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3/8【新日本】上村の腕攻めに苦戦も鷹木が地元でNJC1回戦突破 20周年興行の秋開催を独断で宣言

『NEW JAPAN CUP 2024』アイメッセ山梨(甲府市)(2024年3月8日)
1回戦 ○鷹木信悟vs上村優也×

 鷹木が2年連続となった地元・山梨での1回戦で腕攻めに苦しめられながらも意地の上村撃破。秋に予定されている今年2度目の山梨大会を自身のデビュー20周年記念興行として開催することを勝手に宣言し、IWGP世界ヘビー級王者としての凱旋を予告した。

 2・24札幌大会における敗者髪切りマッチで同期・辻陽太に敗れた上村は出直しの赤坊主でNJCに臨んだ。初戦の相手は鷹木。3・7後楽園大会での前哨戦の試合後、「潰してやる!」と通告した。鷹木も望むところ。「坊主になって、へこんでるのかと思ったら、いい表情してたな。どうやらひと皮むけたみてえだ。そう来なくっちゃ面白くねえよ」と歓迎し、「俺たちがあっさり超えられる壁だったら意味がねえんだよ。俺らにも意地とプライドと底力ってもんがあるんだ」と高い壁となって立ちはだかる構えをみせていた。

 舞台は鷹木の地元・山梨。昨年は所も同じ甲府大会でHENAREに敗れ、1回戦敗退の屈辱を味わった。「何が何でも大勝利して、俺が大演説をしてやる」と予告していた鷹木だが、上村に苦戦を強いられた。

 腰攻め、腕攻めで主導権を握った鷹木だったが、ダイビングボディアタックで反撃を許し、一本背負い、アームロックなど上村の腕攻めに苦もんの連続。カンヌキスープレックスを阻止してフロントスープレックスでぶん投げ、MADE IN JAPANで突き刺したが、上村は延髄斬りで応戦。フランケンシュタイナーからの腕ひしぎ逆十字固めで絡みついた。

 あわやの場面だったが、耐えた鷹木はヘッドバット、オーバーヘッドキックを食らっても、後頭部へのスライディングエルボーで徹底抗戦。上村が仕掛けたフランケンをパワーボムで撃墜し、パンピングボンバーで吹き飛ばすと、最後は雄たけびもろともラスト・オブ・ザ・ドラゴンを爆発させて3カウントを奪った。

 鷹木が地元・山梨で上村を粉砕し、1回戦を突破。1年前の無念を晴らした。続く2回戦は3・13岡山大会。カラム・ニューマンを破ったゲイブ・キッドと対決する。鷹木は「やるんなら、とことん潰し合いやろうぜ。どっちかが潰れるまでだ」と通告した。

 地元凱旋を勝利で飾った鷹木は試合後のリング上でデビュー20周年大会の開催をぶち上げた。「聞くところによると山梨大会は年内もう一回あるらしい。詳しいことは聞いてないけど、夏の終わりとか、秋のはじめとか。要は9月ぐらいかな」と明かした鷹木は「秋といえば、ちょうど20年前の秋にプロレスラーとしてデビューしたんだよ。それだったら、その秋の山梨大会、俺の独断で決めさせてもらうが、鷹木信悟デビュー20周年記念大会でいいんじゃねえか?」とアピール。棚橋社長に向けて「俺の20周年、やるのか、やらないのか、“イエス"か“はい"で答えろ」と迫った。

 その20周年大会を見据えて鷹木は「手土産を持ってこないといけないよな。このNEW JAPAN CUP制覇したらIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するんだ。この俺がやってやるよ。再び俺がIWGP世界ヘビーを持って山梨に凱旋してやる」と宣言。2021年12月以来となるIWGP世界ヘビー級王者としての凱旋を描いた。そのためにも鷹木は4・6両国大会でのIWGP王座挑戦権がかかったNJCに優勝あるのみ。「最高のシチュエーションは陽太と(決勝戦を)やって内藤の前に立ちはだかってやる」とL・I・J対決を制してのNJC優勝とIWGP世界ヘビー返り咲きの青写真を描いた。

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