前が目指しているそれがあるんだから、曲げるな、自分を。諦めるな、自分に。お前はこんなデカい体と、こんな長い足持ってるんだから。私より全然いいもん持ってるんだから。まだまだ上にいけるんだから」と猛ゲキ。その言葉を受け止めたレディ・Cは「これからもお願いします」と気持ちを新たにすると、詩美とガッチリ握手。詩美は「トップ連れてってくれよな」とレディ・Cに期待を見せた。


【試合後の詩美、レディ・C】

▼詩美「レディ、座れ。レディ、やればできるんだからさ。なりたいんでしょ? お前はスターダムのトップに」

▼レディ・C「はい」

▼詩美「負けたくないだろ? 後輩にも仲間にもよ」

▼レディ・C「はい!」

▼詩美「確かに勝てないと焦ることだってあるよ。でも、自分のやりたいこと、目指していること、それをお前は見失っている。もう1回ちゃんと考えて、お前のなりたいお前に…泣くな」

▼レディ・C「泣いてない」

▼詩美「お前のなりたいお前になれ」

▼レディ・C「はい!」

▼詩美「京都で光由はQueen's Questをテッペンに連れていってくれると言ったよ。お前は? お前はどうするの? 全部お前以外の、光由とかみんなに任せるのか。違うだろ。言え、ちゃんと自分で」

▼レディ・C「私は、私はスターダムをプロレス界のトップにしたいです」

▼詩美「ちゃんとお前が目指しているそれがあるんだから、曲げるな、自分を。諦めるな、自分に。お前はこんなデカい体と、こんな長い足持ってるんだから。私より全然いいもん持ってるんだから。まだまだ上にいけるんだから」

▼レディ・C「はい!」

▼詩美「泣くな!」

▼レディ・C「泣いてないです!」

▼詩美「強いヤツは泣かない」

▼レディ・C「泣いてないです!」

▼詩美「今日から絶対泣くな」

▼レディ・C「泣きません」

▼詩美「勝った時以外に泣くな。次、勝った時は全力で泣いていいから」

▼レディ・C「はい」

▼詩美「それまでまずはその泣き虫から直すぞ」

▼レディ・C「はい。これからもお願いします」

▼詩美「もちろん。トップ連れてってくれよな」

▼レディ・C「はい」

▼詩美「よろしく」

プロ格 情報局