プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/7【新日本】ロアが新兵器でNJC1回戦突破 KOPW王者・オーカーンを徹底批判

『NEW JAPAN CUP 2024』東京・後楽園ホール(2024年3月7日)
1回戦 ○タンガ・ロアvsグレート-O-カーン×

 ロアが雪辱を狙うKOPW王者・オーカーンを新兵器のザ・サクリファイスで撃破。NEW JAPAN CUP2回戦進出を決めると、「俺はいまだになぜグレート-O-カーンがKOPW王座を持っているのかわからない」と批判した。

 タッグパートナーのタマ・トンガが新日本マットを離れ、シングルプレイヤーとしての飛躍が求められているロア。NEW JAPAN CUP1回戦ではKOPW王者のオーカーンと対戦した。両者は昨年のG1公式戦で対戦し、ロアがエイプシットで激勝。雪辱を狙うオーカーンは前日(6日)の大田区大会で行われた前哨戦で、ロアの左ヒザに集中攻撃。「二度と歩けないようにしてやる」と予告しており、ロアにとっては圧倒的不利な状況だった。

 ロアはのっけから勝ち気に肉弾戦を仕掛けるが、冷静にいなしたオーカーンはグラウンド戦に引きずり込み、有利なポジションをキープ。関節技に絡め取っていく。ロアはパワーを活かして力ずくで流れを変えようとしたものの、前日に攻められた足を攻撃されると急ブレーキ。場外戦になると、オーカーンはパイプイスや鉄柵の扉部分を使って暴行していく。

 ロアは地獄突きと逆水平を交互に乱れ打ち、豪快なミサイルキックを放って形勢逆転に成功するも、昨年のG1で勝利をもぎ取ったエイプシットは不発。逆にオーカーンに体を完璧にコントロールされ、払い腰や飛行機投げ、巴投げに一本背負いと面白いように連続して投げられてしまう。反撃に出てもダイビングヘッドは痛恨の自爆。直後にオーカーンの肩固めに長時間捕まって、大ピンチを迎えた。

 ロアはロープに足を伸ばしてなんとかエスケープ。オーカーンはFGO(アイアンクロー式スープレックス)からロープに飛ぶも、ロアはカウンターのラリアットで起死回生を果たす。今度こそエイプシットがさく裂。ギリギリでキックアウトしたオーカーンはTTDから大空スバル式羊殺しに移行。そこから必殺のエリミネーターを狙ったものの、スキを突いて防いだロアはスピアーをズバリ。そして秘密兵器のザ・サクリファイス(カミゴェと同型)をねじ込んで、逆転の3カウントを手にした。

 エイプシットで仕留めきれなかったロアが、秘策でKOPW王者・オーカーンを撃破。NEW JAPAN CUP2回戦に駒を進めた。

 「GODのメンバーが一人少なくなった今、勝てていい気分だ。さらに強くなる。それだけだ。特に無冠の俺はその必要がある」と勝利を噛みしめたロアは、KOPW王座に言及。「王座といえば、俺はいまだになぜグレート-O-カーンがKOPW王座を持っているのかがわからない。あいつに王者らしさは一切感じない」とオーカーンを糾弾した。3・12宇和島大会で行われる2回戦では、メインでTJPを破ったBC WAR DOGSのボス、デビッド・フィンレーと対戦する。

 一方、敗れたオーカーンは「GODでおもしろそうなのは、ヒクレオだけだと思っていたよ……。テメーも必ず処刑してやる!」と宣言。昨年のG1に続いて連敗を喫しただけに、KOPW王座を懸けての再戦が浮上する可能性もありそうだ。

プロ格 情報局