プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/3【ZERO1】吉岡が元弟子・馬場に完勝でジュニア2冠奪取 「このリングに宿る魂叩き起こす」

『破壊・創造・誕生〜プロレスリングZERO1・23周年記念大会〜』後楽園ホール(2024年3月3日)
インターナショナル&世界ジュニア2冠選手権試合 ○吉岡世起vs馬場拓海×

 吉岡がZERO1の23周年記念大会のメインで元弟子・馬場に完勝し、ジュニア2冠王座を奪取した。

 2001年3月2日、橋本真也、大谷晋二郎、高岩竜一が中心となり、プロレスリングZERO-ONEは両国国技館で旗揚げした。その後、団体としての形は何度も変わったが、その系譜を継ぐプロレスリングZERO1が23周年大会を後楽園ホールで開催した。

 昨年7月にジュニア2冠王者となった馬場は、今年2月に旗揚げメンバーの高岩を破り、2度目の防衛を果たした。そんな馬場の前に立ち塞がったのは、元NOAHの吉岡だ。1・1後楽園大会からZERO1に参戦した吉岡はプロレス総合学院出身の馬場にとって師匠的存在だった。

 馬場がアームホイップを連発し、低空ドロップキックで顔面を射抜いたが、スピードを駆使したロープワークに出た吉岡はジャンピングフロントハイキックを見舞って応戦する。さらに鋭い蹴り技を連発し、馬場を圧倒した。

 吉岡は馬場のトペ狙いも蹴りで迎撃。それでも馬場は粘りを見せ、決死のトペコンヒーロを敢行すると、お返しとばかりに蹴り技を返すが、吉岡は下がらない。会場を仕切る鉄板や客席に馬場を投げつけると、顔面を容赦なく蹴り飛ばした。馬場は場外に転落する。

 馬場は必死にリングに戻ると、吉岡と真っ向から蹴撃戦を繰り広げる。サッカーボールキック合戦、ミドルキック合戦で火花。打撃戦がスピードアップすると、馬場は連打で押し切りにかかるが、吉岡はカウンターのジャンピングハイキックで叩きのめす。背中を踏みつけると、トラースキックもクリーンヒットした。

 しかし、馬場は王者の意地を発揮。トラースキック、ジャーマン、ハイキック、ジャーマン、バズソーキック…と怒とうのラッシュを浴びせる。go 2 sleep、ダイビングフットスタンプとたたみかけると、BBボムの構えに。振り払った吉岡はシザースキック、クロックストライクス、バズソーキックとスピーディに蹴り技を連発。スワントーンボムを落とすと、止まらずにトラースキック、バズソーキックで蹴りまくって一気に3カウントを奪った。

 吉岡が馬場を押し切ってジュニア2冠奪取。ZERO1ジュニアの頂点に立った。試合後、マイクを持った吉岡は「おい、馬場よ。かつての先生から1つだけアドバイスしてやる。俺の前に立つ時はそのだらしない体どうにかしてこい」と助言。そのうえで「でもよ、奥底に熱いものは感じたよ」と元弟子を評価した。

 さらに、「俺の知っている、このリングは選手も見に来ているお客様方も誰よりも、どこよりも熱い団体だぞ。その魂がこのリングに宿っているなら、俺が叩き起こしてやるよ。まずはこのベルト、どの選手でもいい。どの国のヤツらだっていい。どの団体だっていい。神龍の願いが叶わなくてもいい。誰の挑戦だって受けてやる」と全方位に戦線布告。馬場には「だから、お前は体を絞ってくれ。俺をもっと楽しませてくれよ」とゲキを飛ばした。馬場は「先生からの貴重な貴重なアドバイス、真摯に受け止めたうえで考えさせていただきます。でも、次はあなたのスピードにも追いつけるようになるんで」と吉岡の言葉を受け止めた。

 吉岡は「このまま俺が『3、2、1、ゼロワン』で締めてもいいけど、俺が締めるのは違うでしょ。北村、お前は休んでて今日帰ってきたんでしょ。お前が締めろよ」と北村彰基を指名し、リングをあとに。北村は「馬場も今課題をいただいた。俺も目標ができた。必ず俺は星野よりも先に高橋ヒロムの前に立ってみせます」と誓うと、「これまで23年間、何度も何度も何度もやられてから立ち上がってきた。今ZERO1はとつもなく美味しい時期だ。脂が乗っている時期だ。どんなつらい状況だろうが、俺たちZERO1はプラス思考でポジティブに。そうしないと大谷晋二郎の前に立てないだろ」と意気込む。そして、「いくぞ! 負けてたまるか! 3、2、1、ゼロワーン!」と観客とともに叫んで、23周年記念大会を締めくくった。

 ZERO1ジュニアで新風景を生み出した吉岡は、「ZERO1はやっぱり熱い選手ばっかりだったんで。その魂を受け継いでいるけど、まだ心の奥底にしまっている選手が多いんじゃないですか。だったら俺が叩き起こしてやりますよ」とバックステージでも宣言。「このベルトの価値を今までよりももっと高い位置に持っていく」と予告した。


【吉岡の話】「リング上でも言った通り、若いのにあんな体してちゃダメですよ。もっと体作って。でも、心の奥底に熱いものは感じたんで。常日頃からそれを出していけば、もっといい選手になれるんじゃないかなって思いますね。ZERO1はやっぱり熱い選手ばっかりだったんで。その魂を受け継いでいるけど、まだ心の奥底にしまっている選手が多いんじゃないですか。だったら俺が叩き起こしてやりますよ。叩き起こして、俺をもっと楽しませてくれよ。手始めにこのベルト。どの国の選手でも、どの団体の選手でも挑戦受けて、このベルトの価値を今までよりも、もっと高い位置に持っていくんで。そこのところよろしく。まだまだ足りない。すなわちNot enough」

【馬場の話】「やっぱり先生にはかなわないですね。今までだったらたぶん僕の蹴り合いとか、蹴りたいですって言っても相手してくれなかったと思うんですけど、少しは認めてもらえて、僕の蹴り合いに真っ向から付き合ってくれて、そして蹴りでぶっ倒して、打ちのめしてくれてありがとうございます。でもベルトはあきらめたわけじゃないんで、今日受けた蹴りの重さ、鋭さ、足の速さ全てを目と体に焼きつけたので、次は、次こそは僕が挑戦者として吉岡世起を蹴り倒したいと思います。まだまだ僕の足は止まらないですよ。何度でも立ち上がるのがZERO1ですよ。僕のプライド壊されたから、また新しく創造すればいい。それが馬場拓海のプロレスだ。ZERO1のプロレスだ。まだまだこれからだよ。見とけ!」

プロ格 情報局