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3/4【全日本】HAYATO初戴冠へ自信「今、俺は全部持ってる」 メイン決定で田村「全日本でしか見れないジュニア」見せる 世界ジュニア会見

 3・9後楽園大会の世界ジュニアヘビー級選手権試合へ向けた会見が4日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・田村男児が「全日本でしか見れないジュニア戦」を見せる構えを見せれば、挑戦者・ライジングHAYATOは「今、俺は全部持ってる」と初戴冠へ向けて自信をみせた。

 田村が2・20後楽園大会で阿部史典を退け、世界ジュニア王座3度目の防衛に成功。試合後、HAYATOが挑戦を表明し、3・9後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。ここまで前哨戦で田村が試合後KOすれば、HAYATOは新技オーバードーズで直接勝利。本番へ向けてしのぎを削ってきた。

 HAYATOは昨年のGLEAT8・23後楽園大会で第66代王者エル・リンダマンに敗れて以来、約6ヵ月ぶりの世界ジュニア挑戦。「ずっとふられっぱなしだけど、俺はこのベルトが欲しい」とジュニアの至宝への思いは高まるばかりだ。

 他に類を見ない独特の個性で着実に存在感を増してきて、「ベルトがなくても、ここまで来れたっていう自信」はあるものの、やはり勲章を手にしてこそ。「レスラーとしてデビューして、もっと言うと人として生まれてきて、こういう目に見えてわかるものを手に入れることによって、一番は俺を応援してくれてるファンのみんなが喜ぶんじゃないかな」と期待に応えるつもりで、「田村男児だから獲りたい」との思いも強い。もちろん、その自信もあり、「今、俺は全部持ってる。これについては賛否両論があると思うけど、否定したいみんな、試合が終わるまで黙って見とけ。って感じだね。それでも黙らない人はくたばっちまえ。って思うぐらい今の俺は全部持ってる」と豪語してみせた。

 田村はジュニアリーグ戦のリベンジロードを終え、新世代対決による防衛戦を迎えた。前哨戦を通じて「僕の魂というか気持ちに響いたものがあった」といい、「3月9日が楽しみ。魂と信念をぶつけ合いたい」と火がついている。

 しかも当日は世界タッグ戦を差し置いてメインイベントに組まれた。全日ジュニアの存在をアピールする絶好の舞台で、田村は「決めてくれた会社にメインにふさわしいものを見せないといけないし。大前提はお客さんが楽しんでくれることなんですけど、そういうものを3月9日、世界ジュニア戦で見せられたら」と王者の責任感をむき出し。「今回、HAYATOと、新時代といわれる若手で、しかも後楽園ホールのメインイベントでやるってことなので、変わらずにやってきたもの、そして新しいものをお客さんに見せたい」と現在進行形の全日ジュニアを見せつけるつもりで、「NOAHだったり新日本だったり、いろんなジュニアがあるんだけど、全日本でしか見れないジュニア戦がある」と他団体への対抗意識とともに言い切った。

【会見の模様】

▼HAYATO「今から3つのことについて話させてもらうよ。一つはチャンピオン田村男児のこと、二つ目は俺のこと、3つ目はベルトのこと。チャンピオン田村男児はもうみんな強いのは知ってるし、俺も前哨戦で勝った時にバックステージで葛藤がないだの言ったけど、もうこれ以上、言葉は語り尽くしたと思うんだよね。あんまりこの会見で田村男児を否定しても、メインイベントになった世界ジュニアの純度を狂わせるだけだから。田村男児を否定するのはリング上だけだよ。あと二つ目、俺について。今、俺は全部持ってる。これについては賛否両論があると思うけど、否定したいみんな、試合が終わるまで黙って見とけ。って感じだね。それでも黙らない人はくたばっちまえ。って思うぐらい今の俺は全部持ってる。最後にベルトについて。世界ジュニアに挑戦するのは3回目か。前回、亮生が持ってる世界ジュニアにメインイベントで挑戦した時もふられて、その前のSUGI選手ともふられて、ずっとふられっぱなしだけど、俺はこのベルトが欲しい。たぶん俺を応援してるファンの人たちも俺のところに来てほしいと思ってる。だから早くここに巻きたいと言っておくよ。レッツ・パンク」

▼田村「3月9日、世界ジュニア戦。防衛戦の相手がライジングHAYATO。このHAYATO。今こういう感じになってるけど、変わらずに自分を貫いてきてる相手だと思うんで、それはもう魂と信念をぶつけ合いたい。その魂は前哨戦2回あった中で、岡山の時は『そんなんじゃ勝てねえぞ』ってHAYATOにゲキというか、そういうマイクを飛ばしたんだけど、京都では僕の魂というか気持ちに響いたものがあって。3月9日が楽しみですね。こうやって世界ジュニアがメインになって、ヤフーニュースでも取り上げてくれて、とてもありがたいし、そうやって決めてくれた会社にメインにふさわしいものを見せないといけないし。大前提はお客さんが楽しんでくれることなんですけど、そういうものを3月9日、世界ジュニア戦で見せられたらいいなと思ってます」

――後楽園のメインになり、全日本ジュニアをよりアピールするチャンスになるが?

▼HAYATO「そうだね。まあ、この業界内じゃなくてもプロレスというジャンルを日本、もっと言うと世界にアピールするために、前回、亮生とはメインイベントだったけど、今回は世界タッグを退けてのメインイベントだから。全日本ジュニアのさらなるステップアップができてるって実感してるよ」

▼田村「全日ジュニアって渕さんから代々、歴史があって、それこそ青木さんだったり、鼓太郎さんだったり、金丸さんだったり。光留さん、復帰した岩本さんがいて、いろんな方が紡いできた歴史があると思うんで。そこは変わらずにやるんですけど、ただ今回、HAYATOと、新時代といわれる若手で、しかも後楽園ホールのメインイベントでやるってことなので、変わらずにやってきたもの、そして新しいものをお客さんに見せたいなと思っております。こういうのがあるんだよって。いろんなジュニア、NOAHだったり新日本だったり、いろんなところがあるんだけど、全日本でしか見れないジュニア戦があると思うんで。そこを絶対楽しんでください。って感じで僕らもやっていきます」

――亮生選手、田村選手に先を越されてきたが、世界ジュニアのベルトへの思いは今どんなものがある?

▼HAYATO「そうだね。俺の中でベルトがなくても、ここまで来れたっていう自信と、でも、それでもレスラーとしてデビューして、もっと言うと人として生まれてきて、こういう目に見えてわかるものを手に入れることによって、一番は俺を応援してくれてるファンのみんなが喜ぶんじゃないかなと思ったのと、この田村男児だから獲りたい。その気持ちだね」

――プロレス界全体を見渡しても個性が強く、ビジュアル系と記事に入れてしまうが、どう形容されるのがふさわしいと思う?

▼HAYATO「そうだね。大前提、好きなように呼んでくれていいんだけど、なんて言われたらうれしいかというとビジュアル系パンクかな。ビジュアル系には何の思想もないけど、俺には思想があるから、やっぱりパンクだね」

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