プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/19【新日本】ロッキーが日本で新ユニットを電撃結成 ソベラーノ&テンプラリオと合体

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2024』東京・後楽園ホール(2024年2月19日)
○エル・デスペラード&ボラドール・ジュニア&テンプラリオ&MUSASHIvsロッキー・ロメロ&ソベラーノ・ジュニア&棚橋弘至&タイガーマスク×

 ロッキーがソベラーノ&テンプラリオとの新ユニットを日本の地で電撃結成した。

 新日本のみならず、アメリカやメキシコマットでも活躍しているロッキー。前日の後楽園大会ではメインイベントで宿敵ボラドール・ジュニアと激闘を展開。惜しくも敗れたが、早くも新たな動きを見せた。

 FANTASTICA MANIA最終戦となった今大会では、Relevos Increibles(信じられない交代)と題された8人タッグマッチに登場。普段組むことのないテクニコ(ベビーフェイス)とルード(ヒール)がそれぞれ組んで対戦したが、ロッキーは棚橋&タイガー&ソベラーノとカルテットを結成し、デスペラード&MUSASHI&ボラドール&テンプラリオと対戦した。

 ロッキーは先発を買って出ると、のっけから前日の続きとばかりにボラドールと火花。連続串刺しラリアットを皮切りに先制すると、棚橋との連係もズバリと決まり、2人でエアギターをかき鳴らした。

 長年抗争関係にあり、前日の後楽園大会セミファイナルで一騎打ちを行ったテンプラリオとソベラーノも互いを強烈に意識。ボラドールまで加わり、戦いは二転三転するが、ソベラーノのトルニージョアタック、テンプラリオのジャーマンがそれぞれ決まり、痛み分けに終わる。

 その後も攻守が次々と入れ替わる乱戦となったが、試合を決めたのはIWGPジュニア王者のデスペラード。タイガーのタイガードライバーで追い込まれると、棚橋がプランチャ、ロッキーがトペスイシーダ、ソベラーノがランニング式ケブラーダで相手チームを分断。すかさずタイガーが仕留めにかかるも、スキを突いたデスペラードがエル・エス・クレロで丸め込み、技ありの3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持ったロッキーは「チョットマッテクダサイ、コンバンハ、コーラクエン」と日本語で話し出すと、英語に切り換え、「昨日、ソベラーノとテンプラリオが素晴らしい試合をした。しかし、もう戦うのはやめるんだ。アレナ・メヒコでソベラーノ、テンプラリオ、そしてこのロッキー・ロメロで新しいチームの結成だ」と提案。「お前たちはそれぞれ強い。だが、俺たちが手を組むことで、史上最強になれる。お前たちはどう思う?」と2人を説得した。

 テンプラリオとソベラーノはそれぞれロッキーと握手して同意。抗争関係にあったソベラーノとテンプラリオも抱擁を交わし、日本で新ユニットが電撃結成された。

 3人は並んでコメントを発表。絶対的な自信を示したロッキーは「新世代最大のライバル、ソベラーノ・ジュニアとテンプラリオが手を組むことでお前たちはさらに強くなり、そしてこの俺、ルチャリブレで最も頭脳派のロッキー・ロメロがバックにつくことによって、この同盟でテッペンを取る。CMLLだけでなく、世界のテッペンを取るんだ」とCMLLでは収まらず、世界規模での活躍を予告した。

 かつてロッキーは新日本マットでRPG 3KとしてSHO&YOHの参謀役を務めた経験もあり、これ以上適任のレスラーはいない。CMLLで始動する見込みだが、3人で新日本マットに上陸してくることがあれば面白い存在となりそうだ。

プロ格 情報局