プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/6【新日本】NJC開幕戦でAEWペリーが電撃拷問軍入り 海野屈辱の1回戦負け

『旗揚げ記念日』東京・大田区総合体育館(2024年3月6日)
「NEW JAPAN CUP 2024」1回戦 ◯ジャック・ペリーvs海野翔太×

 新日本春の風物詩『NEW JAPAN CUP 2024』(NJC)が開幕し、AEWの新鋭ペリーが電撃HOUSE OF TORTURE(拷問の館)入り。海野は屈辱の1回戦負けを喫した。

 世界的人気ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』ディラン役の俳優ルーク・ペリーを父に持つペリーは、米AEW所属の26歳。団体ホープの実力者だが、1月の新日本米サンノゼ大会に観客席から乱入し、海野を襲っていた。

 その“遺恨マッチ"がNJC1回戦を舞台に実現。ゴングを待たずに殴り合う荒れた立ち上がりとなったが、実力者っぷりを示したペリーがいきなり得意の変型STFや場外DDTで海野を押しまくった。

 海野が反撃しても、裏投げやスイングDDTをことごとく切り返して逆にドラゴンスープレックス。それでも海野は強烈なロープ飛び越え式DDTで逆転して底力を発揮すると、フロム・コーナー・トゥ・コーナーやリバース垂直落下式ブレーンバスターで猛反撃に出る。

 譲らないペリーも激しい打撃戦をトラースキックからのリバースフランケンで制しにかかったものの、海野もすぐさまブレイズブレードを発射。両者大の字となって“新ライバル対決"らしい空気感が充満するなか、攻め手を続けた海野がイグニッションをヒットさせ、読み合いも空中キャッチ式のデスライダーで突き刺してフィニッシュ態勢に入った。

 その時だった。なぜか金丸義信が乱入してレフェリーを引き付けると、その背後から成田蓮が乱入。プッシュアップバーで天敵・海野を殴りつけるやフェイスバスターを発射だ。場内が騒然とするなか、すかさずペリーがランニングニーをぶっ放して、海野から3カウントを奪い去った。

 場内が戸惑いであふれるなか、姿を現したのは喜色満面のEVIL。拍手でペリーの勝利を祝福しつつ、HOUSE OF TORTUREのTシャツを手渡す。ペリーもすぐさま袖を通して、電撃拷問軍入りを果たした。

 昨年はベスト8まで駒を進めた海野は屈辱の一回戦敗退。新日本参戦と同時に拷問軍入りを果たしたペリーは、続く3・11松山大会での2回戦で矢野通と対決する。

【試合後のペリー】

▼ペリー「なんて素晴らしい気分だ。何故かって? 今日は6ヶ月ぶりのプロレスの試合だったんだ。これは参考までだが、人生最悪の状態の時、俺は1ヶ月の休みを取った。では何故、6ヶ月もの間プロレスから遠ざかっていたかって? 俺のせいじゃない。俺ではなく、他のヤツらが俺のことを恐れているからだ。みんな、俺と難しい話をするのを避ける。みんな、俺がカムバックをはたすことを恐れていたんだ。手放すことさえ、恐れていたんだ。俺は懇願したのに! でも、なぜか分かったよ。誰かを十字架にかけることで、何事もなかったかのように日常を過ごすヤツらがいるってことを。それも、もう終わりだ。この世界に、この俺の肩を持つ限られたヤツらがまだ数人いる。今夜、またその数名に加わるヤツらを見つけたようだ(HOUSE OF TORTUREのTシャツを広げて)」

※ここで、歓迎の拍手をしながらHOUSE OF TORTUREのメンバーが現れる

▼EVIL「いいかオイ! この男がよ、HOUSE OF TORTUREのNEWメンバーだ。わかったか、よく覚えておけ」


【海野の話】「あーっ、クソッ! クソーッ! どこへ行こうと、進もうと、俺の道を阻む気か? これがお前らが言っていた地獄か? ふざけんじゃねえ。ジャック・ペリー……たまたまHOUSE OF TORTUREのおかげで勝てたようなもんだろコノヤロー。絶対にやり返してやる! コノヤロー、ふざけんじゃねえ…。絶対にやり返す。それだけだよ」

プロ格 情報局