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2/29【DDT】岡田佑介ががん告白、抗がん剤治療を決意 「元気になってリングに戻ってくる」

 岡田佑介が29日、東京・渋谷のAbemaTowersで会見し、がんを告白。抗がん剤治療を受けることを決意し、「元気になってリングに戻ってくる」とがんを克服しての復帰を誓った。

 昨年末、下腹部に違和感を覚えた岡田は、1月初旬に病院で検査を受けた際、下腹部に腫瘍がみつかった。その後、欠場期間に入り、同月20日に手術を受けた。幸い転移は見られなかったが、検査の結果、約2週間前に悪性のがんだったことが判明した。

 この日の会見で岡田はがんを公表。DDT勢には2・23横浜大会で報告し、激励を受けたという。現状は「転移自体はないので今現在、命の危険があるかというと、そうではないんですけど、悪性のがんだったということで身体的にはよろしくない」というもので、岡田は「自分の体は人よりがんになるリスク、再発のリスクが高いということで。その可能性を低くするために、お医者様から抗がん剤治療を勧められました」と話した。

 当初、岡田は「いっぱいお医者さんといろんなお話をして、自分で調べたり、違う知り合いのお医者さんにも相談したんですけど。選択肢として、抗がん剤治療はしないという選択肢もあって。自分自身も抗がん剤は副作用のこともあり、レスラーとして考えたときにやりたくない」と考えていた。「いろいろ調べたんですけど、皆さん出る答えが抗がん剤治療はしたほうがいいという結論になりました」と周囲の勧めもあって「親にも相談、報告して、将来のことを考えたとき、もし抗がん剤治療をやらないという選択をした場合、今後、何年生きるかわからないですけど、再発した際に“あのとき打っておけばよかった"という後悔をするのが、一番辛いんじゃないかと。お医者さんも親もいろんな人からも言っていただいて。だいぶ悩んだんですけど、抗がん剤治療をすることにしました」と熟考の末に決断した。

 幸いにも早期発見だったものの、「あと2ヵ月遅かったら命の危険もっていうくらいの重さだったみたい」という。「そう考えたら自分は生かされた、生かしてもらったっていうのと、レスラーとしてここが踏ん張りどころなのかなと」と現実を受け止めた岡田は「そこでちょっと療養期間。抗がん剤治療に入るので治させていただきます。必ず僕はまた元気になって、リングに戻ってくるので。いつになるかわからないですけど、なるべく早期で復帰したいと思いますので、皆さま応援のほうよろしくお願いします」とリング復帰を誓ったうえでファンに呼びかけた。

 会見にはCyberFight高木三四郎社長も同席。「彼自身もすごく病気に向き合って考えて。そのなかで早期発見できたってことは、逆に言うとよかったと思ってます。抗がん剤治療を行う決断をしたことも、そうしたほうがいいと僕も思います」との見解を示し、「僕らはやっぱり元気に試合する岡田佑介の姿を見たいと思いますし。今はいろいろ大変だと思いますし、これからのこともあると思うんですけど。とにかく自分からは頑張ってほしいし、病気に打ち克ってほしい。僕らはいつまでも待ってるんで、必ず復帰してください」とエールを送った。

 最後に岡田は「必ず復帰するんで、皆さん応援のほう改めてよろしくお願いいたします」と頭を下げ、フォトセッションの際には笑顔も見せた。リングに戻ってくるためにも岡田は病という強敵と戦う。

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