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2/23【新日本】暴走SHOがIWGPジュニア初戴冠 成田がデスペ襲撃で場外葬

『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌市)(2024年2月23日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○SHOvsエル・デスペラード×

 大暴走を見せたSHOがIWGPジュニア王座初戴冠。リング下に隠れていた成田蓮がデスペラードを襲撃し、そのまま場外リングアウトに持ち込んで、まんまとベルト強奪を果たした。

 当初はスペシャルシングルマッチが予定されていたが、SHOがマスク、さらにはベルトを強奪してデスペラードを挑発三昧。タイトル挑戦を執ように要求した。デスペラードは拒否の姿勢を示していたものの、「負けたらSTRONG STYLE」入りを条件に受諾。SHOは2022年4月の両国大会で当時王者だったデスペラードに挑んで以来、約2年ぶりにIWGPジュニアの牙城に挑んだ。

 SHOを入場前に襲撃したデスペラードはベルトを奪回。これまでの怒りを爆発させるように、そのままSHOを痛めつける。しかし、SHOは場外に逃れると、レフェリーの死角を突いて、ベルト殴打で報復。大ダメージを負ったデスペラードをスネークバイトで絞め上げて、失神寸前に追い詰めた。パワーブリーカーも繰り出すと、早くもショックアローの構えに。

 左ヒザ攻めで窮地を脱したデスペラードは、ヌメロ・ドスに持ち込んで決定的なチャンスを掴む。が、その瞬間、照明が落ちて、場内は暗黒に包まれると、そのスキに拷問軍の金丸義信が乱入。「帰れ」コールの中、デスペラードを場外に連行すると、鉄柵に投げつけて痛めつけた。SHOもトーチャーツールで殴りかかろうとするが、田口隆祐が乱入して救出。金丸をバックステージに連行する。

 ここぞとばかりにデスペラードは鉄柱にヒザからSHOを叩きつけて報復。再びヌメロ・ドスに持ち込んでギブアップを迫る。しかし、しのいだSHOはレフェリーとの交錯を狙うと、金的攻撃で逆転。本部席からベルトを奪い取り、またもそれで殴打を狙った。

 デスペラードは怒りのロコモノ(ナックルパンチ)をカウンターで一閃。トペスイシーダはイス攻撃で迎撃され、なおも脳天にイスを振り下ろされたが、ブチ切れたデスペラードは一歩も引かない。急所を蹴り上げ、顔面をイスで痛打してやり返す。

 大ダメージを負い、どちらもフラフラ。それでもSHOが先にリングに滑り込んだ。デスペラードも必死にエプロンに上がろうとするが、リング下に潜んでいた成田がレフェリーの目を盗んでデスペラードに襲いかかり、スリーパーでリングインを阻止。そのままリング下に引きずり込むと、気づかずレフェリーは場外カウントを20まで数え上げ、まさかの展開でSHOがIWGPジュニア王座初戴冠を果たした。

 なりふり構わぬ手段でSHOがIWGPジュニア王座初戴冠。成田と肩を組んでデスペラードを嘲笑すると、してやったりの表情でリングを去っていった。

 バックステージでもSHOは「おい、デスペ! ざまあみろや、オラ! これが今までのジュニアの雑魚どもと、この俺の格の違いや、このヤロー。余裕よ、こんなもん」と笑いが止まらず。3・6大田区大会ではIWGP世界ヘビー級王者(2・24札幌大会の内藤哲也vsSANADAの勝者)とのシングル王者対決に臨むことになり、「今年のドームのメインでやった二人が俺に挑むために明日戦うんやぞ」と上から目線で高笑いを上げていた。

【SHOの話】「(祝杯用の席に座って、IWGPジュニアのベルトを見せながら)そういうことじゃ、この野郎、オイ。(不気味に笑いながら)アァァァ、オイオイオイ、オイ、デスペ! ざまーみろや、オラ! オイ、オイ、これが今までのジュニアの雑魚どもと、この俺の格の違いや、この野郎、オラ! 余裕よ、こんなもん、オイ! オイ、デスペ! お前がやろうとした予選会はよ、明日、やってやるよ。この俺に挑むためにな。しかも、今年のドームをメインでやった2人が、俺に挑むために明日闘うんやぞ、この野郎、オラオラ!(立ち上がりながら)他のヤツらとはな、格が違うんだ、この野郎、オラ! ハハハハハ! 余裕よ!」

【デスペラードの話】「(床に仰向けに寝転がり、上半身を起こしてから)テメェらは許さん……(立ち上がり引き上げる)」

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