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2/25【全日本】諏訪魔&鈴木が世界タッグ奪取 「バカ時代」幕開け宣言の新王者に包囲網

『エキサイト・シリーズ2024』京都・KBSホール(2024年2月25日)
世界タッグ王座決定戦 ○諏訪魔&鈴木秀樹vs宮原健斗&青柳優馬×

 諏訪魔&鈴木が宮原&青柳との新王者決定戦を制し、世界タッグ王座を戴冠。結成から3ヵ月でタッグの頂点に立った二人は“バカ時代"の到来を宣言した。

 当初この日、ジュン&レイの斉藤ブラザーズがビジネスタッグと世界タッグ防衛戦を行う予定だったが、レイが「右肩関節脱臼」による欠場のため返上。新王者決定戦が行われることになり、挑戦者だった宮原&青柳の出場が決定。2・23岡山大会における進出決定戦で本田竜輝&安齊勇馬を破った諏訪魔&鈴木がコマを進めた。

 だが、諏訪魔が狙い撃ちされて二人は苦戦。宮原&青柳のブラックアウトとトラースキックの同時発射で動きが止まった諏訪魔は青柳にエンドゲームで絞め上げられて劣勢に。ロックスターバスターで追い討ちをかけられた。

 それでもTHE FOOLは決めさせない。鈴木が雪崩式ダブルアームスープレックスで援護射撃すると、諏訪魔はバックドロップで青柳に追い討ち。宮原のブラックアウトを食らっても強烈なラリアットで倍返しだ。さらに鈴木とドロップキックを同時発射すると、最後はバックドロップホールドとダブルアームスープレックスホールドの共演で勝利を決めた。

 諏訪魔&鈴木がビジネスタッグを破って世界タッグ王座を奪取。昨年暮れの最強タッグでのコンビ結成から3ヵ月、タッグの頂点に君臨した。試合後、諏訪魔は「バカの時代が来たぞ、オイッ!」と高らかに宣言した。「バカの時代がきたんだな。秀樹、絶望的じゃねえか。あんたもバカだからね」と投げかけると、鈴木も「ベルト獲ったってことはそういうことですね」と認めた。

 試合後、そのまま残っていた宮原&青柳のほか、本田&安齊、ジュン&KONO、芦野&黒潮が試合後の新王者の前に現れ、包囲網が出来上がった。諏訪魔が「お前ら全員バカにしてやろうか?」と言い放つと、4組は退散したが、この中のいずれかのチームが次期挑戦者となる公算大となった。「今日、世界タッグ獲った俺と秀樹はバカだ、オイッ!」と締めた諏訪魔&鈴木の戴冠によって全日本は“バカの時代"に突入するか。

【試合後の諏訪魔&鈴木】

▼鈴木「鈴木「(プレートが外れかけているベルトを示して)見て、これ。見てください」

▼諏訪魔「うまくはまるよ」

▼鈴木「ごまかすなっつうの。これ自分が壊したの」

▼諏訪魔「補修どんどん、やっと俺らに戻ってきたんだから、ちゃんとしよう。バカが頂点に立ったんだ。こんな日はないよ!」

▼鈴木「ないよ。本来あったらダメ」

▼諏訪魔「こんなに仲悪かったのがさ、ありえないよね。ここまで来るんだぜ。おかしい世の中だ。バカになっちゃったな。でも最後、何か出てくるしさ」

▼鈴木「バカがいっぱい出てきたから。バカばっかりだったから」

▼諏訪魔「何が言いたかったんだかよくわかんないけど」

▼鈴木「バカになったんですよ。みんなバカになった。全員バカだ。マスコミもバカだ。バカしかいない」

▼諏訪魔「一部いるかもしれないし、マスコミさんはね…」

▼鈴木「いや、バカだ全員」

▼諏訪魔「そうなの?」

▼鈴木「みんなバカ、俺たちもバカ、全員バカ」

▼諏訪魔「それはいいかもしれないね。いい意味でのバカかもしれないし」

▼鈴木「よし、締めろ!」

▼諏訪魔「たださ、今リング上でも言ったんだけど、全日本プロレス、ここもいい意味でだけど、バカにしていきたいよね。どんどんみんなフラストレーション持ってるヤツもいるしさ、バカをどんどん増やしていった方がいいんじゃないかな」

▼鈴木「一人、確実にバカがいるでしょ。ジャケット着たヤツ。あれ口開いてたから。絶対バカだ」

▼諏訪魔「どんどんバカだって認められるの嫌かもしれないけどさ、どんどん」

▼鈴木「認識することから始めましょう、バカをね。俺たちも認識してから強くなったから。もともと強かったかもしれないけどね」

▼諏訪魔「全然かみ合わなかった最初は」

▼鈴木「終わり!」

▼諏訪魔「どんどんこのベルトの、バカベルトっていうのを。言っちゃダメかそれは。ちょっと言いすぎちゃったけど、どんどん価値を上げていきたいな。バカのレベルを上げていく。ベルトとは別かもしんないけどね。まぁ、いい意味でやっていこう。ありがとうございます」

▼鈴木「以上だ!」


【試合後の宮原&青柳】

▼青柳「チクショー、バカ力で…」

▼宮原「最後お互いいいのもらっちゃったね」

▼青柳「バカ力め、チクショー」

▼宮原「諏訪魔、最近あいつ元気ねえなと思ってたけど、まだまだやれんじゃねえか、お前。諏訪魔、てめえ新時代に気使ってんのか? てめえにそんな時代はまだ早いんだよ諏訪魔。お前、プロレスラーだろ。今日発揮されたんじゃねえか? てめえの力が。バカ力ってやつが。俺らに勝ったんだ。てめえら責任もてよ。責任もって世界タッグ盛り上げねえと、てめえらすぐ俺らが獲りにいくからな。諏訪魔、おめえに言ってんだ、コラ」

▼青柳「俺らもそんな簡単にあきらめるほどバカじゃねえからな。バカども、バカどもが! 必ず俺たち天才コンビのビジネスタッグが取り戻してやるからな」

▼宮原「(井上に向かって)ダメだ、頭打ってる。連れて帰れ」

▼青柳「俺たちは天才だ。俺たちは天才だからな。お兄ちゃんはこの程度で心折れねえからな。天才だからな! 俺たちは天才だからな!(と井上の肩を借りて去る)」

▼宮原「俺はよ、世界タッグ負けたけどね。まだまだいつだって三冠チャンピオン返り咲き狙ってんだ。なあ、大みそかで負けて引き下がる俺じゃねえぞ。いつでも三冠なり、世界タッグ狙ってるからな」

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